友達に好かれる子の特徴3つ。「常に友達に囲まれている子」「友達が多い子」の共通点とは?
子どもたちが学校生活を楽しむために欠かせないのが、友達との良好な関係です。友達に囲まれていると、子どもは自信を持ち、楽しい毎日を過ごすことができます。「ソクラテスのたまご」編集部が小・中・高校生の保護者65人に「周囲の友達に好かれる子の共通点」を聞いたところ、3つの共通点があることがわかりました。子どもが楽しい学校生活を送るためのヒントが見つかるかもしれません。
子どもが成長する過程で、友達との関係は非常に重要です。友達と上手にコミュニケーションを取り、信頼関係を築く力は、学校生活や将来の社会生活にも大きな影響を与えます。
では、どんな子どもが友達に好かれるのでしょうか? 「ソクラテスのたまご」編集部が小・中・高校生の保護者65人に「周囲の友達に好かれる子の共通点」を聞いたところ、3つの共通点があることがわかりました。子どもが友達に囲まれ、充実した社会生活を送るためのヒントを、一緒に見つけていきましょう。
1.いつも笑顔で明るい子
友達に好かれる子は、明るく笑顔の子だと思います。公園に行って同じ小学校の子と遊んでいる姿を見ていても、そんな子のまわりには常に友達がいるなと思います。大人でも明るく笑顔の人と一緒にいたいと思います。
(女性・30代・小学校1年生)
明るくみんなに話しかけ、みんなを遊びに誘ってくれるような、壁を作らずに接してくれてリーダーシップがある子。面白いことをしたり、面白い話をし、マイナスな発言はせず常に明るい子供ではないでしょうか。
(女性・50代以上・高校1年生)
男女分け隔てなく話しかけたり、とにかくニコニコしていて愛想のいい子は好かれると思います。自分が学生だった頃も、笑顔を絶やさず、男の子の前でも女の子の前でも裏表のない子が確実に友達が多かった印象があります。
(女性・30代・小学4年生)
友達に好かれる子の共通点として最も多く挙げられたのは、「いつも笑顔で明るい子」でした。
生まれたばかりの赤ちゃんに、笑っている人の顔写真と怒っている人の顔写真を見せたところ、笑っている人の顔写真の方に多く顔を向けたという実験データもあるそうです。「笑顔の人は好かれる」ということは実証されているのですね。
ニコニコしているだけで、まわりにいる人は安心感を感じるもの。子どもがいつも笑顔でいられるように、朗らかな家庭環境を築いてあげたいですね。また、普段から子どもに「笑顔がいいね!」「ニコニコの顔が好き」という声かけをするのもいいかもしれません。
2.協調性がある子
空気を読める子が好かれる。自分の気持ちや意見をしっかりと持っているのは大事だが、それは友達関係の中では出さなくても良い場面もある。先生の前や受験の際には大事だが、友達に発しすぎると、ただの空気が読めない人で友達からハブられることがあると思う。周りにある程度合わせた方が誰とでも上手くやれて好かれる。
(女性・40代・中学校3年生)
協調性のある子が好かれています。いくら面白い男の子でも、悪さばかりするようなタイプは嫌がられてしまいます。友達から遊びに誘われた時、本当は違う遊びがしたくても、たまには付き合ってあげて、後で自分の遊びに誘えるような穏やかな子が好かれます。
(女性・30代・小学校1年生)
友達の話や要望を聞いてあげて、何らかの対応をしてあげられる。遊びに行くときの集合時間や場所に関して相手の都合にあわせて変更することになったとしても臨機応変に対応してあげられる子は人気があると思える。ただし、黙って言いなりになるわけではなく、気をつけろみたいな一言は忘れないようにしていて、しっかり者という印象を持たれる。
(男性・40代・中学2年生)
次に多かった回答は、「協調性がある子」でした。
「自分はこうだ」という自分軸や自分なりの意見を持っていることは大事ですが、人と接するうえでは、「全て自分の思い通りにしよう」とするのはよくありません。子どもが学校や社会の中で円滑な人間関係を築いていけるよう、子どもの声に耳を傾けるところと我慢させるところのメリハリをつけ、家庭の中で社会性を身につけさせてあげられたら良いですね。
3.思いやりがある優しい子
友達に好かれる子供は他人への思いやりがあるのだと思う。おそらく他人の感情に敏感でありいつでも相手を助けられるメンタルを持っている。そして明るくポジティブ、笑顔で周りとコミュニケーションをとっているというのもあると思う。
(男性・30代・小学2年生)
友達に対して、やさしさがみられる子供は好かれると思います。例えば、具合が悪くなった時に、大丈夫と寄り添ってあげる子や、泣いている子にどうしたのとわけを聞いてあげる子は、信頼がおけるし、頼りにされると思います。
(女性・40代・高校1年生)
明るくて、友達に共感できる優しい子。誰にでもいい顔をするわけではなく、自分から話題を発するわけではなく、持ちかけられた話題に共感して、良い話には更にいいことのように広げてあげ、悪い話には共感のみして話を広げないようにする。
(女性・40代・中学2年生)
3つ目は、「思いやりがある優しい子」でした。
「情けは人のためならず」という言葉がありますが、人には「返報性の法則」という、自分がやってもらったことを相手にも返したいという気持ちを持つものだそうです。優しく親切にしてもらったら、自分も相手に同じようにしたくなる。人にしてほしいと思うことを、まずは自分がやってあげるのが、人間関係を円滑にするコツなのでしょう。
ならば、まずは親が子どもに対し、「こんな子に育ってほしい」と思う行動をするのがいいかもしれませんね。思いやりのある優しい態度で接していれば、子どもも自然と同じような行動や態度で人に接し、好かれる子に育つはず。
4.人の悪口をいわない子
友達に好かれる子の特徴は、愚痴や人の悪口を言わなくて明るくて前向きで日との話をよくきくことです。なぜなら、私が学生の頃に、人の話をきいて、愚痴や人の悪口を言わない同級生がいて、その人は、周りの人から好かれていたからです。
(性別は回答しない・40代・中学3年生)
他の子が悪口を言っていても、自分はあまり人の悪口を言わない。大人だろうと子供だろうと人によって態度を変えない。ノリが良くてその場の空気をしっかりと読める子。その場の雰囲気を壊さない、一緒にいて楽しい子。
(女性・40代・中学3年生)
好かれる子の特徴は、人の悪口や嘘を言わず、謙虚であることだと思います、友達の多い息子を見ていると、嘘や悪口を言いません。親である私から見ても信頼できますし、1人の人間として好きだなと思うので、友達も息子の事をそのように思っているのではないかと思います。
(男性・40代・高校2年生)
人から誰かの悪口を聞かされることにストレスを感じる人は多いもの。人が誰かの悪口を言っていたとしても、聞き役に徹し、決して自分からは人の悪口を言わないようにしたいものです。
回答にもあるように、人の悪口を言わない子は周囲の人々から信頼されるだけでなく、周りに良い影響を与え、明るい環境を作り出します。また、他人を批判するのではなく、理解しようと努めることで、自己反省や自己成長の機会が増えるので、自分自身の内面の成長にもつながるでしょう。
無理に自分を取り繕う必要はありませんが、もしお子さんが友人関係に悩んでいるのなら、今回ご紹介した4つの共通点を意識したアドバイスをしてみるといいかもしれません。
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