僕なんて…にサヨナラ。子どもが自分で「自信スイッチ」を見つける39の秘策
お子さんの口癖が「どうせ」になっていませんか? もしそうなら、自己肯定感が弱まっているサインかも。子どもに自信をつけさせるためには、自己肯定感のプロが上梓した『自信スイッチ 10歳からはじめるポジティブ習慣39』がおすすめ! 自己肯定感が高まれば、自分をもっと好きになれたり、人生を前向きに歩めたりするでしょう。
子どものために選び抜かれた39の自信習慣
『自信スイッチ 10歳からはじめるポジティブ習慣39』(SBクリエイティブ)は、子どもが自らしなやかで折れない心を育てていくことができる書籍です。
手がけたのは、中島輝(なかしま・てる)先生。中島先生は、Jリーガー、上場企業の経営者など1万5000名以上のメンターも務める心理カウンセラーで、自己肯定感を上げるプロフェッショナル。
『自己肯定感の教科書』『自己肯定感ノート』『習慣化は自己肯定感が10割』などの著書があり、自己肯定感の第一人者として知られています。書名を聞いて、「あ、あの先生か!」なんてピンとくる方もいるかもしれませんね。
『自信スイッチ 10歳からはじめるポジティブ習慣39』では、そんな中島輝先生が子どもが自ら毎日取り組める習慣として厳選した39個の「自信スイッチ」を紹介。「これならできそう」というものを実践するだけでも考え方に変化が生まれ、一生を支える自信を身につけていくことができます。
自己肯定感が最も低い国、日本
平成30年度に内閣府がアンケート調査したところ、日本の若者のうち、「自分自身に満足している」と回答したのは半数以下だったのだとか(45.1%)。「自分に長所があると感じる」の回答は62.2%でしたが、これは先進国の中でも一番低い数値だそうです。これらの結果を政府は重く受け止め、文部科学省は「子どもたちの自己肯定感を高めていくことが重要」と課題づけています。
筆者の子どもは、学業面において自己肯定感が低めです。特に国語の文章題が苦手なようで、私が「こういう理由だから、正解はアじゃなくてイなんだよ」と説明すると、「……やっぱり僕はダメだなぁ。できない」と一蹴することが多々。まだまだ人生これからなのに、自分のキャパシティを早々に決めてほしくないのですが……。
「大丈夫だよ、次はできるよ」と励ましてはいるのですが、一度減った自己肯定感はなかなか戻らないものなのですね。筆者自身も自己肯定感が低いので、新しいことに興味を持っても「どうせ自分にはできない」と始めから決めつけることの何と多いことか……。
『自信スイッチ 10歳からはじめるポジティブ習慣39』を親子で読んで、ポジティブを習慣化していけたらと思います。
自分で自信スイッチをONできる子に
『自信スイッチ 10歳からはじめるポジティブ習慣39』は、大きく分けて4章で構成されています。
- はじめに―「自信」とは、自分に「いいね!」といえること
- 第1章 自信はなにからできている?
- 第2章 習慣スイッチ ―毎日の行動で「考え方のクセ」をつくろう
- 第3章 特別スイッチ ―「気持ち」や「なりたい自分」に合わせて取り入れよう
- 第4章 魔法スイッチ ―つらいときの、おまじない
本書で紹介している数々の「スイッチ」は、どれも「これならできそう」と思えるものばかり。自信の正体である自己肯定感についてわかりやすく解説しているので、学年の低いお子さんでも理解しやすいでしょう。
親は、子どもの自己肯定感を高めてあげようと一生懸命になりがちですが、本書には「子ども自身がスイッチをオン」するための方法が盛りだくさん。「自分ならできる!」というポジティブ思考は、今後の生きやすさにもつながっていくでしょう。
コツを覚えてしまえば、大人になってからも長く活用できるはず! ぜひ親子で読んで、「一生を支える自信」を身につけていきたいですね。
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