【気まぐれ中学受験】小4の秋、はずせないイベントと言えば…
インスタグラムで育児にまつわる情報を発信している「ソクたまアンバサダー」。そんなアンバサダーのみなさんに、子育てや教育について、それぞれの視点で執筆してもらうコラムです。今回は、中学受験サポートの経験やコツを発信している、ポチたま中学受験さんの子育てコラムをお届けします。
ついに夏休みが終わり、学校が始まりましたね。我が家では、8月末は宿題などに追われ、バタバタとしていました。
子どもたちはそれほど学校が嫌いではないのですが、それでも夏休みが終わるのは、かなり残念そうな様子。「あーついに夏休みも終わりかあ!」と嘆きながら通学すると、久しぶりに家の中に静寂が訪れました。
ここで親はのんびりとしたいところですが、学校が始まると学習スケジュールも修正する必要が出てきます。
夏休みに始めた週間スケジュールですが、予定がわかりやすいと好評だったので、継続することにしました。毎週日曜日に、親子で話し合って予定を確認します。
ゲームできるのは週に3日間。それも自分で記入します。やることをしっかりやれば、ゲームができるというシステム。
1週間に4科目を1時間ずつ勉強するのが、現在のルーティンです。
日曜日の欄に「文化祭」の文字が……。
そう、秋は中学校の「文化祭」のシーズンでもあるのです。
中学受験で「文化祭」は超重要
ここ数年、新型コロナの影響で、なかなか「文化祭」に行くことができませんでした。
ですが今年は多くの学校で、制限のない「文化祭」が開催されそうです。実は中学受験をする子にとって「文化祭」は超重要イベントです。
その理由は大きく2つあると考えています。
1:学校を好きになる「きっかけ」をつくる
1つ目は「学校を好きになるきっかけ」作りです。正直に言うと、ほとんどの学校の「文化祭」は楽しいものです。
生徒たちは優しく、イベントは盛りだくさん。中学校の良いところを、余すところなく体感できます。
ここで大切なポイントが「親が行って欲しい学校に最初に行く」こと。文化祭を通して、子どもと「いい学校だったね、あの学校に行きたいね」と会話することです。
最初の体験は強烈なので、その学校を志望する可能性が高くなります。
我が家の長男くんも文化祭に行った学校に「行きたい」と言い始めて、中学受験をすることにしました。
逆に気をつけたいのが、「説明会には子どもと一緒に行かない」こと。説明会は基本的に保護者向けなので、あまり楽しさはありません。「なんか面白そうじゃなかった」という印象を持つ可能性があります。
個人的には「志望順位が高い学校」の文化祭に最初に行くことをお勧めします。
2:勉強のモチベーションにつながる
2つ目の理由は、勉強へのモチベーションが上がることです。
憧れの学校や先輩を間近で見ることで、勉強する意味を再確認できます。我が家は志望校の先輩から、次のようなアドバイスを頂きました。
当時、本当に感動したのでシェアします。
文化祭は5年生になると勉強のスケジュールが忙しくなってくるので、なるべく4年生のうちに参加するのがお勧めです。
夏休みを経て朝学習が習慣になる
最近、小4の次男くんの「朝の学習」が 習慣になってきました。始めたきっかけは、「夏休みに朝早く起きたらNetflixが見たい!」と言い始めたこと。
計算と漢字をやった後なら、テレビを見てもOKにしたところ、毎朝必ず6時に起きて、計算と漢字を勉強するようになりました。
その代わり、前日の夜に勉強の道具をセットするのは親の役目です。
リビングテーブルにノートや問題集を開いて、やるべき問題を置いておきます。
その時に付箋も貼っておき、どの問題をやればよいか、分かりやすくしておきます。毎晩、寝る前にこんな感じで準備をしています。
朝起きた次男くんがこの問題を解きます。その後、朝食の前に親が採点し、朝食の後に復習をするという流れです。
夏休みが終わってもこのシステムは続いていて、復習した後、学校に行っています。
まさか、勉強嫌いの次男くんが、毎朝勉強するなんて思いませんでした。ちょっとしたきっかけで、学習の習慣はつくんですね。いつまで続くかわかりませんが、この調子でサポートしていきたいと思います。
夏休みは塾に行かずに自宅で勉強
夏休みに、近所の塾の夏期講習に参加した次男くん。しかし、暑い中の移動が大変だったのか、途中で辞めたいと言い始めました。
話を聞いてみると、中学受験や勉強自体は続けたいとのこと。そのため、しばらくは自宅で勉強することにしました。
長男くんも4年生の時は自宅で学習し、5年生で日能研に入りました。そこからのスタートでも志望校に合格できた経験があるので、4年生はそこまで塾の必要性を感じていません。
自宅でしっかりと学習の習慣をつけておけば、通塾は5年生からでも間に合うと考えています。
ただ、どうしても追いかける立場になるので、大変な受験になるかもしれません。そのリスクについては、長男くんからもアドバイスをもらいました。
最終的には家族で話し合って、自宅学習で頑張るという判断をしたのです。
夏期講習に参加したことは、全く無駄だったとは考えていません。同級生たちが、一生懸命勉強している様子を間近で体験することができました。夏休み以降は、次男くんは勉強をそこまで嫌がらなくなっています。
朝の勉強が毎日続いているのは、そうした心境の変化もあるのかもしれません。
季節ごとに目標を立てる
我が家では、季節ごとに目標を立てています。一応、年間の目標も立てているのですが、期間が短い方が頑張れます。夏休みの最終日にみんなで話し合って秋の目標を決めました。
小4の次男くんの目標は「朝の計算を頑張る。スポーツを頑張る」。
中1の長男くんの目標は「定期テスト全科目平均点」。
小2の三男くんの目標は「料理を頑張る。2ベースヒットをうつ」。
兄弟それぞれの個性が出ていていいですね(笑) 文字の書き方もどこか似ているのが笑えます。
ちなみに、これらの目標をクリアするとご褒美がもらえます。それも毎回話し合って決めているのですが、今回は「1週間のゲーム時間が10分ずつプラスになる」というもの。
我が家では「ゲーム時間は週に3回、1日1時間まで」と決まっています。これを10分延長して欲しいというのが子どもたちの要望でした。
3兄弟が話し合って決めた条件だったので、こちらも了承することにしました。
その話し合いの時に「30分延長って言ったら却下されると思う」「10分くらいがいいんじゃない?」という話し声が聞こえてきました。
子どもたちなりに「交渉術」を学んでいるんですね。このシステムは意外に面白いので、これからも続けていこうと思います。
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中学受験サポートの経験やコツをブログとSNS で発信中。長男は受験した学校を全て合格し、第一志望の中高一貫校に通っている。また今年、小学4年生になった次男が中学受験すること決めたため、新たな中受サポート生活が始まった。Instagramではフォロワーからの学習相談なども受け付けている。