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2026.10.24

【漫画連載】子どもは親の言動をよく見ている!気をつけたいことを専門家に聞いた

漫画家・こげのまさきさんの連載企画。第24回のテーマは「子どもは親の言動をよく見ている」。
子どもが大人そっくりの言葉遣いや仕草をして、驚いた経験はありませんか?
実は、子どもは言葉遣いだけでなく、親の普段の行動や人との接し方、感情の表し方などもよく見ているそうです。
では、子どもの前ではどんな言動に気をつければよいのでしょうか? 子どもが親の言動から学ぶことや、日常生活で意識したいポイントを専門家に聞きました。

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漫画を描いたのは

こげのまさきさん

イラストレーター・漫画家。2019年に男児を出産しSNSで育児漫画をアップしている。著書に『マンガでわかる!赤ちゃん大図鑑 子育てで本当に役立つ100のひみつ』(KADOKAWA)など。 X:@koge_diary Instagram:@masaki_koge

子どもは親のどんな言動をまねするの?

子どもが突然、大人のような言葉遣いをしたり、親の仕草をそっくりまねしたりすることがありますよね。

「そんなところまで見ていたの?」と驚くこともありますが、子どもは身近な大人の行動を観察しながら、さまざまなことを学んでいます。

「個人差はありますが、子どもは大人のほぼすべての言動を見ていて、まねする可能性があります」と話すのは、子どもの発達に詳しい公認心理師の宮崎りさ先生。

人は、他者の行動を観察することで、その行動や結果を学習すると考えられています。これを「観察学習」といいます。

特に、一緒に過ごす時間が長かったり、信頼や好意を寄せていたりする相手の行動は、お手本になりやすいもの。子どもにとっては、まさに親がその存在にあたります。

そのため、言葉遣いはもちろん、人への接し方、生活習慣、道具の使い方など、さまざまな言動をまねすることがあります。

また、怒ったときの態度や気持ちの落ち着かせ方など、感情が伴う場面も子どもの印象に残りやすく、自分の感情の表し方や対処方法として学ぶことがあります。

子どもの前で親が意識したいこととは?

子どもが親のさまざまな言動を見て学んでいると聞くと、「言葉遣いも態度も、全部気をつけなければいけないの?」と思ってしまいますよね。

もちろん、誰かへの悪口やイライラしたときの態度など、気をつけたいことはたくさんあります。

ただ、宮﨑先生によると、一つひとつの言動を気にするだけでなく、子どもに身につけてほしい行動を、大人自身がやって見せることが大切なのだそうです。

言い聞かせるより、大人がやって見せよう

子どもは、大人が言葉で説明していることよりも、実際にやっていることを見て学びます。特に年齢が小さいほど、その傾向があります。

例えば、「ありがとうは?」と繰り返し促していると、子ども自身も誰かに何かをしてあげたときに、「なんて言うの?」「ありがとうは?」と相手に言うようになることがあります。

それよりも、大人が日常的に「ありがとう!」「うれしいな、助かったよ」と感謝を伝える姿を見せることで、子どもも自然と「ありがとう」と言えるようになっていくことがあります。

子どもにしてほしいことがあれば、まずは大人がやって見せることを意識してみましょう。

イライラしたときの態度にも気をつけよう

感情が伴う場面は、子どもの印象に残りやすいものです。

大人が怒ったときにどのような態度をとるのか、嫌な気持ちになったときにどう対処するのかを見て、子ども自身も感情の表し方や対処方法を学んでいくことがあります。

そのため、イライラしたときの態度にも、少し意識を向けてみるとよいでしょう。

親だって完璧じゃなくて大丈夫!失敗したときの対応も大切

ここまで読むと、「子どもの前では、何もできなくなってしまいそう……」と感じる方もいるかもしれません。

でも、宮﨑先生は「大人が完璧である必要はありません」と話します。

間違えたり、失敗したりする姿を見ることも、子どもにとっては大切な学びになるそうです。

つい怒ってしまったら、あとから謝ろう

大人も完璧ではありませんし、間違いや失敗をすることもあります。その姿を見ることも、子どもにとっては学びになります。

例えば、「さっきお母さん、嫌な気持ちになって大きな声で怒っちゃったけど、よくなかったよね。ごめんね」と伝えてみましょう。

その場ではうまく対応できなくても、あとから落ち着いて謝ることで、よくない言動をしてしまったときにどうすればよいのかを、子どもも学んでいきます。

失敗したときは、そのあとの行動を見せよう

例えば、何かに失敗したときには、「さっきは失敗しちゃったんだけど、次はうまくできるように頑張ってみるね」と伝えてみましょう。
大人も失敗することがあると知るだけでなく、失敗したときにどのように対処すればよいのかを、子どもが学ぶきっかけになります。

子どもの前で愚痴を言ってしまったら?

愚痴は、できれば子どもの前では言わないほうがよいかもしれません。ただ、もし言ってしまったときには、「嫌な気持ちになったんだけど、お父さんに話を聞いてもらったらスッキリしたから、また頑張れそうだな」などと伝えてみてもよいと思います。

「もし嫌なことがあったら、お母さんやお父さんにも話してね」と伝えることで、嫌な気持ちになったときに、信頼できる人に相談するという方法を知るきっかけにもなります。

子どもは、親の何気ない言動からも多くのことを学んでいるんですね。

だからといって、いつも完璧でいる必要はありません。日々の言動を少し意識しながら、失敗したときも含めて、子どもと一緒に成長していけるといいですね。

みなさんもぜひ参考にしてみてください。

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