「いつ受験勉強を始めた?」「中学生の頃、何時間勉強してた?」現役東大生100人に聞いた
日本の大学の最高峰、東京大学に入学するような子は、いつから受験勉強をしているのだろう……と思ったことはありませんか? やはり小学生の頃から「東大」に目標を定め、長時間勉強しているのでしょうか。現役東大生100人に行ったアンケート調査の結果をご紹介します。
現役東大生が受験勉強を始めたのは高校生になってから
難関大専門塾を運営するHUSTARは2024年2月、現役東大生100人に「受験に関する調査」を実施しました。
その中で「受験勉強をいつから始めたか」を聞いたところ、最も多かったのは「高校1年生」(31%)、次いで「高校2年生」(28%)という結果になりました。
首都圏の小学生の中学受験率が増えていますが、「小学生」という回答はたった10%。「中学生」も13%と、「高校3年生」と比較しても少なくなっています。
多くの東大生が高校生から受験勉強を始めていることについてHUSTARは、「高校に入り、心機一転をして、受験勉強に取り組む生徒さんが多かった」「進学校などは、高校2年生で部活が終わり、受験モードに入ることも珍しくないため、一般的な受験期よりは少し早いのではないか」とコメントしています。
また高校3年生から受験勉強を始めた人に関しては、「一般的な受験生と同じ時期から受験勉強を始めて、(東大に)合格できるのは、これまでの積み重ねであったり、地頭のよさも要因ではないか」とのこと。受験のための勉強をする前の段階からコツコツと学力の土台作りをしてきた人は、最後に短期間でグッと追い上げることができるのかもしれませんね。
中学時代の勉強時間、最多は2〜3時間
現役東大生の中には高校に進学してから受験勉強を始めた人が多いことが明らかになりましたが、中学時代はどれくらいの時間、家で勉強していたのでしょうか。
「中学時代の1日の勉強時間」について聞くと、「2〜3時間」が34%、「1〜2時間」が22%でした。「3時間以上」も18%います。中学生になると授業時間が長くなり、さらに部活で帰宅が遅くなることも多いでしょう。そんな忙しい日々の中、勉強の時間をどうにか捻出して、地道に学力を上げていたことがうかがえます。
中でも3時間以上勉強していた人は、「大手の塾、SAPIXなどに入り、レベルの高い大学を目指してガンガン勉強を進めていた」ようです。3時間以上というと、帰宅後多くの時間を勉強に割いていることになります。さまざまな誘惑に負けず、目標に向けて励んだ結果、手にした東大合格と言えるでしょう。
今回のアンケート調査からは、中学生以前の時期から東大受験を見据えて塾に通ったり受験勉強をしていた人は少ないことが分かりました。
小中学生は自分の進路さえ見えていないこともあるので、目標がまだ定まっていないなら、いつか目標が決まったときのためにしっかり勉強しておくと選択肢が広がるかもしれませんね。
東大でも、その他の大学等でも、お子さんが希望の進路にすすめますように。
<参考資料>
・PR TIMES(HUSTAR.inc)
子育てのお悩みを
専門家にオンライン相談できます!
「記事を読んでも悩みが解決しない」「もっと詳しく知りたい」という方は、子育ての専門家に直接相談してみませんか?『ソクたま相談室』には実績豊富な専門家が約150名在籍。きっとあなたにぴったりの専門家が見つかるはずです。
子育てに役立つ情報をプレゼント♪
ソクたま公式LINEでは、専門家監修記事など役立つ最新情報を配信しています。今なら、友だち登録した方全員に『子どもの才能を伸ばす声掛け変換表』をプレゼント中!