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2023.09.02

子どもが「やるべきことをやらない」のはなぜ? 自発的に勉強する子に変える方法は?

お子さんは夏休みどのように過ごしていましたか? 「だらけて過ごしていた」「言っても机に向かわない」という家庭もあるかもしれませんね。今回は、合同会社serendipityが全国の母親1271人に「子供の行動」について行ったアンケート調査をご紹介! 子どもが「やるべきこと」を自発的にやるようになる方法も併せてお届けします。

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「やるべきことをやらない」子どもは半数以上

アンケートの対象は、小学生から高校生のお子さん。少しずつ自立していく年齢ですが、一方でまだまだ親のサポートも必要ですよね。しかし勉強くらいは言わなくてもやってほしいところ。

「小学生から高校生の子供にあてはまるものはありますか?」と質問すると、このような結果になりました。

出典:PR TIMES

「やるべきことをやらない」の回答が半数以上。「どうしてうちの子は!」とうんざりする毎日でも、実はよそのご家庭でも同じようなものかもしれません。

また、「言うことを聞かない」「態度が悪い」など思春期特有の悩みも目立っています。

子どもと大人では”価値の序列“が違う

「やるべきことをやらない」「親の言うことを聞かない」などは、多くの家庭で直面しがちな悩みです。

そのようなとき親が感じる「どうして」という感情。「うちの子は他の子と比べてダメなんだわ」「この子には危機感がないのね」……なんて、そんなことはありません!

人間行動学の世界的権威であるジョン・F・ディマティーニ氏によると、人にはそれぞれ”価値の序列“があるそうです。”価値の序列“とはつまり、人生で大事にしたいこと。つまり自分の中でのランキングです。

このランキングのNo.1~3にランクインしているものなら、何も言われなくても積極的に実行します。しかしNo.4以下のものはあまり興味もないし行動にも移さないとか。

「言われなくてもゲームは率先して毎日やるのに!」「放っておくといつのまにかテレビを見始めている」などは、その子のNo.1~3に「ゲーム」「テレビ」がランクインしているのでしょう。

ちなみに大人の場合、”価値の序列“には以下の8つのジャンルがあるそうです。自分の中の”価値の序列“を考えてみるのもおもしろそうですね。

  • 「精神性」
  • 「経済」
  • 「仕事」
  • 「知識/学習」
  • 「娯楽」
  • 「家族」
  • 「人間関係」
  • 「美容・健康」

子どもには「仕事」「経済」などはあまり関係のないジャンルですね。その代わり「娯楽(ゲームやテレビなど)」「人間関係(友達と遊ぶなど)」が重視されがちです。「言われても勉強や宿題をやらない」という子は、おそらく「知識/学習」のジャンルがランキングの下の方にあるのでしょう。

これを逆に考えると、「知識/学習」をランキング上位に持ってくれば自発的な学習が期待できるということ!

そのためにヒントになるのが、こちらのワークシートです。

出典:PR TIMES

子どもに13の質問をして、それぞれの答えを3つずつ出してもらいましょう。そして、答えに対して「それは何のためなのか」も聞いてください。子どもの心の内側を知ると、次第に”価値の序列“が明確になっていくでしょう。

子どもの”価値の序列“がわかったら、以下のステップに入ります。

  • 「やるべきこと」をすると、子どもにとっての最高価値にどのようなメリットがあるのか
  • 「やるべきこと」をしないと、子どもにとっての最高価値にどのようなデメリットがあるのか(※基本的にはメリットの反対を意味します)

上記2つの項目について、それぞれ20個以上書いてください。

たとえばこのような感じです。

親子でこのワークをすると、

  • 親:子どもにとって、何がどうモチベーションに影響するのかを理解できる
  • 子ども:「やるべきこと」を自発的にやる確率が上がる

というように、お互いにとって良い方向にすすむことが期待できるそうです。これを活用すれば、親が「勉強したの?」と口にしなくても、自発的に机に向かってくれそう!

勉強を二の次三の次にしていたり、やるべきことを後回しにして遊んでいたりなど、親は「どうして?」と頭を抱えることもあるでしょう。

そんなときは、お子さんの”価値の序列“を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。優先順位が上の内容と「勉強」を紐づければ、自発的に机に向かってくれるかもしれませんよ。

<参考資料>
PR TIMES(合同会社serendipity)

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