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2020.09.18
2020.09.28

共働きの中学受験は塾選びで決まる!我が家のベストは地元の小規模塾でした【中学受験体験談】

都内の私立中学校に長男と長女、二人のお子さんを通わせる沢田さん。平日に開催される塾の保護者会に休日の学校説明会や希望校の文化祭、毎日のお弁当作り。そして、夫は”戦力外”。そんな中、合格をつかむきっかけとなったのは塾選びだったそう。沢田さんのエピソードには、これから中学受験に挑む親子が参考にしたいポイントがいっぱいです!

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共働きでも…我が家にとっては必然だった中学受験

今回の執筆者の家族構成

  • 夫:会社員。帰宅が毎日22時を過ぎる。
  • 妻(執筆者):もともと会社員だったが、長女の入塾をきっかけに退職。現在はホームティーチングの学習塾を経営。
  • 長男:2年前に中学受験。
  • 長女:今回中学受験に挑戦。

第一志望の難関男子校に力及ばなかった、長男の中学受験から2年後の春。長女が、憧れの難関女子中学校の合格を手にしました。兄はどうして失敗したのか。妹はどうやってリベンジを果たしたのか。塾選びのコツや共働きならではの大変さ、夫婦関係、子どもとの向き合い方など、2回の中学受験を通して感じたことをお話します。

大学時代に知り合った夫も、私自身も私立中高一貫校卒。それどころか学生時代の知人も就職してからの知人もなぜか中学受験経験者ばかりだったこともあり、中学受験は我が家にとっては必然のようなものでした。

ところが長男の中学受験時に、私は大きな失敗をしてしまいます。夫婦ともに御三家をはじめとする難関校の卒業生に多く囲まれて過ごしていたせいか妙な余裕が生まれてしまい「ガツガツやらなくても何とかなるのではないか…」、そんな風に思ってしまっていたのです。

中学受験は、新小4(小3の2月)からスタートするのが一般的。しかし夫は仕事で帰宅が毎日22時を過ぎ、私も当時はフルタイム勤務で疲れていたこともあったため長男の中学受験は中学受験用の通信講座でスタートしました。この時の判断の誤りが、最後までたたりました。

共働きだからこそ、塾選びは合否を左右する!

中学受験用通信講座は子どもが一人でも学習しやすいように工夫がされ、内容もコンパクトにまとまっている良い教材です。けれど、やはり小学生が一人で自学自習するのはハードルが高いもの。日々の学習の進捗管理や間違え直し、疑問の解決などは親が手伝ってあげないとやり切れません。

学習内容が定着せず「やはり塾に入れるべきでは…」と思い直したのは、小4の夏休み。一番下のクラスでしたが、難関中学受験対象の塾に入ることができました。選んだ理由は、校舎に掲げられている合格短冊の実績が、近隣の他塾よりも良かったためです。

ところが、これが第2の失敗。長男が通っていた塾に限らず、ほとんどの大手進学塾は同じだと思いますが“成績が良い子をもっと伸ばす”ための塾であって“成績が悪い子を良くする”ための塾ではありません。1年間頑張りましたがカリキュラムに全くついていけず塾を辞め、面倒見が良いことで評判の地元の小規模塾に転塾しました。

この転塾が功を奏し、長男の成績は急上昇。塾のトップクラスになり、難関校にチャレンジできるレベルまで学力を上げることができました。しかし結果は残念ながら力及ばず、第二志望校へ。

一方、長女は新小4から長男と同じ塾に入塾。学習についてはほぼ塾にお任せでしたがこの春、第一志望の難関女子校に合格することができました。

当初、長男が通っていた塾と地元の小規模塾との一番大きな違いは評判通りの面倒見の良さです。地元の塾では算数の問題演習の日がありその週に習った単元を塾で復習、分からない箇所はその場で先生に質問することができました。漢字や社会・理科などの知識も塾の授業時間内に定着テストがあり、親の負担が格段に減りました。

また、過去問演習についても塾が問題用紙の用意から採点まで全てお任せでやってくれるので、転塾してからの私の仕事はお弁当を作ることと、心身ともに元気な状態で塾に送り出すことぐらいになりました。

長女の快挙を思うと、長男も「最初からこの塾に入れておけば良かった…」と悔やむ気持ちがあります。みんなができることと、自分ができることは違います。問題演習・知識の定着という成績アップに欠かせない学習のフォローを、家庭でどこまで担うことができるのかできないのか。どこまでやってくれる塾なのか。共働きだからこそ、大手進学塾だけでなく地元で評判の良い小規模塾も視野に入れて塾選びをすることをおすすめします。

とにかく余裕がない。共働きの中学受験は大変!

