7割以上が「裏垢」を持ってるってマジ!?SNSと“密な時代”の、親のTO DO
お子さんはSNSデビューしていますか? 調査によると、中学卒業までにSNSデビューした子どもは8割以上。そのうち7割以上は、「裏アカウント(裏垢)」を持っているそうです。
親の目が届きにくくなると、トラブルが心配ですよね……。中高生のSNS利用の実態から、「親のすべきこと」を見つけていきましょう。
SNSで「友人との交流」! しかし……
スタディプラス株式会社が中高生を対象におこなったアンケートによると、「SNSを利用し始めた目的」について、ダントツ1位の回答は「リアルの友人との交流」でした。2位は「家族との連絡」、3位は「情報を得るため」と続きます。
このことから、SNSは中高生にとって「便利なコミュニケーションツール」であることがわかります。
スマホを持っていれば、必要なときに必要な相手とつながれます。「約束の時間にちょっと遅れそう」「ついでに〇〇も買ってきて」など、いつでもやり取りできるのは便利ですよね。インターネット検索を使えば、学習に関する調べものにも役立つでしょう。
しかし「誰とでもつながれる」という特性上、いわゆる「ヤバい人」とつながってしまう恐れもあります。実際、「SNSで出会った」という相手に命を奪われるという事件も後を絶ちません。中高生といっても、人生経験はまだまだ少なく、未熟な判断をしがちです。正しく安全にSNSを使うには、親の指導が不可欠といえるでしょう。
SNSトラブルについてもっと知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
「裏垢」は当たり前? 人によっては5個以上も
SNSにはさまざまな種類がありますが、スタディプラス株式会社がおこなったアンケートによると、「Instagram」と「Twitter」の利用者のうち半数以上は裏垢を持っているそう。
なぜ、子どもたちは複数のアカウントを持つのでしょうか? 裏垢をつくった理由を聞いてみると、意外な声が返ってきました。
- 本命アカウント、病み用アカウント、趣味用アカウント、ポケモン用アカウント、勉強用アカウント、学校の生徒会用アカウントなどを使い分けている。
- 仲良しだけとつながるアカウントと、学校全体用のアカウントの2つを持っている。
- 写真やつぶやきを投稿するアカウントと、勉強のやる気を上げるためのアカウントがある。
筆者は「裏垢」と聞いたとき、クラスメイトへの悪口や男女の出会いなどダークな想像をしたのですが、実際はポジティブな使い方をしている子どもが多いことに驚きました。
筆者自身も、実はLINEアカウントを2つ持っています。電話番号が変わったので自然と2つになっただけなのですが、アニメや漫画など趣味全開のアカウントと、アイコンも何も設定していない無地アカウントを使い分けています。
前者はプライベート用、後者は近所での通学班連絡網用です。ご近所やママ友には趣味とか隠しておきたいです。「あそこのママ、少年ジャンプのキャラクターがアイコンなんだけど……」とかウワサされたくないですからね(苦笑)。中高生たちも同じように、相手によって「見せる顔」を使い分けているのでしょう。
SNSデビューする前に、親がすべきこと
IT化がすすむ現代、スマホはもっと身近なものになるでしょう。SNSデビューの低年齢化もすすみ、小学生で「マイスマホ」を持つのが当たり前の世の中になるかもしれません。
思春期に入ると、親の声はなかなか聞き入れてもらえなくなります。できれば、小学生のうちからSNSルールやスマホルールを教えておくのが望ましいでしょう。
小~中学生向けのSNS・スマホルールについて、もっと知りたい方はこちらの記事をお読みください。
SNSを使う中高生のうち、7割以上が裏垢を持っています。
それは、子どもなりに「自分」を使い分けるためであり、決してネガティブな使い方とは限りません。
子どもが思春期を迎える前に、ぜひSNSやスマホのルールについて教えてあげてください。ルールを守って使えば、子どもは自分の「居場所」を見つけながら、楽しく便利に生活できますよ。
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