子どもの「好き」を味方につけよう!上手な活用方法を専門家に聞いた
漫画家・こげのまさきさんの連載企画。第18回のテーマは「子どもの『好き』の活用方法」。子どもが好きなキャラクターや乗り物、遊びなどを取り入れると、苦手なことにも前向きに取り組んでくれることがあります。でも、どんな場面で取り入れると効果的なのでしょうか?子どもの「やってみたい!」という気持ちを引き出すコツを、専門家に聞きました。



子どもの「好き」はどんな場面で活用できる?
「好きなキャラクターの歯ブラシなら歯みがきを頑張れる」「電車ごっこをするとスムーズに帰ってくれる」など、子どもの好きなものを取り入れると、驚くほど行動が変わることがありますよね。
どんな場面で子どもの「好き」を使うと効果があるのでしょうか?「子どもの“好き”は、やる気を引き出す大切なきっかけになります」と話すのは、子どもの発達に詳しい公認心理師の宮崎りさ先生。具体的な活用シーンを聞いてみました。
【子どもの「好き」を活用すると効果的な場面】
- なかなか言うことを聞いてくれないとき
- 苦手なことに取り組むとき
- 新しいことにチャレンジするとき
- やる気が出ないとき
人は興味や好奇心を感じると、脳の「報酬系」といわれる快楽や意欲に関わる場所が活性化し、学習や記憶に関わる働きが高まると言われています。そのため、やる気が湧くだけでなく、より身につきやすいというメリットもあります。
なぜ「好きなもの」が効果的なの?
苦手な計算でも、好きなゲームやキャラクターが登場すると、いつもより前向きに取り組めることがありますよね。なぜ子どもの「好きなもの」を取り入れると効果があるのでしょうか。
大人はあまり意識していませんが、私たちの行動の多くは、「やってみよう」と思える何か(動機)があることで動いています。
例えば、仕事なら給与ややりがい、料理なら「おいしい」と喜んでもらえたり、作ること自体が楽しかったりすることが、やる気につながっています。
子どもの「好きなもの」を取り入れるのも、こうした「やってみたい」という気持ちを引き出す工夫の一つです。
例えば、公園から帰りたがらないときに「電車が出発しま~す!」と好きな世界観で声をかけたり、好きなキャラクターのドリルを使ったりすると、苦手なことや興味のないことでも、「やってみよう」という気持ちが生まれやすくなります。
「好き」を取り入れると親子にうれしい変化も
子どもの好きなものを活用することで、親子関係にもいい影響があると宮﨑先生はいいます。
大人に言われて嫌々するのでは無く、子どもが楽しく取り組めてなおかつ身につく、というのが好きなものを活用することの良さです。
そして何より、嫌なことを無理にさせるよりも、子どもが興味を持てる工夫をすることで、親子の関係性も良くなりますよ。
子どもの「好き」は、やる気を引き出すだけでなく、親子で楽しく取り組めるきっかけにもなるんですね。「どうしたらやってくれるかな?」と思ったときは、お子さんの「好き」を味方につけてみるのも一つの方法かもしれません。
みなさんもぜひ参考にしてみてください。
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