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2022.10.07

「またお下がり…」と言われて編み出した、下の子に「新品の服」を着せるための節約法

きょうだいの子育てをする中で、「なんで自分ばかり我慢しなきゃいけないの?」と言われ、焦ったことはありませんか? 合同会社serendipityの「きょうだい格差」についてのアンケート結果をもとに、それぞれがどんな「きょうだい格差」を感じているかを見ていきましょう。

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上も下も「きょうだい格差」を感じている

きょうだいのいる全国の20歳以上50歳未満の男女約3000人に、「他のきょうだいと自分の扱いに対しての親への不満はあるか」を尋ねたところ、長子・中間子・末子に関わらず、全体的に約半数の方が「不満あり」と答えました。

では、「不満がある」と答えた方は、親に対しどんな不満があったのでしょうか。それぞれ見ていきましょう。

長子が感じる「きょうだい格差」

長子に尋ねたところ、「弟・妹には甘かったのに、自分には厳しかった」「兄(姉)だからと言われ、我慢することが多かった」という回答が一番多い結果となっています。

筆者自身も長女。怒られるのはいつも自分ばかりだったという苦い記憶があります。

しかし、2児の親になった今、上の子であるがゆえの期待や、下の子に手がかかることでつい頼りにしてしまう親の気持ちも理解できるような気がします。

中間子・末子が思う「きょうだい格差」

一方、中間子・末子は「洋服や持ち物がお下がりだった」という回答が一番多いという結果に。

実際、筆者も下の息子から、「○○(兄)はいつも新しいもの買ってもらっていいよね、僕はいつもお下がり」と言われて言葉に詰まったことがあります。

親としては、まだ使えるからと下の子に再利用してしまうのですが、やはり少し不平等に感じてしまいますよね…。

「きょうだい格差」を減らす方法

では「きょうだい格差」を減らすため、親として何がしてあげられるのでしょうか。

元幼稚園・保育園教諭の筆者が、年子育児で試行錯誤した実体験も踏まえながら、「きょうだい格差」を減らす工夫を紹介します。

長子の「きょうだい格差」対策

  • 「お兄(姉)ちゃんなんだから」を辞める

上の子は誰だって好きで「お兄(姉)ちゃん」になった訳ではありません。

ひとりのときは親からの愛情をたっぷりと独り占めしていたのに、下の子が生まれた途端、それまで受けていた愛情や注目が半減してしまうので、途端に「自分は愛されていないのでは」と不安になってしまいます。

親に注目してもらいたい時のサインの現れとして、赤ちゃん返りなどがありますが、その行動が不安への反動であり、愛情を取り戻す手段としての行動なのです。

上の子だって同じように愛され、甘えたいというのが本音。でも、たまたま先に生まれたからといって、自身の気持ちを抑えて下の子に譲ったり我慢したりしなくてはいけないのはおかしな話ですよね。

親としては、上の子の方が下の子に比べ理解力がある分、つい我慢させてしまいがちですが、年の差に関係なく上の子の言い分もしっかり聞き受け入れてあげることが大切です。その上で、親が困っていることを伝え助けてもらいましょう。

子どもはママやパパのことが大好きだからこそ、親が困っている時の助けを快く受け入れてくれるもの。「○○させる」のではなく「お願いする」というスタンスで子どもに甘えてみると、子どもも「○○させられた」という嫌な印象を残さず、喜んで「お兄(姉)ちゃん」をしてくれるようになりますよ。

  • 褒めるときに「お兄(姉)ちゃん」を使う

逆に、「お兄(姉)ちゃんだから」という言葉は上の子を褒めるときには有効です。

「さすが、お兄(姉)ちゃんだね」などと褒められると、お兄(姉)ちゃんであることが嬉しいことに変ります。親に必要とされ、褒められた経験が多いほど、自己肯定感も上がり、下の子にも優しくしてくれるようになったり、親の手伝いを率先してくれるような優しい子になります。

筆者の家庭では、家事やおつかいなど、様々なことを子ども達に任せるようにしています。その時のリーダーは長男。時々失敗することもありますが、どんな時も必ず「さすがお兄ちゃんだね」と挑戦したことを褒め、感謝の気持ちを伝えるよう心がけています。

そうすることで、お兄ちゃんであることを楽しみながら、誇らしげにお手伝いをしてくれていますよ。

中間子・末子の「きょうだい格差」対策

  • それぞれの個性があるということを認める

同じ親から生まれ同じ環境で育っていても、それぞれの成長スピードも違えば性格や性質も全く違うものです。上の子ができていたことが、下の子もできて当たり前ということはありません。

「お兄(姉)ちゃんはできていたのに」ときょうだい間で比較されてしまうと、「自分はダメなんだ」と自信をなくしてしまいます。

きょうだいに関わらず、他者との比較は自己肯定感を下げてしまうことに繋がります。今できなくても焦る必要はありません。「いつかできるようになればいい。この子のタイミングがあるから。」というスタンスでありのままを認めることが大切です。

「できなくて当たり前。できたらすごい」の視点で関わってみると、子どもに対する見え方や子どもに対する関わり方が変わり、穏やかに見守ってあげられるようになるかもしれません。

  • お下がりを減らす

我が家では、ほとんどの洋服は1シーズンで捨て、買い替えています。

一見、もったいないように思えますが、1シーズンで購入するのは上下5~6着程度。上下5~6着程度あれば、着替えが多かった日や、洗濯をさぼった日も翌日なんとかなります。

特に洋服は可愛いものを見つけたり、セールになっていたりすると、ついついたくさん買ってしまいがちですが、たくさん買ったとしても着ているものは実際のところ数着程度。

まだ傷んでいない着られそうな服があると、もったいなくて捨てられず、結局上の子がサイズアウトした洋服を下の子が着ることになりますよね。

1シーズンを上下5~6着で過ごすことで、洋服代も抑えられ節約になりますし、1シーズンが終わるとだいたいヨレヨレになっているので、心置きなく捨てられます。クローゼットがパンパンにならないのもメリットです。

筆者自身もそうでしたが、気がつけば、きょうだいに差をつけてしまっているのは親自身で、それが子どもが感じる「きょうだい格差」に影響しているのだと思います。

上の子、下の子という概念を捨て、「それぞれを個性の違う一人」として関わり、「ありのままを受け入れてあげる」ことが、「きょうだい格差」を減らす一番いい方法になるかもしれません。

<参考資料>
合同会社serendipity 親は自分よりも他のきょうだいの方が好き? 【きょうだい間格差について調査】 親の扱いに末子男性の57.5%は「不満ない」 一方、中間子女性の67.2%が「不満あり」!(PR TIMES)

木村友奈

木村友奈

モンテッソーリ教育を行う幼稚園での教諭歴4年、保育士歴5年の経験を経てライターに。育児・教育に関する記事を執筆。現在は小1・2年の男の子を育てる母でもある。 幼保の現場で培った経験を自身の子育てに活かしながらも、現場では見えなかった子育ての難しさを感じ日々奮闘している。幼稚園教諭・保育士・母としての経験が、子育てに悩むママの力になる情報を発信できるよう目指している。

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