女性が働いていることは「セックスレス」に影響するのか。専業主婦と比較してみた結果
2023年は「セックスレス」をテーマにしたドラマが話題になりました。レゾンデートル株式会社によると、新婚夫婦の5割以上がセックスレス傾向にあるそうです(!)。セックスレスは日本の社会問題といわれています。その原因は女性の社会進出にあると予想されましたがーー。
結婚3年未満で5割以上のカップルがセックスレス
セックスレスは日本の社会問題といわれています。少子化も社会問題のひとつですが、少なからず因果関係がありそうですね。レゾンデートル株式会社は、既婚男女4,000名に対して「夫婦のセックスレスに関する実態調査」をおこないました。
まず「結婚年齢とセックスレスの関係」について、アンケート結果をグラフ化したものを見ていきましょう。
結婚3年未満ですでに半数以上のカップルがセックスレスになっています。そのうち2割は完全なセックスレスと回答しているので、事態はかなり深刻です。
その後、結婚年数が上がるにつれて「ややセックスレス」の割合は低下。その代わり「セックスレスではない」の回答数が減り、同時に「セックスレス」が増加しています。
しかし結婚年数が30年以上になると、少し変化が訪れるようです。「ややセックスレス」「セックスレス」の回答が少なくなり、代わりに「セックスレスではない」の割合が増加しています。30年も経つと、子どもも手を離れ、夫婦ふたりの生活になるでしょう。あたたかな関係性を築いて、仲良く暮らす夫婦が少なくないようです。
子どもの有無とセックスレスの関係は?
では、セックスレスのキーワードは“子どもの有無”なのでしょうか。「子どもの有無とレスの関係」についても見ていきましょう。
結婚3年未満だと子どもがいる夫婦のほうがセックスレスになりやすいようです。昼夜問わない赤ちゃんのお世話に、「セックスよりも早く寝たい」と思ってしまうのかも?
しかし、結婚5年未満と10年未満ではそれほど大きな差が見受けられません。産後、一時的にレスになってもその後はあまり影響しないようです。
女性が働いていることは、セックスレスに影響するのか
セックスレスになる原因のひとつに、疲労が考えられます。女性の社会進出にともない、「育児も仕事も家事も全部やって毎日疲れている! セックスどころではない」というケースも多いのではないでしょうか。
そこで「女性が働くとレス傾向が強まる?」として、働いている女性と専業主婦とでセックスレスの差を調査しました。
このグラフを見る限り、働いている・働いていない(専業主婦)ことと、セックスレスとはあまり関係がないことがうかがえます。全体的な傾向としては、一度レスになったらそのまま何年も続くようです。
では、新婚女性に限定してセックスレスの割合を比較してみましょう。
やはり、勤めている・勤めていないにかかわらず、目立った差はないようです。
以上の結果から考えると、セックスレスになるかならないかの境目は「相手との関係性による」といえそうです。一度レスになると、復活させるのはなかなかハードルが高いもの。きっかけがつかめずそのまま何年も過ごしている夫婦は、意外に多いのかもしれません。
女性が働いていることは「セックスレス」に影響するのかどうか、専業主婦と比較してみると、それほど影響がないことがわかりました。
レスで悩んでいる方は、パートナーに相談してみてはいかがでしょうか。実は、パートナーも同じ悩みを抱えているかもしれません。試行錯誤しながら、夫婦のコミュニケーションの時間を捻出できると良いですね。
<参考資料>
・PR TIMES(レゾンデートル株式会社)
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