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2020.05.12
2020.08.24

在宅勤務のパパママが不安を乗り越えてワンチームを築く方法を心理学者がアドバイス

休校が続き、子どもの面倒を見ながら在宅勤務をしているお父さん・お母さんの心は不安でいっぱい。「もし子どもが感染したらどうしよう」「不安で眠れない」「仕事がはかどらない」「子どもやパートナーに対してイライラしてしまう」など心が休まりません。そんな不安に対処しつつ、大人同士がワンチームになるための方法について、心理学の専門家のアドバイスをまとめました。

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※このQ&Aは、筑波大学 松井豊先生が中心となって作成された資料「心理学者からのアドバイス ver2.0」を、許可を頂いて転載し、ソクラテスのたまご編集部が再構成しました。

回答した心理学の専門家はこちら

安藤 智子先生 筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授

発達臨床心理学が専門。詳しいプロフィールはこちら

福田一彦先生江戸川大学 社会学部人間心理学科 教授

実験心理学が専門。詳しいプロフィールはこちら

Q1 子どもが新型コロナにかからないか心配です。気持ちを落ち着けるためにはどうしたらよいでしょうか?

回答者:安藤 智子先生(筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授)

世界中で感染者が増えている中、お子さんがコロナにかからないか心配になりますよね。

1)不安に感じて OK

いつもとは違うことが起きているのだから、そのことを不安に思うのは当然です。不安を感じていいんだよと、自分に言ってあげてください。
むしろ、お子さんを守りたいという、親としての強さや優しさの表れだと思います。

2)自分に優しくする

不安が多くなり過ぎると、いつもの落ち着いた自分でいられなくなりますね。一息ついて、あたたかい飲み物を飲んでみてください。手のひらや身体があたたかくなってほっとすると思います。ほんの数分でも良いので、自分がほっとできる時間を、もってくださいね。

3)深呼吸

椅子に深く腰掛けて、深く息を鼻から吸って、口からそーっとはいて、を繰り返してみてください。あたたかいスープをさますように、やさしくふーっとはいてみましょう。それを繰り返していると、おちついてきます。

4)瞑想

深呼吸をしながら、ほっとできるイメージをしてみましょう。不安やしなければならない家事なども思い浮かぶかもしれませんが、「少し待っていてね」と脇によけておいてもらいましょう。
そばにいてほっとできる人、ペット、ものなどを思い浮かべてもよいでしょう。そして、その人がなんと言ってくれるかイメージしてみましょう。「よくやっているよ」「頑張っているの、スゴイと思う」「私がついているよ」などと言ってくれるかもしれませんね。
あたたかい気持ちを感じたら、それをじっくり味わってみてください。

5)人と話す

実際に、配偶者や同じ子どもをもつ友達と話してみてください。不安を分かち合えるのもよいですし、それとは関係のない話をしてもほっとすることでしょう。

Q2 在宅勤務をしていますが、新コロナが心配で夜眠れません。どうしたらいいでしょうか。

回答者:福田一彦先生(江戸川大学 社会学部人間心理学科 教授)

不安になるととかく情報を集めたがるものです。しかし、不安が増長するだけでしたら、たまには他の事に目を向けることも大事です。

また、在宅勤務となると、どうしても生活パターンが夜更かし朝寝坊型になります。

朝はカーテンを開けて、夜はオレンジ色の暗めの照明にしてください。なるべく規則正しい早寝早起きのパターンにすることで、不安やうつを抑える事にもつながります。

Q3 子どもたちがいる中での在宅勤務のコツは?

回答者:安藤 智子先生(筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授)

皆さんは家庭や職場、さまざまな場所でさまざまな役割を果たしています。しかし、家の中で両方の役割を果たすのは、とても難しいことだと思います。特に、家にいて仕事をしていても、子どもにとってはママ・パパですね。

可能ならば、部屋を分けるなど、仕事の役割を果たすときには、子どもから見えないところで仕事をすると安全だと思います。

それでもお子さんが入ってくるかもしれませんが、目を見て「いま仕事中だからあとでね」「何時になったら出て行くね」と優しく、さっぱりきっぱりと伝えて、仕事に戻りましょう。

何度も繰り返すことになりますが、日を重ねるごとに、理解してくれるようになると思います。

Q4 家族でどう向き合っていけば良いのか?

回答者:安藤 智子先生(筑波大学大学院 人間総合科学研究科 教授)

ネガティブな気持ちは 夫婦間で。子どもとのやりとりはポジティブに。

お子さんを支えるために、大人同士がチームになるとよいです。大人同志では、「疲れた」「いつまで続くのかな」と弱音を吐けるとよいでしょう。それを受け止めてもらうことで、「また明日も私なりにがんばろう」という気持ちになれると思います。

一方、子どもたちは大人の様子に敏感です。子どもに対しては、できるだけ安心できる態度で、優しく接するようにしましょう。

とはいっても、大きな声で叱ったり、パートナーに「いい加減に手伝って!」と大きな声で怒るときもあるでしょう。

大丈夫です。ああしまった!と気づいたら、気持ちを落ち着けて(数分かかるかもしれませんね)、「さっきはなんだか大きな声を出してしまったけど、びっくりしたでしょ、ごめんね。怒っているわけじゃないからね。」と、いつもの優しさでリカバリーすれば OK です。

うまくいかないこと、しまったと思うことは誰にでもあります

子どもたちに「思い通りに行かないことがあっても、それで台無しになるのではないのだよ。やり直しはきくし、許されるよ。」と伝えられる経験は、体験的な知識になります。間違えに気づき、認める勇気や、人の優しさを教えてあげる機会になるでしょう。

「ありがとう」「私たちよくやっているよね」と声を掛け合い、お互いを思いやり、この難しい時期を大切に過ごしていきましょう!

休校が続く子どもの対応方法が気になる方はこちらの記事もご覧ください。

「外出自粛で子どものストレスが心配」「子どもがゲームばかりしている」親の対応方法を心理学者がアドバイス

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