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2023.08.18

うちの子、ゲーム障害? ネット・ゲーム依存になりやすい「子どもの特性」「親の子育てスタイル」とは

まだまだ先の長い夏休み。お子さんは毎日どのように過ごしていますか? 「うちの子ゲームばかり」というご家庭は珍しくないでしょう。日常生活に支障が出るほどゲームにのめり込んでいるなら、それは単なるゲーム好きではなくて「ゲーム障害」という疾病かもしれませんよ。

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WHOが国際疾病に認定した「ゲーム障害」とは

「ゲーム障害」という疾病をご存知ですか?

多くのご家庭では、毎日のように「またゲームして!」「いつまでゲームしてるの!」などの言葉が飛び交っているかもしれませんが、どうにかお子さんが自分自身をコントロールできているならとりあえずは問題ないでしょう。

ゲーム障害とは、ゲーム依存ともいわれます。

  1. (ネット)・ゲームに関する行動(頻度、開始・終了時間、内容など)がコントロールできない
  2. (ネット)・ゲーム優先の生活となり、それ以外の楽しみや日常行う責任のあることに使う時間が減る
  3. (ネット)・ゲームにより個人、家族、社会、教育、職業やそのほかの重要な機能分野において著しい問題を引き起こしているにもかかわらずゲームがやめられない 

などの症状が12ヶ月以上続いているなら、ゲーム障害と認定されるそう。ゲーム障害は、2019年に世界保健機構(WHO)が国際疾病に認定したほど、メジャーな疾病です。

しかし、ある日突然発症するわけではありません。

ゲーム障害の初期症状は、「嫌なことを忘れるためにゲームをする」「ゲームをするために睡眠や食事、お風呂に入る時間を削る」「ゲームを取られるとイライラしたり暴言を吐く」などといわれています。

ゲーム障害まで重症化させないためには、初期段階でしっかり気づいて対策していくことが大事だそうです。

ゲーム障害になりやすい子どもの特性

子どもによっては、もともとゲーム障害になりやすい特性を備えていることも。

「性格・精神面」「環境面」「ASD/ADHD」の3パターンについて、ゲーム障害になりやすい子どもの特性を見ていきましょう。

性格・精神面

  • 実年齢より幼い
  • 気分の浮き沈みが激しい
  • アイデンティティの拡散(自分が分からない)
  • 自己評価が低い
  • 優柔不断
  • 自制心がない
  • 欲求不満
  • 耐久性が低い
  • 好奇心が旺盛
  • 社交性が欠如している
  • 極度の人見知り

環境面

  • 家族間での争いが多い
  • 親子間で話す機会が少ない
  • 愛情表現されてない
  • 学校での成績が低迷している
  • モチベーションが低い

ASD/ADHD

神経伝達物質(ドーパミン)の出方が不安定で、授業や宿題をするときは集中できないのに、ゲームや遊びのときはドーパミンが出すぎて集中しすぎてしまい、途中でやめることが難しくなることも。

ゲーム障害を引き起こす保護者の関わり方

普段、お子さんとどのように向き合っていますか? 保護者の子どもに対する対応も、子どものゲーム障害に影響するそうです。

臨床心理士の道地真喜さんによると、保護者の育児スタイルは4種類に分類できます。

  1. 民主的スタイル:子どもの気持ちを考慮して、善悪もしっかり教える
  2. 独裁的スタイル:教育に必要なものは与えるが、子どもの気持ちはスルー
  3. 消極的スタイル:しつけを避けて、欲しいものは何でも与える
  4. 無関心スタイル:いわば精神的ネグレクト

その中でゲーム障害発症のリスクがもっとも高いのは「消極的スタイル」の育児。一方、もっとも望ましいのは「民主的スタイル」だそうです。

出典:PR TIMES

たとえば「ゲームは1日1時間」と設定したら、それを徹底させましょう。でも、万が一ルールを破ったときはどうするのか? それを親子で話し合って決めておくだけでも、お子さんの自己コントロールにつながると道地さんは言います。

悩んだらカウンセラーに相談を

ゲーム障害は、WHOに認定されるほど世界各国でメジャーな疾病です。

子どもの特性や親の子育てスタイルによってはネット・ゲーム依存になりやすいので、「うちの子、ゲーム障害?」と感じることがあったら初期段階で対処することが大切。必要に応じてカウンセラーの先生とも連携しながら、ネット・ゲームと程よい距離感で付き合えたら良いですね。

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<参考資料>
PR TIMES(すららネット)

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