ギフテッド教育とは?メリットや課題、日本で実践する学校に聞いた事例
「ギフテッド教育」という言葉を知っていますか? アメリカ発祥の子どもの優れた才能を伸ばす教育のことで、近年、日本でも関心が高まっています。しかし、実際に実践している教育機関は少なく、どのような取り組みが行われているのかはあまり知られていません。そこで、「ギフテッド2Eクラス」を設置している翔和学園の石川大貴さんに話を伺いました。
目次
ギフテッド教育とは
ギフテッドとは、「生まれつき“特定の分野”での特別な才能や高い能力を贈られた(=Gifted/ギフトを授かった)子ども」のことを指します。
識別の基準は“IQ130以上”といわれていますが、実際にはIQだけでなく芸術的能力や創造性、語彙力、普段の様子なども加味して総合的に判断されることが多いようです。
そんなギフテッドの才能を伸ばすための教育をギフテッド教育といいます。
ギフテッド教育の最も古い取り組みの1つといわれているのが、1868年にアメリカ・セントルイスの公立学区で行われた「柔軟な進級制度」です。その後、1958年制定の国家防衛教育法(National Defense Education Act)で前述のギフテッドの定義が規定されて以降、ギフテッド教育のための予算・財源が確保され始め、ギフテッド教育はさらに広く浸透しました。
現在のアメリカでも「平等な教育機会の提供」「すべての子どもへの個別化した教育機会の提供」が求められる社会情勢の中で注目やニーズが高まっています。さらに、アメリカの事例を参考に、ヨーロッパやアジアでもギフテッド教育を導入する国が増えてきています。
しかし、日本ではまだ「これがギフテッド教育」という決まったスタイルが確立されているわけではなく、実践中の教育機関も限られているのが現状です。
ギフテッド教育のメリットと課題
ギフテッド教育には、以下のメリットと課題があります。
ギフテッド教育のメリット
高い能力ならではの苦悩や葛藤に理解のある指導者の近くで特別な授業が受けられるため、精神面や社会面での困りごとを相談できます。その結果、一人ひとりの優れた能力を伸ばせるのが魅力です。
ギフテッド教育の課題
日本ではまだギフテッド教育の制度が整備されておらず、理解も進んでいません。そしてギフテッド教育を実施する学校は残念ながら少なく、地域によっては受けることができません。そのためギフテッド教育が発達している海外のように、能力に合わせて進学のスピードを早めることは難しいのが現状です。 今後は、「我が子がより学びに集中するためにはどの機関に相談したらよいのか」といった情報を満足に得られるよう、環境を整えていく必要があります。
ギフテッド教育の2つの目的
ギフテッド教育に関する定義や手法についても、定まったものはありません。しかし、以下の2つの目的を基本方針とする教育手法が多いようです。
①英才教育
通常の学校教育や横並びのカリキュラムではなく、それぞれの子どもの特徴やペースに合わせた特別な教育や接し方を行う方法です。一人ひとりに適したアプローチで、効果的に才能や能力を開発していきます。
②2E教育
2E教育とは
“二重に例外的な”という意味をもつ「2E(Twice exceptional)」の子に向けた教育のこと。特定の分野の能力は優れているけれどほかの分野は極端に苦手など、2つの特徴をもつ子どもの優れた能力を伸ばしていくのが特徴です。
ギフテッド教育先進国・アメリカでの代表的な3つの教育法
残念ながら、日本におけるギフテッド教育はまだ成熟しているとはいえません。各教育機関が独自に取り組んでいる状態で、普及までには時間がかかるでしょう。そこで、いち早くギフテッド教育の研究や各種制度の整備などに取り組んでいるアメリカの教育内容を紹介します。
アメリカでは、州ごとにさまざまなギフテッド向け教育プログラムが行われており、公立学校でも授業で導入されているのが特徴ですが、代表的な教育方法は以下の3つです。
【教育法①】エンリッチメント方式
ギフテッドの子どもも通常のクラスに入って、ほかの子どもたちと一緒に授業を受ける方式です。ギフテッドの子どもには、難易度の高い課題の出題や各種コンテストへの参加を促進し、才能を伸ばすチャンスを提供します。一般的な子どもたちと生活しながら、それぞれの才能・能力を伸ばしていけるのが特徴です。
【教育法②】プルアウト方式
普段は通常のクラスで学んで、定期的にギフテッドの子どもたちが集まる学校などで学習する機会を設ける方式です。個々に合ったハイレベルな学習ができるのと同時に、自分と知能レベルが近い子どもと交流することで、他者とのより深いコミュニケーションや相互理解なども期待されます。
【教育法③】アクセルレイト方式
