共働きだからこそ、○○してる。仲良し夫婦がやっている「家庭円満」のノウハウ

家事・育児分担、どうしていますか? 共働きだと、お互いが「自分だって大変!」と思い、徐々に険悪な雰囲気になることも……。そんな「自分ばっかり」とモヤモヤする方におすすめなのが、先月発売された『仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術』。仕事と家庭を両立するための夫婦間のコミュニケーションのコツが詰まっています。
共働きなのに、なんで私ばっかり?
「子どもが熱出しちゃったみたい。お迎えいける?」
「急に言われても無理だよ。取引先との打ち合わせが入ってるから」
「共働きなのに、なぜ私ばかり家のことやらなきゃいけないの?」
「そんなこと言われても、仕事が忙しいんだよ」
……こっちだって仕事の調整をしなきゃだし、仕事だって忙しいのに、何なの!(怒)
そんなふうに、「共働きなのに自分の方に家事や育児の負担がかかっている」というモヤモヤを抱えている方はいませんか?

厚生労働省の調査によると、全国の「共働き」世帯は「専業主婦(主夫)」世帯の倍以上の1,245万世帯。今や夫婦が協力しながらふたりで働き、家庭を回していく時代だと言えます。しかし、そんな中で多くの人が「仕事と家庭の両立」に悩んでいることも分かっています。
「結婚後、自分ばかり家事の負担が増え、仕事をあきらめざるを得なくなった」
「転職しようと思ったら、将来を不安視したパートナーから反対された」
「将来、妊娠や出産などでキャリアをあきらめなきゃいけないのではないかと不安」
「子どもがほしいが、いま育休を取ると昇進に影響しそうで怖い」
といった状況に心当たりがある方もいるのではないでしょうか?
夫婦のモヤモヤは「対話」で乗り越えられる
そんな方にご一読いただきたいのが、仕事と家庭の両立に悩むビジネスパーソンに向けて2022年7月に発売された本『仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術』(クロスメディア・パブリッシング刊)。
著者は、家族・パートナーシップに関する社会課題を解決し、ふたりらしい生き方を支援する事業を行う社会起業家のあつたゆかさん。

本書には、これまでに8万人の夫婦・カップルの悩みを聞き、パートナーシップ問題を解決してきたあつたさんが導きだした、共働きのふたりが協力して理想のライフとキャリアを実現していくためのコミュニケーション術が詰まっています。
パートナーは家庭の共同経営者
あつたさんは、「仕事と家庭を両立できているカップル・夫婦は、うまく対話ができている」といいます。そして「パートナーとチームメイトとして連携を取ること」を提唱しています。パートナーを家庭の共同経営者と考えて、家庭をまわすための経営会議を開くのが良いのだとか。
『仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術』では、経営会議で自分の意見を主張する方法や話しやすい空気づくりなど、「対話」のためのさまざまなコツが紹介されています。
例えば……
お互いの希望を伝えあうと、つい口論になってしまう……
建設的な対話にはコツがある。「あなた」ではなく「私」を主語にして伝える、「二次感情」ではなく「一次感情」を伝えるなど、6つのコツを実践しましょう。
転職をパートナーに反対されないか不安……
いきなり切り出さずに、「事実・感情・解決策・選択肢」の順で伝えていく「DESC法」を活用して、転職を決意した背景から伝えていきましょう。
パートナーに家事をお願いしても忘れてしまう……
「相手は協力するつもりがない」と決めつけずに、「仕組み」で解決できないか相談しましょう。
パートナーが対話に応じてくれない……
ビジネスの世界で注目されている「心理的安全性」は、家庭内でも必要。話し合いやすい空気をつくる、3つのコツを実践しましょう。

夫婦とは本来、「家庭を維持するために協力するもの」。共働きでお互いに忙しくても、家族として、あるいはパートナーとして“ふたりの人生の理想”を叶えていけたらいいですね。
『仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術』には、パートナーと「最高のチーム」になるためのヒントが盛りだくさん。視点や言い方を変えれば、相手に与える印象も変わってくるもの。本書をじっくり読みながら、一つひとつ丁寧に実践していきたいですね。
<参考資料>
・クロスメディアグループ株式会社 Twitterで12万人が共感した「仕事と家庭を両立するノウハウ」による書籍が発売!(PR TIMES)

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。