【漫画連載】仕上げ磨きを嫌がるのはなぜ?子どもの「イヤ!」の理由と対応を専門家に聞いた
漫画家・こげのまさきさんの連載企画。第21回のテーマは「仕上げ磨きを嫌がる子」。子どもの歯をきれいに磨いてあげたいのに、「イヤ!」と逃げられたり、なかなか口を開けてくれなかったり…。毎日のことだからこそ、困ってしまうこともありますよね。
子どもはなぜ仕上げ磨きを嫌がるのでしょうか?考えられる理由と、少しでも楽しく・安心して取り組むためにできる工夫を専門家に聞きました。



どうして仕上げ磨きを嫌がるの?
自分で歯磨きをするのは嫌がらないのに、仕上げ磨きをしようとすると嫌がったり、口をちゃんと開けてくれなかったり…。毎日やることがスムーズに進まないと困ってしまいますよね。
「仕上げ磨きを嫌がる理由はもちろん子どもによって異なりますが、いくつか考えられる理由があります」と話すのは、子どもの発達に詳しい公認心理師の宮崎りさ先生。
仕上げ磨きを嫌がる代表的な3つの理由と、それぞれに合わせた工夫を教えてもらいました。
【仕上げ磨きを嫌がる主な理由】
- 仕上げ磨きが面倒くさい
- 自分でやりたい気持ちが強い
- 口の中を触られるのが不快
理由1|仕上げ磨きが面倒くさい
大人でも、そもそも歯磨き自体を面倒に感じることがありますよね。
自分で歯磨きをしたうえで、さらにもう一度磨かれないといけないのは、子どもにとっても面倒に感じることがあります。「早く遊びたい!」「次のことがしたい!」という気持ちが背景にある場合もあるでしょう。
そんなときは、歯医者さんごっこ風にしたり、子どもに手鏡を持ってもらって「お母さん、上手にできてるか教えてね」と声をかけたり、歯磨きの歌に合わせたりするなど、子どもが楽しめるように誘ってみるのがおすすめです。
理由2|自分でやりたい気持ちが強い
子どもが成長して自我が芽生えてくると、「自分でやりたい」という気持ちが強くなります。仕上げ磨きに限らず、大人に何かをされたり、決められたりすることに抵抗を感じるようになることもあります。
そんなときは、「お父さんがする?お母さんがする?」「上の歯からする?下の歯からする?」など、ちょっとしたことでも子ども自身に決めてもらうタイミングをつくってみるとよいでしょう。
理由3|口の中を触られるのが不快
大人でも、歯医者さんで治療を受けるときに、口の中を触られることを不快に感じることがありますよね。口の中はとても敏感な場所なので、少しの刺激で痛みを感じたり、痛くなくても不快に感じたりすることがあります。
そのため、仕上げ磨きは大人が思っている以上にやさしい力で行うことが大切です。強い力や大きな動きで磨いたり、大人のペースで無理に進めたりするのは避けましょう。
また、他の人に触られて自分でコントロールできない状態は、子どもにとって不安を感じることもあります。「次は奥の歯だよ」など、これから何をするのかを伝えて、見通しを持てるようにすると安心につながります。
「上の歯と下の歯、どっちから磨く?」など、子ども自身に決めてもらうのもおすすめです。
無理に磨くのはNG?仕上げ磨きで大切なこと
仕上げ磨きを嫌がるのにも、「面倒くさい」「自分でやりたい」「口の中を触られるのが不快」など、いろいろな理由が考えられるんですね。
毎日のことだからこそ、「ちゃんと磨かなきゃ」と焦ってしまうこともありますが、無理に進めるのではなく、楽しくできる工夫をしたり、子ども自身に選んでもらったり、次にすることを伝えたりすることも大切です。
お子さんがどんなことを嫌がっているのか様子を見ながら、その子が少しでも安心して取り組める方法を見つけていきたいですね。
みなさんもぜひ参考にしてみてください。
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