小学生新聞のおすすめはどれ?無料でお試しできる子供新聞「朝日・毎日・読売」3誌を比較

小学生新聞で人気の朝日新聞、毎日新聞、読売新聞の3社。どれも中学受験対策として注目されていますが、それぞれ特徴が異なるので、お子さんと一緒に選びましょう。この記事ではお子さんに小学生新聞をお探しの保護者様へ向けて、子ども向けの小学生新聞を比較し、特徴や選び方について紹介します。
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目次
中学受験対策にもなる「小学生新聞」とは

まずは小学生新聞について特徴を紹介します。
小学生新聞とは
小学生新聞とは、小学生の子ども向けにつくられた新聞のこと。小学生向けに社会の出来事や経済、生活、その他ニュースをわかりやすく解説してくれます。
また単純に事実を掲載するだけでなく、その出来事の背景にある歴史や法律、根拠となる事実についても補足して説明してくれることが多く、子どもの「問題を発見し、論理的に考える力」に役立つ内容になっています。学校での調べ学習やアクティブラーニングに使われることも多く、最近では中学受験の試験問題にも出題されることが増えました。そのため、中学受験対策として利用しているご家庭も珍しくありません。
一般的な新聞は、難しい漢字が並び、難しいニュースが文字だけで書かれ、紙面も白黒でなんだかとっつきにくい…と感じるお子さんも多いのではないでしょうか。小学生新聞なら、カラフルな写真、イラスト、ふりがなのついた漢字、わかりやすい文章など、すべてが“子ども”向け。子どもでもわかる工夫が随所にみられます。漫画で紹介したり、連携する動画で解説したりするものも。
小学生には刺激の多いスキャンダルや凶悪事件などは取り上げられていないので、保護者も安心してお子さんに与えられますね。
小学生向けの新聞と中高生向けがある
子ども向けの新聞には、小学生向け・中学生向けの2種類があります。小学生のお子さんには、「小学生新聞」をお選びください。
中学生のお子さんには、朝日新聞と読売新聞が「中高生新聞」を発行しています(毎日新聞は休刊中)。どちらも日刊ではなく週刊なので、学校の勉強や部活、塾通いに忙しい中学生でも、負担なく空き時間に読み進められるでしょう。
小学生向けの主要新聞(全国紙)は3誌
小学生新聞で人気なのは、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞の3社。どれも全国紙なので、引っ越したときでもそのまま読み継げるのはうれしいですね。特に朝日新聞が製作している小学生新聞は、なんと難関中学合格者の約40%が愛読しているそうです。
同じ小学生新聞ですが、新聞ごとに特徴が異なります。詳しくは後ほど解説しますね。
中学受験対策や学力UPの効果に期待
小学生新聞を読むと、学力向上が期待できるといわれます。普段の成績アップはもちろん、中学受験対策にもぜひおすすめしたいツールです。
なぜ新聞購読が学力につながるのか。それは、新聞を読むことで「読解力」が身につくからと考えられます。表現力も思考力も理解力も、すべて「読解力」のうえに成り立っています。だから、土台を固めることは成績アップに不可欠なのです。
「読解力」は、中学受験において特に重要な要素です。近年の中学受験では、知識一辺倒では太刀打ちできない問題が出題されています。また4教科の知識に加えて、「読解力」「時事問題の知識」「作文力」の3つが求められます。
この3つはなかなか対策が難しく、「4教科の一般的な問題は十分できるのに、時事問題の対策がどうすればいいかわからず、解けない」「文章を書くのが苦手。うまく記述問題や作文が書けない」など毎年多くの受験生を悩ませている部分です。
そこで注目されているのが、小学生新聞です。新聞を読むと、まず「読解力」が身につきます。さらに「時事問題」にも詳しくなれます。また、毎日“書き方の見本”を読むことで、自然と「作文力」もアップするでしょう。
「朝日・毎日・読売」小学生新聞を比較|3紙の違いを解説
小学生新聞で多くの需要を占めている、朝日新聞、毎日新聞、読売新聞(五十音順)。それぞれ特徴が異なるので、お子さんの好みや求めるレベルでお選びください。
朝日小学生新聞(朝日新聞社)

朝日新聞社の朝日小学生新聞は日刊紙です。用語の解説や時事ネタ欄の穴埋めなど、受験を意識した項目が並ぶので、中学受験を見据えている方には特におすすめです。
また、親向けの受験コラムや、教科ごとの模擬入試問題も定期的に掲載。小学生新聞がブレイクするきっかけとなった新聞だけあり、中学受験が前提の仕様になっているのが特徴です。
デジタル版は「朝小プラス」があり、金額が紙版より少し安くなっています。デジタルならではの利便性もあり、紙とどちらがいいか、親子で見比べて検討してみるとよいでしょう。
なお、一般紙のほうには「しつもん!ドラエもん」というミニコンテンツがありますが、小学生新聞ではドラえもんは使われていないのでご注意ください。
- 月額:2,100円
- ページ数:8ページ
- サイズ:ブランケット版(新聞と同じサイズ/縦545mm×横406mm)
- デジタル版:朝小プラス(月額1900円)
- 解約方法:ウェブサイトから手続き、または最寄りの販売店に連絡
毎日小学生新聞(毎日新聞社)