いわゆる、日本で「飛び級」と言われるものです。ギフテッドの子どもに対して、「一つ上の学年での学習」や「卒業年数の短縮」「一段階上の学校への進学」などで対応します。年齢ではなく本人の学習能力に合わせるという制度です。
ほかにも、世界中から参加者が集まることで有名なジョンズ・ホプキンス大学のサマーキャンプのような「サマースクール方式」や、自宅学習を中心にした「ホームスクール方式」なども、アメリカではメジャーなギフテッド教育の方法とされています。
日本におけるギフテッド教育への取り組み
ギフテッド教育後進国と言われる日本ですが、現在、文部科学省や経済産業省が推進する国家的プロジェクトでも「ギフテッド教育における個別教育の重要性」や「日本ならではのギフテッド向けの特別教育プログラム」などについて議論されているようです。
ここでは、近年の日本におけるギフテッド教育への取り組みをピックアップします。
日本ギフティッド協会
ギフテッド教育に関わってきた日米のスタッフらが運営する「日本ギフティッド協会」では、ギフテッドの子どもたちに関する教育計画書「GIEP」を作成しています。
この計画書の目的は、日本でギフテッドに関する概念を理解・浸透させることや、ギフテッドの子どもを持つ保護者の方などの苦労や負担を減らすことです。クラスの参加法や個別の宿題など、学校側で必要なサポートも含まれています。
ギフテッド応援隊
ギフテッドの子どもを持つ保護者の全国的なコミュニティとして、2017年の設立以来、会員相互の交流や情報発信、講演会などのイベント企画を行っています。
社会や学校にも積極的に働きかけ、日本のギフテッドの子どもたちの“自分らしい生き方”を応援する活動を展開しています。
TEAM GIFTED
ギフテッドの子どもたちに対して学習支援を行うだけでなく、進学や自立などそれぞれの子どもたちに合わせた支援を行うNPO法人。アメリカ、イギリス、ニュージーランドに提携している学校があり、留学も支援してくれます。
翔和学園
東京都中野区の本校と長野県長野市の系列校で、2015年度に2Eの子どもたちを対象とした「ギフテッド2Eクラス」を設置しています。アメリカで実績のあるギフテッド教育のメソッドを導入して、「人間の生きていく気力を育てる」を理念とする特別支援教育が特徴です。
また、小学校から大学まで併設し、ギフテッドの子どもたちが進む先にある“未来”を考えた一貫教育も行っています。
「私たちが行っているのは、ギフテッド教育の中でも“2E教育”とよばれるものです」と話すのは、同学園の石川大貴さんです。
「私たちは才能とは、子どもたちの『特定の物事にこだわる力』『好きなことに熱心に取り組める』という特性なのではないかと考えています。その才能を伸ばすだけではなく、伸ばした能力を社会の中で生かすために、社会性や生きる力も育むことこそギフテッド教育だと考えています」(石川さん、以下同)
翔和学園のギフテッド教育とは
では、学園ではどのようなことが日々行われているのでしょうか。「ギフテッド2Eクラス」や授業内容について聞きました。
授業は集団授業と個別授業がある
現在、「ギフテッド2Eクラス」の生徒数は、小学生が4人、中学生8人。多様なIQや特性を持つ小学生と中学生が、高校生や大学生相当の若者も含む多年齢層で構成されているクラスで学んでいます。
授業はオープンスペースで行う集団授業と、個別授業の2つに分かれているとのこと。
集団授業では、下記のようなことが行われています。
- 国語的な力を育てる授業 詩や俳句、物語の中に出てくる言葉について考えるといったことを行います。
- 社会的なことを学ぶ授業 歴史や時事問題などを学ぶ社会科的なことについて学びます。
- 理科的なことを学ぶ授業 生物や化学など理科的なことを学びます。現在は、宇宙やロケットに興味がある子どもたちが3年かけてロケットを飛ばすというプロジェクトベースの教育を行っています。
「もうひとつの集団授業が『一斉授業』とよばれる特別授業です。各教員が毎回一つのテーマを選び、科目を超えて関連するさまざまな分野・領域の知識を教えるのです。ただし、一方的に教員が話すわけではありません。子どもたちが自分の意見や考えを言いやすいようにクイズを取り入れるなど双方向型の授業を行っています」
一方、個別授業は、学習と才能の両面で、それぞれの子どもが達成したい目標のために必要な学びを個別カリキュラムとして実施。常に学年相当の勉強をするわけではなく、得意教科は高学年の教材を使用したり、苦手な科目や分野は低学年の内容から学習することもあるとのこと。
また、教科学習以外で、才能を伸ばしていくためにそれぞれの生徒が得意なものに取り組めるサポートも行っています。研究や取り組みは個人で楽しんで終わらせるのではなく、文化祭などで発表するなど自己完結ではない学びになっているよう。
「ギフテッド2Eクラス」の生徒の傾向とは
