東大生が「影響を受けた人」、ぶっちぎりは何と“あの人”だった…！【子どもを賢く育てるヒント】

東大生220人に「尊敬する人」「影響を受けた人」を調査！

ひまわり教育センターが、現役東大生220人に「子供のころの過ごし方」について複数のアンケート調査を実施。そのうちの「あなたが一番尊敬している人」「今のあなたになるのに一番影響を受けた人」の項目について、興味深い結果が得られました。

あなたが一番尊敬している人は誰ですか？

「あなたが一番尊敬している人は誰ですか？」という質問に対する回答は、このような結果となりました。

これを男女別で見ると、以下のとおり。

「親」はやはりダントツ1位。親の姿を子どもたちはしっかり見ていて、「自分もああなりたい」と自然に吸収していくのですね。反対に考えると、あまりダラけた姿は見せられないもの……。気が引き締まる思いです。

「友達」「先輩」「歴史上の人物」はほとんど大差なく第2位といって良いでしょう。

「学校や習いごとの先生」「経営者として活躍している（いた）人物」に関しては、男性よりも女性の回答のほうが2倍程度上回っています。頼れるリーダー的な存在は、いつだって女性の心をつかむのですね。

現在のあなたになるのに一番影響を受けたと思われるのは誰ですか？

続いて、「現在のあなたになるのに一番影響を受けたと思われるのは誰ですか？」の質問。東大生の「土台」をつくったのは、いったい誰なのでしょうか？

やはりこれも1位は「親」。先の「あなたが一番尊敬している人は誰ですか？」のアンケート結果とほとんど同じような結果になりました。

親はもちろん、学校や習い事の先生、兄弟姉妹、友達、先輩など、身近な人は尊敬の対象になりやすいのですね。

しかし、男女別で比較すると差が明らかになりました。

「親」と回答したのは、男子より女子のほうが圧倒的多数。もちろん両者ともダントツ1位であることは間違いないのですが、女子の方が親の影響を受けやすいことがわかります。

一方で「兄弟・姉妹」について、男子のほうが3倍近くあるのは興味深いですね。

「親の背を見て子は育つ」はホントだった

メディアが発達した現在、テレビはもちろん、SNSやYouTubeなど、多様な人の考え方に触れる機会が増えています。しかしそれらを加味しても、やはり1位は「親」なのですね。いわば、「直接触れ合える存在」といっても良いでしょう。

「親の背を見て子は育つ」といいますが、東大生のアンケート結果を見るとしみじみ実感します。

残念ですが、筆者は自分の親に対してあまり良い印象は持っていないかもしれません。学生時代、親の口癖は「勉強しなさい」でした。でも、「勉強しなさい」と言うのに、親本人はテレビを見ているだけ…。仕事で疲れているのもあるのでしょうけど、なんとなく理不尽に感じていました。

だから筆者は、自分の子どもに「勉強しろ」とは言ったことがありませんし、これからも言うつもりはありません。もし子どもが受験を迎えるときには、「私も〇〇に挑戦するから一緒にがんばろう！」と筆者自身も難関な何かに挑戦したいと考えています（今のところ、漢字検定1級にチャレンジする予定です）。

親の背を見て子は育つ。子どもにポジティブな影響を与えるために、日々コツコツと「見本の姿」を見せていきたいですね。

・イノベーションシステム株式会社　[アンケート調査]現役東大生の「尊敬する人」「影響を受けた人」は？（PR TIMES）