日常に生きづらさを感じている人が、どうにか働き、食べていくためのノウハウ

「生きるのが辛い」。程度の差はあれ、誰もが今までに一度はそう感じたことがあるのでは……? そんな“生きづらさ”を抱えている人たちの間で、『発達障害サバイバルガイド』が話題だそう。発達障害と名はついているものの、実際は生き方や考え方のヒントが詰まった自己啓発書。自分らしく生きるためにおすすめの一冊です!
今の自分のままで、人生をうまくやっていく本
『発達障害サバイバルガイド』は、2020年7月30日に株式会社ダイヤモンド社から刊行された本です。刊行からだいぶ経過していますが、なぜまだ注目されているのかというと……本書が「メンタル本大賞2022 特別賞(ハイポテンシャル賞)」(メンタル本大賞実行委員会主催)を受賞したから!
『発達障害サバイバルガイド』は発売当初からベストセラーでした。しかしメンタル本大賞を決めるにあたり実行委員会が数々の本を吟味したところ、本書はその内容から“発達障害の方はもちろん、そうではない方にもおすすめできる一冊”として選出されたそうです。
出版社によると、『発達障害サバイバルガイド』の裏テーマは「生きる」。
「成功する」「仕事ができるようになる」といった大きなゴールやノウハウを掲げるのではなく、メンタルが弱っている方のためにそっと背中を押してくれる……そんな内容になっているのだとか。
それはいわば、「どうにか働き、食っていくためのノウハウ」。実際に『発達障害サバイバルガイド』を読んだ方からは、「泣きながら読んだ」「我が家のバイブルです」「即効性がある」など多数の支持を得ているそうです。
今の自分のままで、人生をうまくやっていく。読み終えた後には、いつもの日常が少し色づいて見えるかもしれません。
社会不適応だった過去がスッと腑に落ちたわけ
『発達障害サバイバルガイド』を執筆したのは、借金玉(しゃっきんだま)さん。
借金玉さんは幼いころから社会にうまく馴染めず、小学校や中学校は不登校の時期も多かったそう。その後大手金融機関に勤めたり起業したりしますが、すべてうまくいかず、手元に残ったのは2000万円の借金のみ……。この時期は毎日死ぬことばかりを考えていたといいます。
しかし1年かけて“ドン底”から脱出! 当時の経験を糧にして、今は発達障害の方向けの本を執筆したり不動産の営業マンとして働いたりしているそうです。
借金玉さんが自身を発達障害だと知ったのは、大学時代。病名がつけられた瞬間、社会不適応だった過去がスッと腑に落ちたといいます。
そして次第に、「発達障害はなかなか治せない。だから、今の自分のままでいかに人生をうまくやっていくか」を考えるようになったそう。
『発達障害サバイバルガイド』には、借金玉さんが「実体験で手に入れた工夫の数々」が詰め込まれています。発達障害を抱えている方も、そうではない方も、きっと本書が人生のバイブルになるでしょう。

『発達障害サバイバルガイド』は、発達障害の有無にかかわらず、“生きづらさ”を抱えているすべての方におすすめの一冊です。
本書に記されているのは、どうにか働き、食っていくためのノウハウ。メンタルを変えるだけで、きっと見える世界も変わってきます。「世界一意識の低い自己啓発書」として、『発達障害サバイバルガイド』を活用してはいかがでしょうか。
<参考資料>
・株式会社ダイヤモンド社 『発達障害サバイバルガイド』(借金玉:著)が「メンタル本大賞2022 特別賞(ハイポテンシャル賞)」受賞!(PR TIMES)

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