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2024.05.31

9年間の調査でわかった、机に向かわせるより子どもの「自己肯定感」や「学業成績」に役立つこと

お子さんはチャレンジングな経験をしていますか? ベネッセコーポレーションは約2万組の親子に対し、「子どもの生活と学びに関する親子調査」を行いました。この調査の興味深いところは、9年間もの追跡調査で子どもの変化を観察していること。「チャレンジングな経験」と資質や能力との関係がわかったそうですよ。

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ベネッセコーポレーションは、2015年より「子どもの生活と学びに関する親子調査」をおこなっています。調査対象は、小学校1年生から高校3年生までの約2万組の親子。この調査により、「チャレンジングな経験」が資質や能力にどう影響を及ぼすのかを分析しています。

どれくらいチャレンジングな経験をしているのか

最近の子どもたちはどれくらいチャレンジングな経験をしているのでしょう。

小学校4年生から高校3年生の子どもに、「この1年くらいの間に、あなたは次のようなことを経験しましたか」(複数選択)と質問すると、年度ごとにこのような結果が得られました。(※2017年と2020年は質問していない)

「好奇心・探索の経験」「果敢な挑戦の経験」「将来を考える経験」は横ばい、「夢中・没頭の経験」「達成・自信の経験」は若干減少しています。コロナ禍に顕著な増減が見られても不思議ではありませんが、「コロナ禍だったから減った/増えた」ということは特にないようです。

では、チャレンジングな経験の度合いを「多群」、「少群」に分けてみていきましょう。

「チャレンジングな経験」について、「あり」を1、「なし」を0にすると、このような結果になりました。

いろいろな経験をしたというよりも、「1〜2つチャレンジしたことがある」程度の子が多いようですね。

チャレンジングな経験で非認知能力がアップする

グループ分けした「多群」「少群」で、一度決めたことを最後までやりとげる「粘りづよさ」や難しいことや新しいことにチャレンジしたい「挑戦心」といった、「非認知能力」は変わるのでしょうか。

調査の結果を見ると、チャレンジングな経験が多い子ども(多群)の方が、「粘りづよさ」「挑戦心」ともに、「とてもあてはまる」「まああてはまる」の回答が多くなりました。

    同様に、社会の出来事やニュースへの関心の強さを表す「社会への関心」、将来の目標がはっきりしている「将来観」にも関連する傾向があることもわかっています 。これらは人生を主体的に生きていくために必要な資質といえます。

    チャレンジングな経験が自己肯定感を育てる

    自分の良いところが何かを言うことができる「自己肯定感」や「自分は今、幸せだ」と思える「今の幸せ実感」との関連についても見ていきましょう。集計結果は以下の通りです。

    やはり「多群」のほうがポジティブな回答が多くなっています。全体的な傾向として、「チャレンジングな経験をすると、人生の幸福度が高くなる」と言っても過言ではないでしょう。

    チャレンジングな経験をすると勉強が好きになる

    では、学習に関する意識も見ていきましょう。「授業が楽しいか」と「勉強が好きかどうか」という質問について、「多群」「少群」に分けた結果がこちらです。

    やはり、「多群」のほうが全体的にポジティブな回答が多めです。わが子を「勉強好きな子にしたい」「学校に楽しく通ってほしい」という親の思いにも、チャレンジングな経験は一役買ってくれそうです。

    続いて、「暗記すること(ものを覚えること)」や「論理的に(筋道を立てて)考えること」に対して「得意」と回答した子の割合を見ていきましょう。

    「暗記」「論理的思考」においても、やはり「多群」が優勢です。

    また、学業成績においても、「多群」に軍配が上がっています。子どもを成績上位層にしたいと思うのであれば、チャレンジングな経験を意識してさせてあげるといいのかもしれませんね。

    以上の調査結果から、「チャレンジングな経験」は学力向上など目に見える効果はもちろん、幸せを感じやすくなったり自己肯定感が上がったりなど“心”にも良い影響を与えることがわかりました。

    子どもの将来の可能性を伸ばすために親がしてあげられることは、「机に向かわせること」よりも、「経験の場をできるだけたくさん用意すること」なのかもしれません。放課後や休日などを使って、学校では経験できないようなチャレンジングな経験ができる場を用意してあげたいですね。

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