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2023.12.17

性的なメッセージ被害、約7割が「経験あり」。ネット性被害の最年少は7歳、最多は14歳

一人一台スマホを持つのが当たり前になってきた現代。お子さんが、親の知らないところで、知らない相手とやり取りすることもあるかもしれません。そこで注意したいのが、ネット性被害。一生消えない傷を負わないために、ネット性被害の実態について知っておきましょう。

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性的なメッセージは7歳の子にも送信される

ベジベジ株式会社がネット性被害についてのアンケート調査を行い、「ネットで個人あてに性的なメッセージが送られてきた経験」について質問すると、約7割が「ある」と答えました。

出典:PR TIMES

年齢が幼いと、「性的なメッセージ」にも気づかず、純粋な気持ちでやり取りを楽しむこともあるのではないでしょうか。

性的なメッセージは、7歳の子どもにも送り付けられています。おもしろさや好奇心で返信する事例は少なくないかもしれませんね。

出典:PR TIMES

「ネットで知らない人と性的なやり取りを継続したことがある」約4割

また、「ネットで知らない人と性的なやり取りが継続したことがあるか?」と質問すると約4割が「ある」と回答しています。

出典:PR TIMES

性的なメッセージが送られてきても無視すれば問題はないでしょう。しかし多くのお子さんはそのまま返信してしまうようですね。

性的なやり取りをした最初の年齢は、およそ2割が小学生、3割が中学生。やはり年齢が幼いほど分別がつきにくいのでしょう。知らない人が性的なメッセージを送ってくる場合があること、性的なメッセージの例、性的なメッセージを受信したときにどうすれば良いのかなど、ネット性被害を防ぐための教育が望まれます。

性的な写真や動画を自ら送った事例も……

アンケートに寄せられた以下のような声からも、加害者の悪質性がわかります。“無知”ほど怖いものはないですね。また加害者への好意から、性的な写真や動画を自ら送った事例も見受けられます。

知らない人から性器の画像が送られてくることがよくあった。また、性的な言葉「エッチに興味ある?」などが送られることも頻発していた。

相手は性的なことをしたり、させることに必死だったようで顔写真について可愛い、絶対に似合うので◯◯というキャラクターのコスプレをしてほしい等と執拗に褒めてきたりしていて違和感がとても強かったです。性的なことが目当てだとは思わなかったので携帯電話番号を教えてしまい、最終的には相手が自分の性器の写真を送ってきたので驚いて連絡を取るのを止めました。

小学生の頃は恋愛経験もなく、20代の男性から好意を寄せられた事を「大人になった気分」とポジティブに捉えてしまっていました。性的なことをするのも、同世代より大人なことをしているという感覚でしかなく、どんなリスクがあるのかを知らないまま裸の写真を顔も本名も何も知らない人に送ってしまいました。大人になる過程で大人が子どもに性的な要求をすることがおかしいと初めて気付き、恥ずかしく情けない気持ちになり、誰にも打ち明けられないままでいます。

写真や動画は、送信したら最後、もしかしたら全世界にバラまかれるかもしれません。親やクラスメイトにも知られるかもしれません。しかしそのリスクを知らない少年少女は、純粋な気持ちで相手に送ることが多いようです。

「写真交換する感覚だった」「写真くらいよいだろうと思った」という気軽な理由が半数以上。これもネットのリスクへの“無知”が背景にあるのでしょう。

また相手に恋愛感情や好意などを抱いていた場合、相手が喜んでくれるなら……と送信することも多いようです。これは「グルーミング」といわれる手口で、加害者がやさしくしたり特別扱いをしたりすることで、被害者が次第に好感を持つよう仕向けるのです。

少年少女の純粋な気持ちを利用した、悪質な手口。ネットで知らない人とどのように関わるべきか、また少しでも「あれ?」と感じることがあったらどのように対応すべきか、家庭や学校での早期教育が望まれます。

性的なメッセージ被害について、約7割のお子さんが「経験あり」と回答しています。最年少で7歳の子どもにも送信されているなんて恐ろしいですね。

性教育はタブー視されがちですが、反対に考えると、きちんと教育すればお子さんを守れる可能性が上がるということ。スマホやタブレットを使わせる前に、ネットのリスクについて話し合えると良いですね。

<参考資料>
PR TIMES(ベジベジ株式会社)

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