2019.01.10

【中学受験】合格ママの体験談から学ぶ本格的な勉強前の準備と心得

4年連続で増加傾向という首都圏の中学受験者数(※1)。小学3,4年生の保護者の中には、早く受験勉強を始めさせたいのに子どものやる気がイマイチという家庭もあるかもしれません。しかし、やる気がなければ受験用の塾へ入塾すら無理かも!? 気持ちがはやる保護者に向けて本格的な勉強の前に知っておいてほしい準備や心得を紹介します。

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教えてくれるのは算数20点から125点へ導いた逆転合格ママ

中学受験について話してくれるTさんの長男Mくんは、現在、都内の私立中学に通う1年生。しかし、最初は某大手学習塾の入塾テストに落ち、再テストで入塾できたものの、小学4年生の時点では模試の偏差値が30台! 特に苦手な算数は150点満点のテストで20点を取ったこともあったとか。

 

しかし、小学5年生の秋ごろからは苦手だった算数も克服していき小学6年生の模試では150点中125点にまでアップ。受験した3校すべてに合格し、第一志望の中学に通っているといいます。

 

そんなTさんいわく「中学受験は、親が要。受験用の学習塾では、子どもの弱点を分析したり、苦手を克服させたりなどしてくれません。苦手も弱点もフォローして教えるのは家庭です。親が子どもの勉強や成績を見て分析し、スケジュールや体調を管理し、心のメンテナンスもしていかなければなりません。親も相当な覚悟をもって挑まなければ最後まで乗り切れませんよ」(Tさん、以下略)。

 

 

 

理論問題を解いて中学受験の肝“算数”の準備運動

中学受験を制するためには、算数が肝!」と話すTさん。特に、小学校の勉強には出てこない中学受験用の算数は難解です。

 

「Mは計算だけは出来るのですが、文章題の条件を読み違えることが多かったので、条件整理の問題を塾の勉強と平行してやりました」。

 

例えば… Q.A子さんとB子さんとC子さんがババ抜きをしました。

A子さん「C子さんに負けた」

B子さん「2位ではなかった」

C子さん「1位ではなかった」

それぞれの順位を答えなさい 。

 

というような条件を整理していくことで正解を導いていくのが条件整理の問題です。

 

条件整理の問題は、特別な数式が必要ないため受験勉強を本格的に始まる前でもできる勉強。特にTさんのおすすめは「算数と国語を同時に伸ばすパズル」宮本哲也(小学館)というドリルです。

 

「小学校低学年からできる入門編にはじまり初級編、中級編とあります。ゲーム感覚でできるので子どもも楽しめて、受験勉強に欠かせない文章の読解力や聞かれていることを整理して考える力が育ちます。さらに、問題を解く快感のようなものも感じてもらえれば、学習への意欲へもつながると思います。低学年から準備しておけば、もう少し算数が楽だったのではないかと思います」

 

 

 

答えを与えずに解けた問題は解説させる

また、公立中高一貫校や御三家といわれる名門中学校の入試で重要になるのが思考力。ググればすぐに答えが見つかり、質問すれば大人がすぐに答えをくれる環境に育った子は、分からない問題に向き合ったときに考える力が弱い場合も。

 

「分からないことを考える練習をするのは大切だと思います。また、解けたときは、なぜそう思ったのか説明させると、子ども自身が理解して解いているのかを把握することができます再現できるということは、理解できているということ。本核的な受験勉強始めたとき、塾などで教えてもらったことがきちんと理解できているのかは、自宅で再現できるか否かで確認することができます」。

 

実はMくんは小学5年の夏から個別指導の塾にも通っていました。算数で伸び悩んでいたとき、塾で教えてきてもらったはずの解き方を家で再現できなかったのが個別指導をプラスするきっかけになったそう。

 

「Mが理解できていない問題の解き方を塾講師に聞いたところ、塾では数学的な解き方をしていました。その解き方ではどうしても理解できなかったため、その問題をもって個別指導の塾へ。Mに合った教え方の個別指導を見つけて通うことにしました。すると、自宅でも再現して解けるようになり、算数を克服。合格につながりました」

 

 

 

英検を取得しておけば加点や優遇がある場合も

Mくんの小学校の同級生で私立中学へ進んだ子のなかには、「あれ?受験勉強していたかな?」と思う子もいたそうで、その子が取得していたのが英検だったそう。

 

帰国子女枠などとは別の制度として英検を取得していると、入試や適性検査で点数が加算されたり、合格判定で優先されたりする学校があるんです」。

 

日本英語検定協会のサイトで2018年度の情報を見てみると、全国6校で各校が設定した級を取得していると学科試験の免除、全国37校で判定優遇・点数加点などの制度が導入されています。

 

新学習指導要領により小学校でも英語が教科化されることもあり、英語を学習しておくことは中学受験をするか否かに関係なく子どもにとって意義があるものになりそうです。

 

「受験勉強は、親子二人三脚で立ち向かっていくものですが、なかなか勉強しない子どもにイライラしたり、いわれた勉強をしているのに結果につながらず子どももイライラしたり、精神的に追い詰められました。低学年の頃からドリルや英検などに挑戦したりして、まずは親子の心もひとつにしていけたらいいですね」。

 

「ソクラテスのたまご」編集部

「ソクラテスのたまご」編集部

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。

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