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2022.11.29

「中学受験は子どものためになっているのか」難関校受験に向かわせる母親たちの葛藤

中学受験を控えている家庭は、なにかと大変ですよね。テストの結果に一喜一憂したり、遅くまで勉強したり、モチベーション維持のために工夫したり……。そんな日々の中、「中学受験は子どものためになっているのか」なんてふと思うときはありませんか? 難関校に合格した母親たちも、それぞれ思い悩む時期があったようです。

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難関中学合格者の保護者が受験期に悩んでいたこと

2022年8月、ひまわり教育センターが、難関中学に通うお子さんを持つ保護者150名に対して「お子さんの中学受験」についてのアンケート調査を行いました。

まず、「お子さんの中学受験の間で、あなたが悩んでいたことに近いものを2つまで選んでください」という設問。保護者たちの回答結果はこちらです。

「夜寝る時間が遅くなること」がダントツのトップ、意外にも「成績」は2位でした。

保護者からは、睡眠時間についてこのような声が寄せられています。

本来なら寝ている間に記憶の定着が行われるが、集中して勉強していない為に追いつかないので遅くなり寝不足になり、より勉強が進まなくなるという負のスパイラルになり成績も伸び悩んだ

確かに、質の良い勉強のためには、頭がすっきりして集中できる状態が大前提です。しかし、睡眠時間が足りないために集中して学習できず、計画通りに終わらないからまた睡眠時間を削って勉強……という悪循環に。ジレンマというか、難しい問題ですよね。(具体的な対策法については次項で紹介します)

次に、内訳について父母別に詳しく見ていきましょう。(青:父親、赤:母親)

「お子さんの機嫌が悪いなど精神的に不安定だったこと」「お子さんが体調を崩すなど体力面に無理があったこと」「中学受験が子どものためになっているのかわからなくなったこと」の3項目において、母親の回答率が父親よりも極端に目立っています。精神面・体力面についてのサポートは、父親よりも母親が多く担っているといったところでしょうか。

反対に、父親の回答率が母親よりも極端に高かった項目は「親子喧嘩等が増えたこと」「パートナー(夫や妻)との意見の相違」の2項目でした。「vs子」「vs妻」というように、家族間でのトラブルに頭を抱えていたようですね。

子どもが難関校に合格した家庭がやったこと

悩んでも、努力と工夫で解決しようとした家庭は少なくありません。試行錯誤しながらもお子さんに合った対策を見つけたときには、心身ともに負担がグンと減ったでしょう。

アンケートに寄せられた声から、保護者たちが実践してきた“悩みへの対策”をいくつか紹介します。

睡眠時間について

・勉強の時間が足りなくて睡眠時間を確保できるよう、声をかけた。
・あまり遅くならない様に寝る時間の確保する。
・塾に行く前に少し仮眠してました。
・短い時間でも昼寝をさせた。
・眠いときはしっかり寝かせた。

成績や宿題について

・ひたすらくりかえして学習する。
・勉強については関わり過ぎず 塾や本人に任せるようにした。子供を信じるしかない。
・子供を励ました。
・見守った。
・一緒に考えて相談して一緒に泣いて乗り越えた。

パートナーとの意見の相違など

・とにかく目線合わせの話し合いの場を多く持つこと。
・夫は中学受験自体を反対し、何一つ協力してくれませんでした。子供の意志は固く絶対に開成中学に入りたいと言ってました。それに対してお前なんか入れるはずはない。と言われましたが私は子供の気持ちを尊重し受験準備に着手しました。そんな中最終的には受験していいのは開成中学とお金のかからない都立のみだと言われました。 結局子供にお金をかけたくなかったのだと思います。対策としては一切夫には頼らないという事のみです。塾代は私の貯蓄してきたお金でやりくりしました。母と子の2人で必死に頑張り無事に志望校に合格し今は楽しく学校生活を送っています。

お子さんの精神面、体力面について

・勉強とゲームをつかい分けた。
・自由な時間を持たせたり、オンオフをしっかりともたせた。
・精神的に落ち込んでいるときは食事や買い物でストレスを発散させた。
・受験が近くなるとイライラや機嫌が悪くなった。親が何かするよりも飼っている犬が癒しになっていた。
・ちょっとした成績でもすぐにイライラする状態だったので、怒らず、かといって甘やかさず、やる気と緊張感を高めるようにした。

「励ました」「一緒に泣いて乗り越えた」など、子どもに寄り添った対応をしたとの声が多く見受けられました。子どもにとって両親は心強い味方。勉強がつらいと感じることがあっても、大好きな人たちの応援を背に受ければきっとまた歩き出せるでしょう。

中学受験は子どものためになっているのか……

中学受験は、お子さんはもちろん、親にとっても試練の期間でしょう。難関校に合格した母親たちも、さまざまなことに悩み、葛藤しながら、ご家庭ならではのやり方を見つけていったようです。

中学受験は子どものためになっているのか……。その答えは、受験が終わってからわかるのではないでしょうか。目標を見据えてがんばることで、お子さんの心は大きく成長するはず。お子さんをサポートするご両親との間にも、さらに強い絆が生まれるでしょう。

1分1秒を大事に、時には立ち止まったり戻ったりしながら、家族一丸で目標へと突き進んでくださいね。

<参考資料>
イノベーションシステム株式会社 85.3%の親が悩みながらも乗り越えた中学受験。「中学受験は子供のためになっているのかわらかなくなった」合格組の15%の母親のリアルな声。(PR TIMES)

「ソクラテスのたまご」編集部

「ソクラテスのたまご」編集部

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。

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