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2022.08.25

【書き順クイズ】1画目はどっち?大人が書き順を間違えやすい漢字|1年生編 

子どもに「書き順が違うよ!」と指摘したものの、自分が間違っていたという経験はありませんか? 漢字の書き順に自信のないパパ・ママもいるかもしれませんね。
今回は、1年生で習う「大人が書き順を間違えやすい漢字」を紹介。いくつ正解できるか、子どもと一緒にクイズ感覚で挑戦してみてください。

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1年生で習う、書き順を間違えやすい漢字

さっそく、「大人が書き順を間違えやすい1年生の漢字」を見ていきましょう。

「右」

「右」は漢字検定10級でも、書き順を出題されることがある漢字のようです。
●を1画目で書くことにより、「ノ」のはらいが短くなり、バランスのとれた形になります。

ということで、正解は「●」です。

「左」

「右」の1画目が●ということなら、「左」の1画目も●だと思いますよね。
しかし「左」は、「ノ」のはらいが「右」よりも長いという違いがあります。


●を2画目で書くことにより、「ノ」のはらいが長く書きやすく、バランスのとれた形になります。

ということで、正解は「▲」です。

「田」

書き順には基本的な「7つのルール」があります。その一つに「縦横が交わる字は、横棒から縦棒を書く」とされています。

このことから、3画目は●と思いきや、「田」は例外。

ということで、正解は「▲」です。

基本的な「7つのルール」については、前回の記事で詳しく紹介しているので、こちらもぜひ読んでみてください。

【書き順クイズ】1画目はどっち?大人が書き順を間違えやすい漢字|2年生編
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子どもに「書き順ちがうよ!」と指摘したものの、自分が間違っていたという経験はありませんか?  たびたびクイズ番組でも取り上げられる書き順クイズでも、思っていたも.....

「王」

縦横が交わる字は、横→縦に書くのが原則ですが、「田」と同様に「王」も例外。

手引きによると正解は「●」なのですが、実は「王」は「▲」も正解です。

書き順は昔の書道家や学者たちが、美しい字を早く書くために工夫をこらし決まったもの。人や地域や書道の流派によって異なっていたり、漢字発祥の地である中国との違いによって「書き順が2つある」漢字も存在するそうです。

「青」

「青」は、小1と小2の息子がいる筆者の家庭でも、物議を呼んだ漢字。
三本線を書いたあとに縦線を書いた方が美しく書けそうですよね。実際、筆者もそのように習った記憶があります。

「青」は手引きによると「▲」が正解です。
しかし、「青」も書き順が二つある漢字の一つなのです。

何問正解できましたか?
小学生で習った時の記憶との違いに、「書き順が変わったの?」と感じる方もいるかもしれません。

実は、漢字の書き順に違いを感じるのは、ある年齢からが多いようです。

ある年齢を境に書き順に違いが

そもそも漢字の書き順は、文字を美しく書くために、昭和33年に文部省が作成した「筆順指導の手引き」をもとに定められています。この手引きの発行以降、基本的に書き順は変わっていないとのことです。

では、なぜ書き順に違いを感じる方がいるのでしょう

この手引きが発行されてから教育現場に浸透し始めたのが、平成以降。書き順が統一されるようになったのも、この頃からだそうです。

つまり、書き順に違いを感じるのは平成初期に小学生だった方(35歳以降)を境に、書き順に違いを感じる方が多いということになるのです。

時代が変われば学習の仕方も変わるものなのですね。
大人も自分の知識が正しいと決めつけず、子どもと一緒に楽しく学習しながら、アップデートしていきたいですね。

<参考資料>
筆順指導の手びき
筆順指本文教出版
東京書道教育会(ゆかいな筆順1)

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