さまざまな個性や特性を持つギフテッドの子どもたち。どのような特徴や傾向があるのでしょうか。
高いIQや才能が理解されていなかった
「ギフテッド2Eクラス」の子どもたちの約半数が、一般の公教育で設定された枠からはみ出して「知的障害では?」「IQが低いのでは?」と言われてきた子どもたちなのだそう。
しかし、実際はIQが高かったり、才能が抜きんでていたりするためにはみ出ていたということのよう。
「例えば、本人が難易度の高い勉強に取り組もうとしても、『小学1年生なんだから、小学1年生の勉強をしなさい』と言われてしまっていたお子さんも多く見られます」
発想や発言力は高いのに実行できない
「WISC-IV(ウィスクフォー)検査」などを行うと、言語を理解する能力は高いのに、物事を処理する力が弱くて発言と行動が伴っていないという子もいるそう。
「頭の中ではイメージできているし、言葉もではうまく表現できるのですが、いざ行動で実表そうとするとうまくいかなくてイライラしてしまうのです。思っていることと行動のギャップが大きくて本人が苦しんでいるタイプです」
※「WISC-IV(ウェクスラー式知能検査)」とは、5~16歳11ヵ月の子どもを対象にした知能検査のひとつ。全体的なIQだけでなく言語理解、知覚推理、ワーキングメモリー、処理速度という4種の能力を調べることができる。
「WISC-IV(ウィスクフォー)検査」についての詳しい記事はこちら
身体的な課題も抱えている
「ギフテッド2Eクラス」の約9割は、姿勢を維持する筋肉がうまく使えないなどの身体的な発達の問題を抱えているそう。
「このタイプのお子さんには、いわゆる作業療法や感覚統合療法など、早い段階で身体面へのアプローチを行っています」
字を書くことが苦手
IQは高いけれど「字を書くことが苦手」「問題の答えはわかっているけど、書きたくない」「ノートをとりたくない」といった傾向の子も最近増えているそうです。
「書きたくない理由は個々で違いますが、中には『体の動かし方が人と違うことを気にして、書字ができない』など、感覚統合的な課題が誘因になっている生徒もいます」
数学が得意なA君の事例を紹介
実際に「ギフテッド2Eクラス」に通う生徒の様子について話を聞きました。
全体的なIQは140と高く、言語能力も高いものの、処理速度力が低めだったAくん。好きな数学に関する能力が非常に高く、中学1年生の時点で高校生レベルの難問集を解いていました。
ただし、解答は正しくても書字が苦手なため途中の計算式を書くことができず、公立中学校では数学ができるということを理解してもらえなかったそう。また、「理解してもらえない」という思いが強いせいか人と話すのは苦手で、主治医から「友だちと話すところの想像がつかない」と評価されていました。
「A君は教室に入るのが苦手で、入学式では会場内に入ろうとせず、話しかけた教員に対して『話し方が優しすぎる。僕のことを幼く見て、馬鹿にしている』と怒りをあらわにしていました。
本人は“自分を大人だと思っているのに、周りは子ども扱いをする”という状況に強い違和感や不協和感を持っていたようです」
大人との関係が少しこじれていたA君ですが、翔和学園では本人の好きな物や考え方を何度も丁寧に聞き取り、理解しながら、彼の持つ世界観に寄り添うようにしたそうです。すると数学の力がさらに伸びていくだけでなく、信頼し合える人間関係も築けるようになったそうです。
ギフテッド教育の課題 とは
数年にわたりギフテッド教育を実践してきたからこそ分かるギフテッド教育の課題もあります。
親の言葉が子どもに歪んだプライドを持たせる
ギフテッドという言葉や「IQ130以上だとギフテッドの可能性がある」という情報が世の中で知られるようになってきました。そのため、IQなど認知能力の数値だけを見て「うちの子はギフテッドだ」と思い込む保護者もいるそう。
「わが子に対して『あなたはギフテッドなんだからね』『あなたは特別でほかの子とは違うのよ』と言い聞かせる保護者の方もいらっしゃいます。
しかし、そのせいで子どもが『自分は本気になればできるんだ』『自分の才能を分からない周囲が悪い』と歪んだプライドや自己イメージを子どもに抱かせてしまうのは結果的に本人のためにはなりません」
特別な力は社会で活かせるかが重要
上記のような心配をする理由は、同学園がギフテッド教育を立ち上げた当初の “失敗”があるからなのだそう。
「当時の『ギフテッド2Eクラス』は、IQが高い子どもだけを集めていました。すると、『自分たちはギフテッドのクラスだから』と、ほかのクラスの子どもたちを見下すような面を作ってしまったのです」
同じようなことは、イギリスでギフテッド教育が始まった時にも生じたと言われています。
