子どもが言うことを聞かない時に、心が軽くなった方法
インスタグラムで育児にまつわる情報を発信している「ソクたまアンバサダー」。そんなアンバサダーのみなさんに、子育てや教育についてそれぞれの視点で執筆してもらうコラムです。今回は元小学校教員で3児のママである、上原さやかさんのコラムをお届けします。
子どもが言うことを聞かなくて、 困ったことはありませんか? 私はたくさんあります。子どもが言うことを聞いてくれないたびにイライラしていました。
そんなときに、私が実践した2つの心が軽くなった方法を 今日はご紹介したいと思います。
子どもの視点に立って物事を見てみる
我が家は、3人の子どもがいます。 小さい頃、特に毎日嫌だったのが、 子どもの「お風呂」の時間です。
正直に言ってしまうと、 めんどくさくて、めんどくさくて、毎日本当に憂鬱でした。
私の場合は、お風呂に入れるのがイヤと言うより、
【お風呂でずっと遊んでいて洗わない】
【お風呂出よう!と言っても、なかなか出ない】
この2つがとても負担になっていました。こちらが言っても、言うことを聞いてくれない……。
ママからしたら、 「早く頭や体を洗ってほしい!!」「洗い終わったらすぐにお風呂から出てほしい!!」と思うのですが、子どもはなかなか言う通りにしてくれませんよね。
我が家の子ども達も放っておけば、ずっと遊んでいます。 最初は優しく言っていても、そのうち、 「早く洗いなさい!!」 「早く出なさい!!」 と、また怒り、イライラしてしまう……。そんな生活を毎日繰り返していました。
だけど、子どもたちをよく見ていたら、あることに気付きました!!
そのあることとは、 私にとってのお風呂と、子どもにとってのお風呂が 違っていたということ。
私にとってお風呂は「体や頭を洗ってきれいにするところ・体を温めるところ」です。でも、 子ども達にとってのお風呂は「遊ぶところ」だったのです。
子どもたちは遊ぶことを目的にお風呂入っていると考えてみたら、 「洗わない、なかなかお風呂から出ない」という子どもたちの行動にすべてに納得しました。
大切なのは、 子どもの視点に立って物事を見てみること。 子どもの世界を理解しようとすること。 そのことに気付いた瞬間でした。
お互いに楽しく過ごせる着地点を見つける
子どもと私のお風呂へのスタンスが違っていたと気付いた私は、 「洗うこと自体を遊びにしてしまえばいいのではないか」 と思いつきました。
例えば、子どもには、 「髪の毛洗おう!」ではなくて、「髪をアワアワにして、動物さんにしよう!」と遊び要素を入れて声をかけると、とても乗り気になってくれました。
髪の毛をアワアワにしたあと、 猫の耳や、ミニーちゃんの耳にして遊びをし、そのあとに、シャワーで流します。その一連の流れを経て、髪の毛を洗うのが完了するのです。
身体を洗うときも同じように、「泡でお腹に絵を描こう!」 と言うとこちらも乗り気で、泡で絵を描いたあとそのまま体を洗うことができました。
毎回この方法が使えるわけではありませんでしたが、 大人の都合だけで、思い通りに行かないと ガミガミすることからは、抜け出すことができたのです!
子どもの都合、視点を考えてみると、 「なんでいつも言うことを聞いてくれないの」と言うところから 、とても世界が広がったように思えました。
子どもが言うことを聞かないと感じているときは、こちらの都合を無理やり押し付け、コントロールしようとしていたことにも気づきました。
目の前の1つの出来事を色々な方向から見て、ママも子ども達も楽しく幸せに過ごせる 着地点を見つけることが、「心を軽くする」大きなターニングポイントでした!
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元公立小学校教員。息子と双子の娘の3人のママ。産後の辛い育児生活の中で出会った考えをもとにセラピストを目指し、2018年に独立。カウンセリングでは心が軽くなるような悩みの解決法や、自己実現の方法を伝えている。