ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのかーー小学2年生の自由研究から生まれた絵本が、SNSで「泣ける」と話題！

自由研究のテーマ「ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのか」

2023年7月12日（水）、株式会社KADOKAWAより『ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのか』が発売されました。

実はこの本、小学2年生の自由研究が元になっています。

小学2年生の男の子、しゅんくん。しゅんくんが夏休みの自由研究のテーマに選んだのが「ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのか」だったそうです（タイトルだけですでにほっこりしますね）。

しゅんくんのお父さんが、しゅんくんが学校へ提出した用紙を写真に撮り、SNSにアップ。

すると反響が反響を呼び、株式会社KADOKAWAの目にも留まり、ついに出版の声がかかったそうです。まさにシンデレラストーリー！

チャコのはなは、なんでくろいの？

しゅんくんの家にいる、シニア犬の“チャコ”。

自由研究では、

• チャコのはなは、なんでくろいの？
• どうしてひるねはするのに、よるねないの？
• なんであかちゃんみたいになったり、ピラニアみたいになるの？
• どうしてこんなにかわいいの？

の4点について調べたそうです。

インターネットで調べたり動物病院の先生に聞いたりして、「はなが　くろいのは　たいようから　ひふを　まもるため」など学術的な部分を理解していきます。

しかし「ほくが　いちばん　しりたかったのは　どうして　チャコが　こんなに　かわいいのか」と、本質的な部分はまだまだ解せない様子。

自由研究の「けっか」の欄では、「みみが　ながくて　うさぎみたいで　かわいい」「めが　クリクリしていて　かわいい」「マズルが　ほかの　しばより　みじかくて　かわいい」「まいにち　ぼくのとなりで　ねてきて　かわいい」など、どの部分がどのようにかわいいのかを細かく説明しています。

本書でも同じように書いていますが、プラスして「チャコは　チャコで　ぼくのいぬだから　こんなに　かわいいんだ！」「チャコは　ぼくのことが　だいすきで、ぼくも　チャコが　だいすきだから」とまとめています。

お互いがお互いのことを大好きだから、それだけで十分なのですね。

ぼくが、チャコのめんどうをみて　ながいきさせる

このように、『ぼくのいぬはどうしてこんなにかわいいのか』には、しゅんくんの愛情がたくさん詰まっています。

しゅんくんはきっと、優しい心を持った立派な大人になるでしょう。ほんわかして、最後には思わず涙があふれるこの本には、子どもも大人も何か感じるものがあるはずです。

ちなみにしゅんくんは、今もチャコちゃんと仲良しだそう。シニア犬ということもありお世話が大変なときもあるものの、楽しみにしていた予定をキャンセルして病院に付き添うなど、変わらない愛情で接し続けているとか。

自由研究は「これから　もっと　おばあちゃんになるから　ぼくが　チャコのめんどうをみて　ながいきさせる」と締めくくられています。

しゅんくんと同世代のお子さんはもちろん、幼い子への読み聞かせにも向いていそう。または、大人が夜中に一人で読んでほろりと涙するのも良いかもしれません。

どうか、しゅんくんとチャコちゃんがずっと幸せでありますように。

＜参考資料＞
・PR TIMES（株式会社KADOKAWA）
・まいどなニュース