「社会で求められるのは、人より多少抜きんでた能力ではありません。重要なのは誰とでもコミュニケーションできたり、他人とコラボレーションしたりできる“協働する力”ではないでしょうか。そのような“社会で活かせる力”や“集団の中で生きていく力”など非認知能力を養うため、現在はIQ数値に関わらずさまざまなタイプの子どもたちを一緒に学ばせています」
また、社会の中で才能や能力を開花・発揮するには、“自分の力を、他人のために使う”“粘り強く取り組む”といった力の育成が不可欠とも話します。
翔和学園では、協働する力を育てる一環として、“里山で農作物を育てる、建物を建てる”といった年間プログラムも行ってきました。
「共通の目的に向かいそれぞれが自分の才能や能力を活かして、どのように成果を出すか。そういったことを実践的に学んだ経験は、子どもたちの人生にきっと役立つと思います」
子どもの才能を伸ばすための4つのアドバイス
それぞれの子どもの個性や特性を受け入れ伸ばしていくギフテッド教育。家庭でもわが子の才能や能力を伸ばすためにできることはあるのでしょうか。4つのアドバイスをもらいました。
【アドバイス①】幼少期に好きだったモノや記憶を残しておく
「幼い頃に好きだったモノやハマっていたモノを残しておいたり、その頃の記憶を覚えておいたりしていただきたいです。
大人が見ても理解できないとしても、本人にとって価値のあるモノや記憶というものは、才能や能力を見つけ出して伸ばしていくことにつながります」
【アドバイス②】感情を“共有”ではなく“共感”する
例えば、子どもが「A君にひどいことをされた!倍返しにしてやる!」と怒っている場合、あなたは下記のどちらの声をかけますか?
1.「そうだよね、ムカつくよね!」
2.「あなたはそう感じているんだね」
「子どもの気持ちに寄り添うために共感する親御さんは多いと思います。ですが、共感には2種類あります。上記の場合は、1は親が怒りを共有して、感情を同化させる共感。2は子どもが感じていることをそのまま認めてあげる共感です」
ほとんどの子どもが求めているのは、2の“認める共感”だと石川さんは言います。
「ちなみに、最もやってはいけない応対は、『本当はやり返したいなんて思っていないんでしょ』と子どもの感情を断定的に決めつけてしまうこと。子どもとの信頼関係を損なってしまう可能性もありますよ」
【アドバイス③】親の個性を引き継いでいると考えてみる
「ギフテッドを含めて、基本的に子どもは両親どちらかの気質や性質を引き継いでいることが多いと感じています」
よく「自分はできたのに、なぜうちの子にはできないんだろう」と保護者は思ってしまいがちですよね。実際に石川さんもそのような保護者の嘆きを聞くことがあるそうです。
「しかし、昔とは環境が違う今、もし保護者自身が子どもだったらどうですか? 『自分も同じようにつまづくかもしれない』ということはありませんか? もし、そうであれば、子どもの気持ちを分かったうえで、保護者自身が困難を乗り越えてきたノウハウなどをお子さんに伝えてあげてください。お子さんにとっても良いヒントになると思いますよ」
【アドバイス④】親自身が子どものモデルになる
自分のすべての時間が「わが子のため」になってしまっている家庭はありませんか?
「保護者の方自身が人生を楽しんでいる姿や、お父さんとお母さんがそれぞれに、人生のロールモデルとなって生き方を示すことはとても大切です。どんな子どもにとっても、似ている個性や遺伝的要素を引き継いでいる親こそ、“身近で、一番良いモデル”になれるはずです。子どもにどう見られているのか、子どもに見せたい生き方、人生を意識してみてはいかがでしょうか」
ギフテッドだからと特別扱いをするのではなく、社会で才能を活かせるように“生き方”“生きるための力”を教育しているような印象の翔和学園のギフテッド教育。現在、ICT教育にも力を注いでおり、さらなる発展も予測されます。まだまだ黎明期である日本のギフテッド教育がどうなっていくのか、今後もソクラテスのたまごは注目をしていきます。
取材協力・写真提供
翔和学園
東京都中野区の本校と長野県長野市の系列校にて、2Eの子どもたちを対象とした「ギフテッド2Eクラス」を設置。小学校から大学まで併設し、子どもたちの“未来”を考えた一貫教育も実践している。
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ライター、コピーライター、編集など。広告出版会社のクリエイティブ職~オーストラリアの新聞社のデザイナーを経て、フリーに。雑誌やWebメディア、企業サイト、広告、PRツールなど、様々な媒体で執筆。ジャンルは、文芸、企業PR、テクノロジー、教育、音楽、法律、アート、妄想、ライフスタイル、旅行、人材系など。また、大手企業経営者からアイドルまで幅広く取材を経験。現在、東京在住。一人娘と座敷猫を溺愛中。