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2023.09.27

節約したい人が「冷暖房でやってはいけない」こと! 多くの人がやっている3つの“勘違い”節電

電気代が高騰している昨今。この夏の電気代の請求や、これからやってくる冬の光熱費が心配という方もいるでしょう。節電に取り組んでいる方もいるかもしれませんが、多くの方がやりがちな節電の中には、逆効果になるものも……。今回は、テレビでおなじみの“節約のスペシャリスト”和田由貴さんの著書『即実践! 即効果! 節約のプロがおしえる家計防衛術100』の中から、冷暖房の節約メソッドを3つご紹介します。

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冷房も暖房も、1℃変えるだけで10%以上も電気代ダウン!

冷暖房でエアコンを使う際、夏の冷房時には温度設定を1℃高くすると約13%、冬の暖房時には温度設定を1℃低くすると約10%も消費電力の削減になります。たとえば、夏に30℃ の部屋を26℃にしたい場合、4℃下げればいいですよね。

一方、冬に10℃以下の部屋を20℃にするには10℃以上も温度を上げることになりますので、暖房のほうがパワーが必要で、電気代もかかります。室温と設定温度との差が大きくなりがちな暖房でとくに気をつけたいのは、温度差が大きくなりすぎないようにすること。「設定温度は控えめに」を心がけるようにしましょう。

また、夏の冷房時の室温は28℃、冬の暖房時の室温は20℃が目安といわれていますが、これはエアコンの「設定温度」ではありません! あくまで室温の目安ですので、温湿度計を確認しながら適切にエアコンを使用してください。温湿度計なら室内の温度も湿度もわかるので、エアコンの温度設定も調整しやすいと思います。

さらに節電のためにも、エアコンの風量は運転開始から「自動」に固定しておくと、最小限の電力で快適な温度を保つことができますよ。

「ドライ運転で節電」は勘違い! 冷房よりも電気代がかかることも!

エアコンの「除湿」や「ドライ」での運転は、通常の「冷房」運転よりも除湿もできる上に、節電にもなりそうですよね。でも、実は違うんです!

エアコンの冷房は、空気を冷やして結露を作り、その水をドレンホースから外に排出する仕組みで室温も温度も下げます。短時間で部屋を冷やしたいときや、蒸し暑くて温度も湿度も大きく下げたいときにおすすめです。

一方、多くのエアコンに搭載されている除湿機能は、「弱冷房除湿」と呼ばれ、その名の通り弱い冷房のようなもの。電気代は安くなりますが、室温はあまり下がらず除湿量も少なめです。軽く除湿したいときや、休日などの長時間使用で省エネもしたいときにおすすめです。

また一部の機種には「再熱除湿」と呼ばれる温度を下げずに湿度を下げる除湿機能が搭載されています。温度を下げずに湿度だけを下げるので、梅雨の寒い時期、就寝時や就寝前の運転におすすめです。

ただ、こちらは冷房運転より電気代が高くなります。節電を考えるなら、「除湿」や「ドライ」より、「冷房」運転で設定温度を控えめにするのが一番です!

扇風機は夏、サーキュレーターは冬にエアコンと併用すると節約に!

冷暖房でエアコンを使う際には、扇風機やサーキュレーターの併用がおすすめです。夏は風が体にあたると涼しく感じますし、逆に冬は暖まった空気を循環させることができます。結果として、エアコンの設定温度を控えめにできますので、節電には非常に効果的です。

「2つの家電製品を同時に使って節電になるの!?」と驚かれる方もいますが、扇風機やサーキュレーターの電気代は、1時間の使用でもわずか1円以下です。気にするような消費電力ではないので、ぜひ併用するといいでしょう。

夏の冷房時なら、エアコンと扇風機の併用がおすすめ! 扇風機の風にあたると体感温度が2℃くらい下がるといわれています。28℃設定で扇風機を使った場合、26℃くらいの体感温度になるので、エアコンだけよりも涼しくて節電に。

また、冬の暖房時なら、エアコンやファンヒーターとサーキュレーターの併用がおすすめです。部屋の窓側から天井方面に向けて風を送ることで、部屋全体が温まるので暖房効率が良くなり、暖房費の節約につながります。

『即実践! 即効果! 節約のプロがおしえる家計防衛術100』では、節約の基本、水道・光熱費、食費、固定費、子どもにかかるお金について、今日からできる100の節約メソッドが紹介されています。生活費を下げたい、家計を守りたいと思っている人におすすめの1冊ですよ。

※本記事は、『即実践! 即効果! 節約のプロがおしえる家計防衛術100』(辰巳出版)の本文を出版社の許可を得て、一部転載しております。

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和田由貴

消費生活/家電製品/食生活アドバイザー。 暮らしや家事の専門家として、 幅広く多方面で活躍中。「節約は、無理をしないで楽しく!」をモットーに、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。私生活でも2人の子を持つ母で、現役の“節約主婦”でもある。『めざましテレビ』『ZIP!』『羽鳥慎一モーニングショー』『DayDay.』『ひるおび』『ゴゴスマ』『Nスタ』などなど、ワイドショーや情報番組を中心に現在精力的にメディア出演中。

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