子どもがノリノリに!「自由研究」のテーマ探しのコツと上手なまとめ方

夏休みの宿題は計画的に終わらせたいもの。
ドリルなどやるべきことが決まっているものは手がつけやすい反面、自由研究は子どもに「何をさせようか…」と頭を悩ませているパパ・ママも多いのでは?
ハードルの高いように見える自由研究ですが、子どもの「興味」をヒントにすれば、意外と簡単にテーマが見つかるかもしれません。
今回は、子どもが楽しく取り組める自由研究のテーマを見つけるヒントを紹介します。
親の自由研究になっていませんか?
そもそも「自由研究」の目的は何なのでしょうか。
自由研究とは自分でテーマを設定し、それを追求していく探求学習であり、問題解決からまとめ方までのスキルを習得するための学習であるとされています。
つまり、「子どもに何をさせようか…」と親が悩む時点で、「子どものための自由研究」ではなくなってしまうのです。
親がやるべきことは、課題を決めてあげることではなく、子どもの興味に気づき、その興味が深まるように導いてあげること。
ついつい、「これなら費用もかからず簡単にできそう」、「遠出する必要もないし家を汚さないからいいかな」などと、大人の都合で課題を進めてしまいがちですが、「言われたからやる」では子どもの探求心は育ちません。
子どもの内側から興味が湧き出るもの、まるで遊びのようにワクワクしながら取り組めるものこそが、子どもの探求心を育む「自由研究」のテーマに最適なものと言えそうです。
子どもの興味を導くポイント

では、どのように子どもの興味を導いてあげたらいいのでしょうか。
まずは子どもが何に「興味」があるかを探ってみましょう。
- 子どもの何気ない質問
- 子どもがおもしろそうと反応したもの
- 子どもが好きな物
をヒントにするのがおすすめです。完成された形が想像できなかったとしても、子どもの「興味」がわかったら、それをテーマにしてOK。
たとえば、筆者の小学1年の息子は公園に行くと両手にたくさんのダンゴムシを握ってきて私に見せてくれます。砂や枯葉を集めて「ダンゴムシハウス」と作っていることも。
そんな息子に「ママ、ダンゴムシって何食べるのかな?」と聞かれたのをきっかけに、「じゃあ、調べてみようか!」。これが我が家の自由研究のテーマになりました。
自由研究のテーマは意外と身近なところにあったりするものです。
自由研究のまとめ方
テーマが決まったら、「9つの項目」にそって進めてみると、必要なものや、注目するべきポイントなどがまとまってきます。
ここでも親が答えを出すのではなく、「どうしらいいかな?」というスタンスで子どもから答えを引き出すことが大切です。
自由研究に必要な9つの項目
1.タイトル
2.研究のきっかけ
3.調べたいこと/予想
4.方法・道具
5.結果
6.わかったこと
7.感想
8.参考にしたもの
9.日付・名前
子どもの発見や感じたことを一緒に楽しんであげることで、子どもはさらに意欲的に楽しく探求学習を進めることがきます。
子どもの探求心をくすぐるおすすめイベント
うまくサポートするのも難しいなと感じるパパ・ママには、自由研究をテーマにしたオンラインイベントに参加するのもおすすめです。
今回は筆者が見つけた、小1の息子も興味津々な「夏のオンラインこどもフェス ―自由研究を楽しもう」からおすすめのオンラインイベントの一部を紹介します。
このイベントは、子ども向け「教育×オンライン」の分野では、日本最大級のプラットフォームである「キッズウィークエンド」が開催しているもので、夏休みの自由研究のネタになるようなオンライン授業の数々が用意されています。
しかも参加費は無料! 対象は未就学児~小学生。これから夏休みの自由研究テーマを探そうというご家庭にピッタリです。
「『講談社の動く図鑑MOVE』ダンゴムシ博士になろう!」
ダンゴムシはコロンところがる可愛い生体だけではなく、実はみんなが知らないことがたくさんあるのだとか!? 昆虫じゃないの? 足は何本? なんのために丸まるの? 迷路がとけるって本当? など、ダンゴムシ好きにはたまらないイベントの内容です。
ダンゴムシ迷路やダンゴムシレースにも参加できて、子どもがワクワクすること間違いなし!
- イベントの詳細はこちら
正しく知って楽しく遊ぼう!~実験!ドライアイスの不思議~
アイスを買った時など度々手に入るドライアイス。あの冷たくて白い煙に子どもは大興奮しませんか? その「おもしろい」「何これ」が探求学習のきっかけになります。
ドライアイスってなんなのか? どんな反応をするのか? と、「白い煙が出る」という結果だけでは終わらせない深堀させるヒントになります。
- イベントの詳細はこちら
マンホール沼へようこそ☆「マンホール蓋」から社会を見る!
夏休みのお出かけ先でマンホールの蓋に注目してみては?
実は「マンホールの蓋」には、知る人ぞ知る“社会の秘密”が隠れているのだとか。マンホールの秘密と魅力を知れば、旅行先や帰省先で自由研究できちゃうかもしれません。
- イベントの詳細はこちら

自由研究の目的を理解すれば、「何をさせようか」とあれこれ悩むことも少なくなくなるのではないでしょうか?
筆者自身も、「子どもの好きなものでいい」とわかっていたつもりが、気づけば「提出すること」に意識が向いていたように思います。
せっかく取り組む課題ですから、子どもが心から楽しめる自由研究のテーマ探しをサポートすることができるといいですね。
<参考資料>
・キッズウィークエンド株式会社 【夏休みの自由研究のヒントが見つかる】オンライン授業で宿題のテーマ探しを!7月3日(日)~31日(日)「夏のオンラインこどもフェス ―自由研究を楽しもう」を開催(PR TIMES)
・キッズウィークエンド株式会社 【夏休みの自由研究のヒントが見つかる】公式HP
・Presented by ベネッセ 教育情報サイト(これでカンペキ!自由研究まとめ方のコツ)
・Presented by ベネッセ 教育情報サイト(お子さまの探求心を伸ばす「自由研究」)

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。