共働きでも、「大変だな」と感じるポイントは家庭によってさまざまだと思います。本章では、わが家が大変だと感じたことをお話します。

ここがしんどかった①:仕事中に起きる通塾中のトラブルがストレス

実際に通塾をするようになってから思っていた以上にストレスになったのが、通塾中のトラブルや事故の心配。徒歩にしろ自転車にしろ、バスや電車など交通機関を利用するにしろ、通塾中に何らかのトラブルや事故が発生するリスクは否めません。

わが家はバスで通塾していましたがある日、行き先の違うバスに乗り見知らぬ駅に着いてパニックになってしまった長男から泣きながら電話がかかってきたことがありました。たまたま私が仕事中に携帯電話の着信を受けられたから良かったものの、会議中で着信が受けられなかったら…と思うとゾッとしました。

また、塾に行く前に昼寝をするつもりが熟睡してしまい塾から欠席確認の電話がきたことも…。職場からではトラブルに対してできる手段が限られているため、もどかしい思いもたくさんしました。

ここがしんどかった②:塾への送迎で帰宅時間が遅くなる

塾の帰りは遅い時間になるのでなるべく塾まで車で迎えに行くようにしていましたが、授業の延長や質問などで21時過ぎになることも珍しくはありません。小学6年の長男、小学4年の長女と学年が違う子ども二人の通塾。そうするとほぼ毎日のように塾があり連日、私が帰宅できるのは22時近くでした。

ここがしんどかった③:お弁当作りに自宅での夕飯の用意

お弁当を持参する塾だったため夕飯の心配はありませんでしたが塾がある日は朝、仕事に行く前にお弁当を用意して冷蔵庫に入れておかないといけません。もちろん夫や塾がない子どもは夕飯を家で食べるので、その用意もしないといけません。仕事から帰宅して子どもと一緒に夕飯を食べて塾まで車で迎えに行き、帰ったら夫の夕飯。夫にお願いできれば良かったのですが、通勤経路と違う駅に塾があったためお願いすることはできませんでした。

ここがしんどかった④:平日も休日もフル稼働!

また、塾の保護者会や学校説明会などが平日開催が多かったことも大変でした。オンラインで事前申し込みのことが多く、土日は一瞬で満席になってしまったり…。ただでさえ小6になると土日は模試や学園祭などでほとんど潰れてしまい、全く休むことができません。とにかく余裕がなくて、フルタイム勤務でなければ良かったのにと思うことばかりでした。

共働きでも中学受験を成功させた、わが家の秘訣

わが家の場合、資金提供以外の面で夫はほぼ戦力外のワンオペ中学受験。そのため、長女の入塾をきっかけに私がフルタイム勤務をギブアップして時間のやりくりがしやすい自営業に転職しました。もちろんこれはレアケースで、仕事と家事と中学受験の両立を目指している方がほとんどだと思います。

仕事なのか、家事なのか、中学受験なのか…。もちろんどれも大事なことですが、自分の中で優先順位をつけるのが良いと思います。そして、夫婦でお互いの優先順位をシェアすることも必要だと思います。最優先すべきことについて夫婦間のギャップが大きいままでいると、どんどんすれ違いが大きくなってしまいます。

戦力外の夫を上手に“巻き込む”コツ

志望校についても同様です。私は難関校にこだわりがなかったのですが、夫は非常にこだわりのつよいタイプ。勉強や塾のフォローはしないくせに、難関校を希望する夫に腹が立ちました。けれど口だけではなく塾代も出していたので、その部分ではありがたいと思うことに…。

入学後も夫が気持ちよく学費が出せるように、第一志望校だけではなく受験する学校全ての学校祭や説明会などには夫婦そろって参加。夫が納得できる学校で、入試の日程を組みました。もちろん、子どもたち自身が学校を気に入っていることが大前提です。私一人が熱くなって突っ走るのではなく、本人(子どもたち)・夫・塾がチームとして中学受験に向かっているかどうかを意識するように心がけました。

中学受験は、高校や大学受験と比べて親の負担が大きいのは否めません。また、子ども本人の意識が低かったり効率が悪かったり、意思が弱かったり。計画通りに進まず親がイライラすることはたくさんあると思います。

共働きで時間的な余裕や精神的な余裕がとれない中、子どもの成績も余裕がないとなるとやり切れない思いでいっぱいに…。「やりたくないなら、やらなくていい」「そんな勉強では落ちる」といった言葉を子どもに投げつけたくなることもあるでしょう。でもそれらの言葉は、実は親自身に向けられた言葉でもあるんですよね。どういう意味で口から出てきた言葉なのか、自分の本心を探るきっかけにしてみても良いかもしれません。

それでも、どうにも気持ちのやり場がないこともたくさんあると思います。そんな時は、私はハッカ油スプレーを使っていました。スーッとする香りにつられて、心もクールダウンできますよ。中学受験はワンチャンス。悔いがないようにやれることはやりきって、楽しい中学生活を迎えましょう!

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