夫はなぜ、都合の良い家事・育児だけ関わろうとするのか。妻が腹立たしく思っていること
妻のみなさん、夫は積極的に家事をしていますか? 本来、家事は「手伝うもの」ではなく「分担するもの」ですが、実際夫の協力を満足に得られているかというと……なかなかうまくいかない家庭が多いようです。そんな妻たちのモヤモヤが、C Channel株式会社のアンケート調査であかるみに。よその家庭の家事事情は、どのようなものでしょうか?
どの家事の時間を減らしたい?
家の中のやることリストは、毎日山積み。特に妻たちが面倒と感じているのは、食事作りのようです。
確かに、「食事作り」とひと口に言っても、メニューを考えたり、買い物に行ったり、買ったものを冷蔵庫に詰めたり、野菜を洗ったり切ったりなど、そこにはたくさんの工程が。
料理好きな人なら苦にならないかもしれませんが、料理が苦手な方にとっては苦痛のオンパレード。
世の主婦の皆さま、1年365日本当にお疲れ様です……!
それぞれの家事、夫もやってる?
夫も妻も、毎日忙しく過ごしているのは同じ。しかし一般的に、どうしても妻のほうに負担がかかりがちです。
先述の「減らしたい家事」TOP4について、夫の協力度合いはどのくらいでしょうか?
アンケート結果から、7割以上の夫が食器洗いをしていることがわかりました。メニューを考えるのも食材を調達するのも作るのも妻なら、せめて自分が使った食器くらいは洗ってほしいものですね。
ちなみに筆者の夫は仕事の作業着を自分で洗濯する程度です。掃除なんて絶対にしません! 掃除機の動かし方も知らないのではというレベルです。言えばやると思いますが、お願いしたことでカドが立つ可能性を考えると、自分でやるか……と早々にあきらめてしまうのです。
夫が「食器洗い」をする時に、妻が不満に思うことは?
7割以上の夫が担当している食器洗いですが、妻が思うような仕上がりにならないケースが多いようです。
「汚れが取れていない」「すすぎが甘い」だと、妻が洗い直して二度手間ということも。また水を出しすぎると水道代に影響するので、まとめ洗いでどうにか工夫してほしいものですね。
もっと夫に参加してほしいことは?
妻たちの本音を調査すると、半数近くの妻が「もっと育児して!」と思っていることがわかりました。
「育児しているよ~」と自分で言っている夫でも、妻から見ると「携帯を見ながら相手をしないで」など育児の「内容」が不十分というケースも……。育児の都合の良い部分だけ切り取って関わろうとする姿勢を、妻はしっかり見透しているようです。
アンケートに寄せられたママたちの声をいくつか紹介しますね。
- 家事が苦手ならせめて育児して。
- 「できないから」と言ってやらない。私も最初からできているわけじゃないのに…
- 食べた皿や開けた調味料の瓶を片付けてほしい。こんなことのフォローに時間を使いたくない。
- 土日はママも休みたい!「1食くらいは俺が作るよ」って言ってくれたら神!
- 共働きで正社員でお互い働いていて、仕事後、自分が料理しなきゃいけないなら、せめて一緒に作りたい。働いている時間は同じなんだから。
- メニュー決めから、料理までのキッチンの片付け、作る、盛り付け、片付けまでの苦労を知ってほしい。
- 食器洗いや食事作りはしてくれるけど、風呂掃除は妊娠中に頼んでもやってくれなかった。家事を選ぶな!
- すべて私がして当たり前と思いすぎ。
どれも「わかるわかる」と頷かざるを得ません。でも、「協力の姿勢を見せて」から「協力するなら完璧に」など、妻が求める夫の家事スキルもなかなか高いようですね。
夫婦仲に亀裂を生じさせないためにも、家事分担や参加してほしいことについて、早めに話し合っておくと良さそうです。
妻の思いと、夫の協力。この二つはなかなか距離が縮まらないようですね……。特に夫は「関わる家事・育児」を選びがちなので、それが妻の不満にさらに火をつけている様子。
でも「夫にモヤモヤしているのはウチだけじゃないんだ」と思うと、少し気が楽になりませんか? アンケート結果を参考にして、お互いの思いが一致するようにうまく話し合えると良いですね。
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