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2023.06.17

「あなたがしてくれない」のはなぜ……? “レス”な夫婦関係をすんなり復活させる方法はある?

夫婦の“レス”をテーマにしたドラマが話題になっています。人には言いにくいデリケートな問題にズバッと切り込むストーリーは斬新ですよね。ドラマを観ながら登場人物に自分を重ね合わせたり、共感してしまったりする人もいるかもしれません。
今回は、25歳以上30歳未満の既婚男女を対象にした夫婦関係に関するアンケート調査の結果と共に、“レス”を解決するための3つのポイントを紹介します。

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『あなたがしてくれなくても』で話題の、夫婦間の“レス”って?

ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ)は、夫婦関係の“レス”をテーマにしたドラマです。

描かれるのは、「妻のことは大切だけど、女性として欲情できなくなった」という夫が原因の“レス”夫婦と、「夫のことは大切だけど、仕事も同じくらい大事だから夫婦の営みよりも寝ることを優先したい」という、妻側の理由から“レス”になった2組の夫婦。「うちもレスなんです……」と拒否されている側同士が通じ合って、ついに配偶者には言えない関係に。

1994年に日本性科学会が発表した内容では、「特別な事情がないにもかかわらず、カップルの合意した性交あるいはセクシュアル・コンタクトが1ヶ月以上ない」ことが“レス”に該当するのだそうです。

「特別な事情」とは、物理的な遠距離だとか、怪我や病気などのことを指すのでしょう。ちなみに「セクシュアル・コンタクト」とは恋人同士しかしないような行為全般が含まれるそうなので、体の関係がなくても“レス”には当てはまらない夫婦もいるかもしれません。

25歳以上30歳未満の「レス」な既婚者の割合は?

合同会社serendipityは、男女1,000人(25歳~30歳)に対して、夫婦関係の“レス”についてのアンケート調査をおこないました。

画像出典:合同会社serendipity

その結果によると、「まさに当てはまる」「どちらかと言うと当てはまる」と回答した割合は、男性37.2%、女性33.8%。10組の夫婦のうち3組以上は“レス”だということが分かりました。

ちなみに「してくれない」期間については、以下の通り。

画像出典:合同会社serendipity

男女ともに、「1カ月以上3カ月未満」が最多でした。

大人になるとさまざまな事情があるものです。あれこれ追われるうちに、気づけば1カ月経過……というのもあるのかもしれませんね。

してくれない……男性よりも女性の方が“レス”に悩んでる

上記で「まさに当てはまる」「どちらかと言うと当てはまる」した方に対し、“レス”について悩んでいるかを質問しました。

その結果、どうやら男性よりも女性のほうが“レス”に悩む傾向があることが分かりました。

男性の「悩んでいない」の回答率、高いですね。特に「〇年以上」と年単位でレスの方は、もう割り切っているのでしょうか。

“レス”になる原因は?

ドラマでは、「恋愛から家族愛に変わってしまった」「夫婦間の体の関係をそれほど大事なことと思っていない」など、さまざまな“本音”が描かれました。

しかしアンケートを集計すると、どうやら“レス”の背景には幼少期の家庭環境が関係していることが分かったのです。

上記の数値を見ると、子どもの頃に「両親が不仲だった人」は、「両親の仲が良かった人」よりもレスになる確率が約1.5倍

親子関係の専門家である三凛さとしさんは、「親同士が不仲の姿を見て育つと、自分も配偶者ができたときに同じような関係性をつくってしまう」と警鐘を鳴らします。

まさに負の連鎖……断ち切るためにはどうすればよいのでしょうか?

“レス”を解消する3つのポイント

三凛さとしさんは、“レス”の解消には3つのポイントがあると言います。

「どうにかしなければ!」と意気込むとストレスになりかねません。3つのポイントを意識すれば、きっと自然な流れで関係が持てるでしょう。

1.会話とスキンシップを意識する

普段、パートナーと楽しく会話をしたりスキンシップを取ったりしていますか?

会話やスキンシップなどは、相手とのコミュニケーションの基本です。コミュニケーションもないのにいきなりベッドインなんて、ちょっと想像つきませんよね。まずは相手とコミュニケーションを取って、心のハードルを下げていきましょう。

特にご両親が不仲の家庭で育った場合、無意識に“少ないコミュニケーション”を真似がちなのでご注意ください。

2.生活スタイルを見直す

2016年に一般社団法人日本家族計画協会がおこなった調査によると、レスの理由について「仕事で疲れている」と回答した割合は、男性35.2%、女性17.4%だそうです。『あなたがしてくれなくても』の新名楓は、このパターンに当てはまりそう。

確かに仕事は生活のために欠かせませんが、そのせいでパートナーを悲しませたら本末転倒。生活スタイルを見直して、少しでも夫婦でゆっくりできる時間が取れると良いですね。

3.性的な魅力を磨く

一般社団法人日本家族計画協会がおこなったアンケート調査によると、40代以上のカップルのレス率は60%だそうです。出会ったころは性的な魅力を感じても、それを何十年もキープするのはなかなか難しいもの……。

ここで意識したいのが「クーリッジ効果」。哺乳類のオスは、長く“レス”状態だったメスがきれいになると性的な興奮が復活することが、心理学や生物学の分野で証明されているそうです。

家ではいつもスウェット、髪はボサボサ……という状態では、確かに魅力を感じにくいですよね。恋人同士の頃のように美しくセクシーな雰囲気をつくれば、パートナーもドキッとするでしょう。

「あなたがしてくれない」背景はさまざまですが、ポイントを押さえればレス改善が期待できるかも? 温泉旅行などを手配して、いつもよりもキメた身なりで挑めば、意外とあっさり解決するかもしれませんよ。

・サムネイル画像出典:『あなたがしてくれなくても』公式サイト

<参考資料>
PR TIMES(合同会社serendipity)
『あなたがしてくれなくても』公式サイト

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