2023年に「家計改善したい人」が意識するといいこと。お金を貯められた人の体験談から考える

2022年は値上げラッシュの年でした。2023年は今まで以上に値上げのペースが加速するとされています。しかし、この値上げ時代にもかかわらず、お金を貯められた人は少なくないようです。「2022年に家計を改善した」人たちの話から、2023年の家計改善のヒントを見つけてみませんか?
家計を改善した人が意識していること
株式会社マネーフォワードは、お金にまつわるさまざまなテーマについて、自社サービスのユーザー9,727名を対象に「お金の意識調査2022」を行いました。

値上げや円安にもかかわらず「家計改善した」と回答したのは、全体のおよそ半数。特に「日ごろの支出を意識」「携帯電話料金の見直し」「年会費や月額のかかるサービスの見直し」というように、日常生活の一つひとつを見直して、着実に無駄をなくしていったことがわかります。

「日ごろの支出」というと、なんだかぼんやりしていますが、具体的な内訳を見ると「外食費」「交際費」などがメインのようです。確かに、コロナ禍で外出の機会そのものが減少しました。誰かと会うことも控えるようになったため、“外”に関する支出減少にはうなずけますね。
筆者もコロナ前より出かける機会が減ったため、かなりの節約になったと感じています。どこに出かけても値上げばかりの昨今、さらに行く気が失せつつあります。
つまり例年よりも家にいるようになったのですが、その分だけ「食費(日ごろの食料品)」や「水道・光熱費」の支出が増えてしまいました。外で支出するか自宅で支出するかの選択を迫られますが、それでも自宅での支出のほうがいくらか節約になるでしょう。

このような外食費や交際費の減少を「無駄遣いが減った」と総称するのかもしれません。
お金を貯められた人の家計管理術
株式会社マネーフォワードには、“家計管理を工夫してお金を貯められた”という人の声もいくつか届いているそうです。自由回答の中から、いくつか紹介しますね。
2022年、これまでで一番効果のあった家計管理術
- ポイント還元率にあわせた決済手段で買い物をする
- 家庭菜園にチャレンジ。毎月1万円ほど食費を浮かすことが出来た
- ストック買いをしっかり自分が使い切れる量で行う
ポイント還元は重要ですよね。うまく使えばひと月に数千円の節約が達成できることもあるので、情報はこまめにチェックしておきたいもの。また家庭菜園で自給自足を始めたという方も。収穫の喜びも味わえるので、節約と合わせて一石二鳥でしょう。

なお、“今年の冬のボーナスの使い道”についても質問すると、1位「貯蓄へ回す」、2位「投資へ回す」、3位「趣味・娯楽費」でした。堅実に生きる方が多くて驚きです……!

“2023年に向けて予算を増やしたいと思う支出”については、1位「趣味・娯楽費(旅行、映画・音楽・ゲームなど)」、2位「教育費」、3位「健康・医療費(フィットネス、ボディケア、医療など)」という結果に。
コロナや値上げもある程度落ち着いたら、思う存分に羽を伸ばしたいという方が多いのでしょう。そのためには、日ごろの家計管理が欠かせません。ご家庭ならではの工夫と節約術で、着実に家計改善していきましょう。できることから少しずつ始めていけば、気づいたときには想像以上のお金が手元に残っているかもしれませんよ。
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社マネーフォワード)

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。