「再婚で幸せになれる?」経験者に聞いた。“再婚してよかった”8割強、ほっこり体験談

恋人同士のころはラブラブでも、結婚して一緒に暮らすうちにうまくいかなくなり、離婚を選ぶ夫婦は少なくありません。でもお子さんがいると「この子のためにパパをつくったほうが良いのかな」なんて悩むこともありますよね。離婚→再婚した男女101人にアンケート調査すると、意外な事実と本音が見えてきました。
「再婚してよかった」が男女ともに8割強
株式会社ネクストレベルは2023年9〜10月、再婚の経験がある男女101人(男性45名・女性56名)を対象に、再婚に踏み切ったきっかけや再婚だからこそ相手に求める条件についてのアンケート調査を実施しました。
まず、単刀直入に「ズバリ再婚してよかった?」と質問。

すると、「とてもよかった」「よかった」の回答が男女ともに8割強になりました。
本当の運命の相手とめぐり合えたということでしょうか。幸せに暮らせているなら、それが一番ですね。
アンケートに寄せられた声をいくつか紹介します。
ずっとシングルマザーでいるつもりで、休む暇もなくがむしゃらにWワークで働いていて、毎日余裕がなく、イライラして子ども達に怒ってばっかりだったけど、今は旦那さんが家事育児に協力的。心に余裕もできて毎日が幸せです。
(愛知・女性・32歳)
過去の経験を活かして、夫婦仲良く楽しく生きていきたいと考えています。
(千葉・男性・44歳)
「過去の経験」は、ポジティブな比較対象であり、パワフルな教訓でもあります。乗り越えたからこそ今がある、ってすてきですね。
初婚・再婚では結婚相手に求める条件が違う
「タイプの人? 顔が良くて頭が良くてやさしくて……」なんていろいろ条件を挙げていた方も、再婚のときは“心”を最優先に考えるようです。
男女別に「初婚・再婚で重視した条件の変化」を質問すると、このような結果になりました。


男女ともに初婚では「顔」が最優先だったのですね。しかし再婚では「やさしい」「安らぐ・疲れない」が男女ともに上位にランクインしています。
特に注目すべきは、女性3位の「暴力を振るわない」、同じく4位「連れ子を大切にしてくれる」の回答です。
アンケートにはこのような声が寄せられました。
前の結婚相手はすぐキレる人で、ちょっとでも言い返そうならすぐに暴力を振るわれていました。今の相手は優しくおおらかな性格であまり喧嘩もなく、私を大事にしてくれる。
(徳島・女性・41歳)
私だけでなく、連れ子が平和に過ごせる条件でないと再婚は考えれませんでした。
(福岡・女性・34歳)
子ども本人に暴力が振るわれるのはもちろん、子どもの目の前でおこなわれる母親への暴力も、子どもの心に深刻な傷を刻みます。子どものためにも、お相手の本性を見極めることは大切ですね。
運命的な出会いで再婚するケースが約半数
「大黒柱がいないと経済的に不安」「老後が心配」「親が心配している」など、再婚理由は人によって異なるでしょう。
しかし再婚経験者の約半数は「一生を共にしたい人との出会い」がきっかけだったようです。

アンケートに寄せられた声を紹介します。
結婚7年で捨てられるように離婚。心がボロボロの時に今の妻と知り合い、笑顔に癒されました。
(東京・男性・41歳)
以前、とても好きになった人がいたが、その時お互い付き合っている人がいたので、何度か会っただけで終わっていた。8年ぶりに連絡があり、2人ともフリーになっており、結婚を視野に入れて付き合うことになった。
(福岡・女性・47歳)
結婚はもうしたくない!と思っていたので、かなり年下の子とは趣味友達になりました。それから付き合うようになって、結婚してほしいと言われて悩みましたが、同棲をしてみて気を遣うことなく楽しい生活を送れたので再婚することにしました。
(兵庫・女性・49歳)
運命の相手は別にいたのですね。まるでドラマのような体験談に思わずほっこりします。苦労を乗り越えてつかんだ幸せは、きっと末長く続くでしょう。

離婚を経験すると再婚は慎重になりがちですが、再婚で幸せになった人は8割強もいることがわかりました。お子さんも含めて、今度こそ、家族全員で本当の幸せを紡いでいけますように。
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社ネクストレベル)

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。