毎日新聞社の毎日小学生新聞も日刊。他紙よりもニュース要素が多いのが特徴です。全体のデザインも、一般的な新聞に近いものになっています。日ごろから新聞を購読しているご家庭なら馴染みやすいかもしれませんね。親子で同じニュースを読み比べてみると面白いかもしれません。
- 月額:1,750円(毎日小学生新聞紙面版購読申し込み)
- ページ数:8~12ページ
- サイズ:タブロイド判(新聞の半分サイズ/縦406mm×横273mm)
- デジタル版:毎日小学生新聞デジタル(月額1610円)
- 解約方法:ウェブサイトから手続き、または最寄りの販売店に連絡
※北海道では「北海道小学生新聞」として発行されています。
読売KODOMO新聞(読売新聞社)

読売KODOMO新聞は、週刊です。料金はリーズナブルなのに、ページ数は他社を圧倒するほどの大ボリューム。漫画でわかりやすく解説されていたり、名探偵コナンが出てきたりなど、多めの娯楽要素が子どもの興味を引き出します。
小学生新聞の中でもNo.1の発行部数を誇っているので、子ども新聞ビギナーの方は、まずは読売KODOMO新聞を試してみては?
- 月額:550円(毎週木曜発行)
- ページ数:20ページ
- サイズ:タブロイド判(新聞の半分サイズ/縦406mm×横273mm)
- 解約方法:ウェブサイトから手続き、または最寄りの販売店に連絡
小学生新聞は無料でお試しできる
小学生新聞が気になっても、いきなり購読開始するのは勇気がいりますよね。そこでおすすめしたいのが、「無料お試し」の方法です。
朝日新聞、毎日新聞、読売新聞は、それぞれ「お試し」システムを設けています。どれか1社だけ小学生新聞を取り寄せても良いですし、あるいは3社すべて「お試し」して実物を前に比較検討するのも良いでしょう。
時期によっては、『今お申込みいただくと〇〇をプレゼント!』のようなキャンペーンをおこなっていることも。ぜひ、各社ホームページの情報をチェックしてくださいね。ただし、最寄りの販売店と直接契約してしまうと、キャンペーンが適用されないことがあるのでご注意ください。
たとえば読売KODOMO新聞では、キャンペーンが適用されるのは“ウェブでの手続き”や“本社へ電話して申込む”の2択のみ。販売店ではキャンペーングッズを取り扱っていないことから、ウェブまたは本社を経由しての申し込みをおすすめしているそうですよ。
「〇〇がもらえるって言ってたのに!」とお子さんがガッカリしないよう、キャンペーンを受け取るための手続きは確認しておいてくださいね。
小学生新聞の活用法

小学生新聞は、学力アップや中学受験対策以外にも、さまざまなメリットがあります。
【メリット1】まとめノート作成で調べ学習に役立つ
最近の小学校の学習や宿題では、調べ学習が多くなっています。調べるだけでなく、自分の意見も交えてまとめる作業が発生します。
「どんなふうに調べたらいいかわからない」「どういうふうにまとめたらいいかわからない」そんなとき、小学生新聞は非常に役立つツールとなるでしょう。気になる記事を切り取ってノートに貼れば、世界にひとつだけの紙面の完成です。特集の中に、調べ学習についても掲載されています。
【メリット2】親子で話題にでき、表現力を磨くのに役立つ
“興味を持った箇所にマルをつける”ことをやってみると良いでしょう。「どうしてここが気になったの?」など紙面の感想を親子で言い合えば、表現力も向上しますよ。
小学生新聞を親子で読むことで、会話の話題が増えるメリットもあります。新聞を読む習慣は親子で育むとさらに効果的です。親の背中をお子さんは見て育ちます。同じ新聞を読むことで親は子どもの考え方を知り、子どももまた親の考え方や見方を知ることができるでしょう。
【メリット3】夏休みの自由研究などに役立つ
定番の使い方ですが、夏休みの宿題のヒントが小学生新聞には盛沢山!ぜひ夏休みから小学生新聞購読をスタートしてみましょう。豊富な題材や、自由研究の進め方などがたくさんアイデアとして掲載されています。
「小学生新聞で興味を持った部分について、詳しく調べて、夏休みの自由研究にして提出したら入選した」「紙面のレイアウトを真似して、自分の興味のある分野で『マイ新聞』をつくりコンクールに出品したらグランプリを獲った」など、上手に活用しているご家庭も目立ちます。
もちろん、自由研究だけでなく、読書感想文やサマースクールの参加などの情報もあります。
まとめ|小学生新聞の活用方法は無限大!
この記事では小学生の学びに役立つ小学生新聞を、3紙を比較しながら紹介しました。また活用方法についても紹介しています。
小学生新聞の活用法は無限大。「うちはこう使っているよ!」という感想をSNSなどで発信すると、他の保護者から喜ばれるかもしれません。
小学生新聞は、大人が読んでも十分な読み応えがあります。まずは無料購読から、気軽にトライしてみませんか?中学受験対策として、活字を読む習慣づけとして、家族の話題づくりに。小学生新聞を活用して、お子さんの可能性を伸ばしてあげましょう!
<参考資料>
・朝日小学生新聞
・毎日小学生新聞
・読売KODOMO新聞
・トリセツ「子供新聞はどれがおすすめ?読売・朝日・毎日の違いと子供新聞の効果を教えます!」
・朝日新聞EduA「「新聞を読めば学力アップ」相関くっきり 最も効果的な学習活動とは」

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。