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2020.09.28
2020.09.28

5年生の冬から中学受験開始!共働き親が到達した効率重視のサポート方法とは【中学受験体験談】

中学受験対策の入塾というと小学3年生の2月からスタートするのが一般的に多いようですが、たま夫さんの長男が受験を決めたのは小学5年生の冬。共働きで他の受験生よりスタートが遅いことによる焦りや不安は親子間、夫婦間で決めた約束事により払拭できたそう。短期戦ならではの受験勉強とサポートのコツは、共働き以外の家庭でも参考になるエピソードです。

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共働きでも中学受験を決めたきっかけ

今回の執筆者の家族構成

  • 夫(執筆者):会社員。土日祝日が休みで、平日の帰宅は19時過ぎ。
  • 妻:パートタイム勤務の会社員。週5日勤務で平日は16時半帰宅
  • 長男:今回、中学受験に挑戦。
  • 次男:長男の中学受験当初は小学3年生

中学受験については夫婦ともに“できるだけ本人の意思に任せたい”と考えていたため、塾に通わせることはしていませんでした。いつの間にか“受験するしか選択できない”という状況にはしたくなかったのです。もちろん、知るきっかけは必要と感じていたので私立中学の文化祭に連れて行ったことなどはありました。

長男自身も、4年生までは「受験してどこかの学校に行くんだ」という考えには思い至らなかったようです。

長男が受験を考えたきっかけは、通っていた小学校では比較的受験する子が多かったことにあります。高学年になるに連れ、学校での会話も受験を意識したものが増えてきたようなのです。その頃から何となく意識し始めましたが、大きかったのは5年生の秋にいくつかの私立中学の文化祭を見学したこと。「受験して行く学校には、いろいろな経験ができるチャンスがたくさんある」と大いに感じたようでした。

単純なもので、“経験できないこと”というのは文化祭のようなイベントやクラブ活動なのですが、それでも本人の意識に大きな変化があり、これが最後までモチベーションになったようにも思えます。

5年生の冬休みに中学受験スタート…まずは算数から攻略

最終的に受験を決意したのは5年生も終わろうとしている冬休み。「中学校は私立が良いな」という長男の一言で、かなり遅めのスタートとなりました。

そのため、私たち親もかなり不安を抱えていました。“中学受験は親の受験”と聞いていたので、夫婦共働きを継続しながら十分なサポートができるのか…。

しかもこの時期から一般の中学受験塾に入室しても既に単元学習が終わろうとしているため、追いつくには自分たちで計画的に進めて同じレベルに持っていかねばならないのです。特に不安だったのは、中学受験対策をしなければまず解けないだろうと考えらえる算数。中学受験の算数は学校で教えられるそれとは異なり特殊な問題が多いですよね。それゆえ、算数はほとんどの学校において合格者と不合格者の点数差が一番差が出る科目といわれています。

算数だけは塾を頼ることに決め、今まで勉強してきた受験生に追いつくために、個別指導に絞って塾探しを始めました。ポイントとなったのは、中学受験に詳しい講師に担当してもらえるという点。私たち親は過去問をチェックし、単に教えるだけではなく学校による出題傾向の差やトレンド等を把握し、長男にとってどのような学習が必要なのかという見立てから計画までを立てるという戦略が必要だと考えました。特にわが家のような短期決戦では、合格のために必要なことをできるだけ効率的に学習しなければなりません。近隣のいくつかの塾を見た結果、そのポイントを一番押さえている塾を選びました。

とはいえ、この時点ではまだ「自分たちができる範囲でぼちぼちやるか」というくらいの意識でした。

しかし、あっという間に時は過ぎていきます。9月までには一通りの単元を終えて過去問などの実践に入ることを目指しましたが、思うように進みません。気が付くと“ぼちぼちモード”から「ベストを尽くしたい!」と、最終的にはほぼ受験のことしか考えない半年間となりました。

共働きかつ短期戦だから…わが家で最初に決めたルール

受験に向けて決めた約束事はたくさんあります。

親子間の約束

  • 勉強は1日も休まないこと。
  • 塾で出された宿題は一人でやりきること。

特に、算数は日を空けると感覚が鈍ってしまいます。そして、週1~2回程度の算数個別指導の塾のみではやはり定着はしません。家庭学習でどれだけできるかが肝になると思いましたが、共働きでは平日できるサポートには限りがあります。

