学校費、塾、水泳……「教育費の値上がり」6割の親が実感。それでも続けさせたい「習い事」1位は?
教育費の支払いって、本当に大変。「子どものため」と、生活費を節約してまで教育費に充てている方も多いのではないでしょうか。
なのに止まらない値上げの波……。しかし、それでも親は子どものために教育費をかけるもの。今回は、株式会社CyberOwlが小中学生の保護者600名に対して行った、「教育費の値上がり」についてのアンケート調査の結果をご紹介します。
6割以上の保護者が、教育費全体の値上がりを実感
「教育費全体の値上がりを感じるか」の質問には、「とても感じる(21.0%)」「感じる(43.6%)」と、6割以上の保護者が値上げを実感していることがわかりました。
学校費も例外ではなく、約4割の人が学校費の値上がりを感じているよう。特に給食費の値上がりが目立っているようです。確かに、スーパーに行けば軒並み値上げしています。食材はもちろん調味料まで! 給食費が高騰するのも仕方がないことかもしれませんね。
塾、学習塾、水泳……習い事も軒並み値上がり
続いて習い事。習い事についても値上がりを感じている人が多いようです。こちらも、値上がりについて「とても感じる(18.8%)」「感じる(37.6%)」と回答した保護者が半数を超えました。
具体的に値上がりがあった習い事はこちら。
「塾・学習塾」がダントツのトップでした。これは人件費や施設費が高騰したことが原因と考えられます。また、塾や学習塾に通っているお子さんの数がもともと多いことも理由のひとつでしょう。
「水泳」も第2位にランクインしています。これは電気代や燃料代が高騰しているためで、水温管理のための値上げといえそうです。
「パート募集!時給〇〇円~」などのチラシをよく見かけますが、時給の高さに驚くものの、結局は物価の値上げによりプラスマイナスゼロなんですよね……。でも、親は子どもに「生活が苦しいから習い事どちらか辞めて」とは言いにくい。結局は、生活を切り詰めて捻出するしかないのがもどかしいところです。
値上がりがあっても続けさせたい習い事は?
値上げは苦しいですが、それを理由に子どもの可能性の芽を摘みたくはないですよね。「値上がりがあっても続けさせたい習い事」についての調査では、「塾・学習塾(39.8%)」の回答がダントツのトップになっています。
「塾・学習塾」と回答した割合は、小学5・6年生~中学生の保護者が多かったそう。
- 「勉学のためには値段のことは言ってられない。少しの値上げならこのご時世仕方ないと思います」(小学5年生の保護者)
- 「多少塾代が上がったとしてもコロナ禍でいつ学級閉鎖などに見舞われることがあるかもしれないので塾は辞めさせられません」(中学2年生の保護者)
「学力向上するなら金額が多少高くなったって!」という親心が伝わってきます。受験を見据えているご家庭は、なおさらですね。第2位は「スポーツ系習い事(21.0%)」でした。回答した割合は、小学校低学年~中学生保護者まで、まんべんなく見受けられたようです。
- 「子どもが楽しく、目標に向かって頑張っている姿を見ているからです」(小学2年生の保護者)
- 「子どもがやりたいと言ったことなので、高くても続けさせてあげたい」(小学3年生の保護者)
こちらも、子どもの“好き”を見守りたいという親心ですね。値上げは苦しいですが、節約できるところを見つけながら、習い事を通して子どもの可能性を伸ばしてあげたいですね!
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社CyberOwl)
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