「教育費÷世帯年収=15%以上」は要注意家計!使える制度も徹底活用しよう

子育てって、なにかとお金がかかりますよね。特に気になるのが、教育費。子どもの将来のための投資……と思おうとしても、家計に直結するのでやはり切実な問題でしょう。
7月に発売されたばかりの『書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方』(翔泳社)は、家庭ごとの収入や進路にあった教育費のかけ方と貯蓄計画を知ることができる1冊です。
あなたの家庭の支出や貯蓄、適切ですか?
『書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方』とは、2022年7月に、株式会社翔泳社から発売された保護者向けの本です。

この本の大きな特徴は、実際に「書き込める」こと。子どもにかかる教育費やその他の支出などを客観的に知ることで、「今のうちにいくら貯めておけばよいのか」「具体的にどう貯めればよいのか」などが分かるようになっています。
一般的に、子どもの成長と共に支出も増えることがほとんど。今抱えている「この先大丈夫なのかな」という漠然とした不安をぬぐうにはぴったりの一冊でしょう。
「教育費÷世帯年収=15%以上」は要注意!?
子どもの教育費、毎月いくらまでなら出せますか?
「ここまで出したい」と思う理想の金額と、「ここまでなら出せる」という実際の負担金額は、必ずしも一致するとは限らないでしょう。
一般的に、「教育費÷世帯年収=15%以上」になると、生活が厳しくなるといわれています。年齢がすすむごとに教育費がかさみがちなので、「子どもが〇歳になったときには……」と将来のことを予想しながらじっくり計算していきましょう。
このとき「教育費÷世帯年収=15%以上」になりそうな年があったら要注意。この期間を乗り越えるために、今のうちから「工夫」しておくのがポイントです。
ヒントは、教育費の積立。毎月一定額を積み立てていけば、必要なときにある程度のまとまった金額を支出できるはず。もし、現段階で無理な積立額を設定していたら、日ごろの教育費をはじめ、変動費、固定費などを丁寧に見直していきましょう。
ちなみに筆者の家庭では、子どもが0歳のころから学資保険で積み立てています。一応、大学入学に備えて18歳と20歳で還付される予定なのですが、子どもが7歳の現在、少なくともあと10年以上は払い続けなければなりません……。毎月の生活が圧迫されている一因なので、これを機に教育費を含む毎月の支出を見直そうと思っています。
【子どもの年齢別】かかるお金と使える制度
『書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方』は、子育て世代の家計相談を得意とするFP(ファイナンシャルプランナー)の著者・前田菜緒さんが、子どもの年齢別に、それぞれの時期に必要なお金のみならず、受けられる制度を紹介してくれています。
目次
第1章:0歳 産休と出産でもらえるお金とかかるお金を確認しましょう!
第2章:0~3歳 育休中の収入や使える制度を確認しましょう!
第3章:0~5歳 育休開けの仕事復帰から小学校入学までに、かかるお金や使える制度を確認しましょう!
第4章:0~15歳 小学生と中学生の時にかかるお金を確認しましょう!
第5章:0~22歳 高校生と大学生の時にかかるお金を確認しましょう!
第6章:全年齢 今から貯めるべき金額と方法を確認しましょう!
すべての章が「0歳~」となっているのが特徴的ですね。子どもが生まれてすぐだと、「高校生の時の話なんてまだまだ先」「大学生になった時なんてまだ考えられない」など思いがちですが、実は0歳からのコツコツした貯蓄計画が、お子さんの将来の可能性を広げていくことがわかります。

子どものための教育費。しかし「教育費÷世帯年収=15%以上」になると生活が厳しくなるので注意が必要です。『書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方』を活用して、将来へ向けて、上手に教育費をかけたり貯めたりしてくださいね。
<参考資料>
・翔泳社 教育費の「かけ方」「貯め方」が書き込みながらわかる本『書けばわかる!わが家の家計にピッタリな子育て&教育費のかけ方(PR TIMES)

教育に関する有識者の皆さまと一緒に、子を持つお父さん・お母さんでもある「ソクラテスのたまご」編集部のメンバーが、子どものために大人が知っておきたいさまざまな情報を発信していきます。