【気まぐれ中学受験】小4の夏休みはこう過ごす!
インスタグラムで育児にまつわる情報を発信している「ソクたまアンバサダー」。そんなアンバサダーのみなさんに、子育てや教育について、それぞれの視点で執筆してもらうコラムです。今回は、中学受験サポートの経験やコツを発信している、ポチたま中学受験さんの子育てコラムをお届けします。
7月に入り、暑さが厳しくなってきました。
もうすぐ夏休みということで、次男(小4)のスケジュールを検討しています。
次男は中学受験をする予定ですが、まだ塾には通っていません。
そのため、自宅でしっかり学習しなければ、ほかの子たちとの差がついてしまいます。
一方で、まだ4年生なので勉強ばかりするわけにもいきません。習いごとや旅行などもバランスよく計画していきたいですよね。
1日のスケジュールを決める
ひとまず1ヶ月の予定をカレンダーに書き込んでみました。1日の学習時間は、次男と話し合って次のように決めました。
- 宿題(30分)
- 計算と漢字(30分)
- 国・算・理・社のうち1教科(1時間)
合計2時間が1日の平均の学習時間です。
あとはその日の様子を見ながら、調整していこうと思います。
長い夏休みを有意義に過ごすためにも学習計画を立てるのは大切ですね。 その際、お子さま本人とも相談しながら決めてみてください。
学びに興味を持つ仕掛けをつくる
4年生という学年は、いろんなことに興味を持ち始める時期です。
そして、今まで得てきた知識と知識が結びついていく頃でもあります。
このタイミングで、正しい知識を学んで欲しいと感じています。
しかし「勉強しなさい」と言っても、なかなか気分が乗らない次男。そこで、さりげなく「学びに興味を持つ仕掛け」を考えました。
例えば、学習マンガ「サバイバルシリーズ」や「実験対決シリーズ」は、定期的に購入しています。次男はこのシリーズがとても好きなようで、いろんな知識を吸収してくれています。
さらに、この本をまとめているBOXには、「歴史の資料集」と「理科の資料集」もこっそり入れています。
例えば、漫画を読んでいてわからないことがあれば、資料集を読んでいます。
資料集には写真もたくさん掲載されているので、実は、読んでみると面白いのです。
しかし、きっかけがないと読もうとは思わないので、学習マンガとセットにすることで、興味を持つように仕掛けを作っています。
テレビのすぐ隣には「地図帳」を置いています。テレビを見ている時に、知らない地名が出てきたら確認しています。すぐ近くに解決できる資料があるのがポイントです。
学びに興味を持つきっかけは、些細なことから始まると思います。こんな感じで工夫してみたら、次男も少しずつ知識に貪欲になってきました。
本をたくさん読む
現在、中学1年生の長男は読書が大好きで、いつも本を読んでいるタイプです。受験でも国語が得意で、苦手の算数をカバーしてくれました。
一方、次男は活字の本は、あまり好きではありません。「絵がないと無理!」といつもマンガを読んでいます。
我が家は家族でよく図書館に行くので、これまで何度も読んで欲しい本を子どもたちに渡してきました。
長男はどんどん読んでくれましたが、次男にはことごとく「面白くなかった」と一蹴されてきたのです。
しかし今月、大きな変化がありました。何気なく渡した、星新一「気まぐれロボット」がとても面白かったというのです。
実はこの本は長男が好きだったので、これまでも次男に読ませてきましたが、最後まで読んでくれることはありませんでした。
つ、ついに!!
— ポチたま中学受験 (@pochi2023) July 13, 2023
次男(4年)が星新一にハマった!!
▼2年生の時
「いちおう読めたけど、よくわからん…」
▼3年生の時
「まあ意味はわかったけど、いまいちかな…」
▼4年生の現在
「なにこれ!めっちゃオチあるやん!ほかの本ないの?」#楽天ROOMに載せてます⤵https://t.co/Oe5ngSPlBi pic.twitter.com/auulWusuxF
もしかすると、活字の本が読めるようになったのかもしれない……。そう考えて「ハリーポッター」を渡してみたところ、食い入るように読んでくれたのです。
この本も、以前は「怖いから無理」と読んでくれなかった本でした。これまで「次男は読書が嫌いな子」という先入観があった気がします。
でも、それは「読むべき時期の本ではなかった」という方が正しいかもしれません。
良いタイミングで良い本と出会うことができれば、読書が好きになるんですね。
諦めずにオススメの本を紹介してきて良かった。夏休みは活字の本をしっかり読んでもらいたいと思います。
兄弟でサポートし合う
3人兄弟の我が家ですが、特に長男と次男はケンカが絶えませんでした。
几帳面な性格の長男と自由気ままな次男。なかなか性格が折り合わず、顔を合わせると険悪な雰囲気になっていました。
しかし最近、そんな二人の仲に変化が起きています。長男が次男の勉強についてアドバイスしたり、クイズを出してくれます。その話し方にも棘がなくなり、優しいお兄さんという感じになってきました。
次男も「この問題わからないから教えて」と、素直に質問しています。実際に自分が受験をすることになって、初めて兄の頑張りを認めたようです。
この変化は、我が家にとって予想外で、喜ばしいことでした。
その一方で気をつけていることがあります。それは、二人の成績を比べて評価しないことです。
先日、四谷大塚の「全国統一小学生テスト」を受けました。これは同じ時期に、長男も受けたテストです。
4科目の成績が詳しく出てくるので、どうしても比較したくなります。それでもグッと我慢して、良いところだけを褒めることにしました。
まだ学習を始めたばかりなので、短所を指摘しても仕方がありません。また兄弟でも「得意なこと」と「苦手なこと」は違いますよね。
もちろん長男の受験の経験は活かしながらサポートしたいと思いますが、二人の成績を比べたり、比較して評価しないように気をつけたいと思います。
塾の夏期講習に通う
もともと次男は「塾には行きたくない」と話していました。たぶん兄が受験生の時、毎日塾に行っているのを見ていたからです。
夜遅くに帰ってきたり、週末もテストを受けたりしていたので、大変そうだと感じていたのでしょう。
しかし先日「全国統一小学生テスト」を受けた後から、少し様子が変わってきました。
最寄駅の塾でテストを受けたのですが、どうやら楽しかったようで、「塾=怖い場所」というイメージが薄れてきたのです。
ちょうど、その塾では夏期講習の体験授業を募集していて、かなり破格の値段で2週間近くの授業を体験できるとのことでした。
次男に「塾に行ってみたい?」と聞いてみたところ、「夏期講習だけなら行ってみようかな」という返事がありました。
ということで、この夏休みは塾の夏期講習に参加することになったのです。それ以来、家庭でも集中して勉強するようになっています。
少しずつ「中学受験する」という自覚が芽生えてきたのかもしれません。自宅学習ではどうしても孤立してしまうので、塾で仲間と一緒に勉強する楽しさを感じてきて欲しいです。
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中学受験サポートの経験やコツをブログとSNS で発信中。長男は受験した学校を全て合格し、第一志望の中高一貫校に通っている。また今年、小学4年生になった次男が中学受験すること決めたため、新たな中受サポート生活が始まった。Instagramではフォロワーからの学習相談なども受け付けている。