学校から帰宅した後には、促さないと空白の時間を多く作りがち。子どもが自主的に勉強するには限界がありました。そのため、塾の先生にお願いして必要十分な宿題を出してもらうようにしました。特に共働きで親の関わる時間が少ない場合、やらなければならないことを決めて一人で問題に取り組んでもらうことが大切です。親が教えなければならない部分は平日の夜に必ず1時間程度、何もない休日には必ず4時間ほど必ず確保することにしました。

夫婦間の約束

夫婦での役割分担も決めました。スタート当初は夫婦で交代で教えていましたが、教え方に一貫性がなくなると子どもが混乱するという点、妻に塾講師の経験があり教えるスキルが高いという点から、勉強を教えるという仕事は主に妻が担うことに。また、平日の帰宅時間が早い妻の方が時間を確保できるという点も大きかったですね。

私は、勉強を教える以外の部分を担いました。学校説明会への参加、塾や模試の送迎、各種相談、過去問の入手や分析、スケジュールの管理などです。

最後までこの分担を崩さずにできたのが良かったと感じています。共働きで限られた時間を有効に使うためには、夫婦の役割分担を明確にしておく方が時間の無駄がないように思えます。

共働きの中学受験。余裕のなさゆえに発生するフラストレーション

悩みは、“時間が足りない”ことに尽きます。共働きだと、夫婦ともに子どもの勉強のフォローができる時間は限られます。

また、受験の準備に必要な時間は単に勉強時間だけではありません。受験する学校の検討などの情報収集、過去問の分析、塾などとの相談も必要です。

何を優先すべきかで意見が対立し、夫婦喧嘩になることもありました。部屋は、問題集やら過去問やらが山積みの状態。取り組みたい問題が見つからず「整理整頓をしていないからだ」といったように、ささいなことでけんかになることもありました。

夫婦喧嘩の最大の原因は、“余裕がなくなってくることへの焦り”という気持ちの面が大きいのではないかと感じています。子どもに対してはそこまで感情的にならないのですが、なぜか夫婦になるとけんかになってしまうというのは不思議なものです…。

“中学受験に夫婦喧嘩はつきもの”とよくいわれますが、できることと言ったら、勉強や家事を外注して気持ちや時間の余裕を確保するしかないでしょう。また、わが家には小学3年生の弟もいました。共働きだとただでさえ家庭で子どもに関わる時間が少ないのに、その時間をほぼ受験の子に勉強を教えることに費やすことになります。何でも一人でできる年齢ではないのに学校の宿題や持ち物などのフォローは片手間になり、話しかけられても、うるさいと叱ってしまうこともありました。次男には、かなり我慢をさせてしまったと思っています。

共働きの中学受験で一番大切なのは、時間の使い方

共働きで余裕がない中でも何とか受験を乗り切ることができたのは、わが家の場合は次の3点だと感じています。

  1. 子どもが一人でやることと親子でやることをはっきりさせたこと
  2. 夫婦での役割分担を明確にしたこと
  3. 受験する学校の問題を分析し、必要なことだけで済ませるという学習方法で最短距離を取ったこと

つまり、限られた時間をいかに有効に使うかを意識したのです。

子どもに対して感情的にならない、情報に惑わされず必要なことは自分たちで判断していくなど、受験に対していかに冷静になることができるかが勝負になると思います。

わが家の場合、約1年という比較的短期間で完結したことも大きかったのかもしれません。子どものモチベーションが一度も途切れずに最後までやり切れたのは、短期間だったこともあるでしょう。

しかし、中学受験は共働きかどうかに関わらず子どもの頑張りに尽きると思います。まだ小学生ですから、日によって気分のムラはあります。しかし、机に向かっていないときでも“怒るのは時間の無駄”と考え本人に任せました。

受験するのは、子ども自身です。「行きたい学校がある」という気持ちを強く持ち、最後までキープし続けることが合格へとつながる力になると思います。

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