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2022.12.17

「これまで下ネタだったけど……」生理の授業で男子高校生の気持ちに大きな変化

2022年11月21日(月)、東京都千代田区の正則学園高等学校にて「生理」をテーマにした特別授業が行われました。普段の生活では、生理がなかなか身近なものとして感じられにくい男子校。いったいどのような生理の授業がおこなわれたのでしょうか? その様子をレポートします。

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「生理」の授業の中で行われたこと

本授業を主催したのは、人気ファッション雑誌を多数発行する株式会社宝島社。同社が現在行っているフェムテック・フェムケア啓発プロジェクト「もっと話そう!Hello Femtech(ハローフェムテック)」の一環として行われました。

登壇者は、sowaka women’s health clinic院長・産婦人科医の竹元葉先生と、宝島社の女性ファッション誌『SPRiNG(スプリング)』編集長の丸山摩紗氏。

左=『SPRiNG』編集長 丸山氏、右=竹元先生(PR TIMES)

授業では、正則学園高等学校の2年生157名に向けて、生理の仕組みやPMS(月経前症候群)などの解説のほか、生理用品の現物を配り、実際に生徒に手に取ってもらう時間が設けられました。

実際に生理用品を手にする男子生徒(PR TIMES)

授業の後半には、生徒に事前に実施した生理や避妊、性感染症にまつわるQ&Aシートの答え合わせを実施。授業とQ&Aの解説を受け、生理のことはもちろん、低用量ピルの目的や効果などの知識にも触れることができ、生徒はその仕組みに驚きを感じているようでした。

「生理の話は下ネタ」から脱却していく生徒たち

授業を一通り終えた後、生徒からの質疑応答の時間が設けられました。

そこでは「生理という言葉を初めて聞いたのは小学校低学年の頃で、上級生から噂として流れてきた。それ以降、下ネタの雰囲気が抜けきらず、今に至っていたので今日はいい機会になった。このような機会は小、中学生の頃にはなかった。性教育は小学生からやるべきだと思うが、竹元先生はどのような考えをもっていますか?」と、かなり鋭い意見が飛び出しました。

生徒からは、性教育について鋭い意見が(PR TIMES)

これに対し、竹元先生は「すばらしい意見ですね。性教育は学校で教えるべきものですが、本来は家庭でも教えなくてはいけないもの。義務教育内にある性教育の内容は不十分かつ遅れているのが実態。これをどう解決していくか、家庭内でどう話していくかが今後の課題のひとつです」と返答。

本授業を担当した教諭からも「男子校は教師も男性であることが多く、生理に対しての知識が古いままで、アップデートしなくてはと感じている」という声が挙がりました。

また、同じ教諭からは同校が外面・内面共に真摯な「リトルジェントルマン」の育成を目指しているということに絡めて、「間違った知識によって将来のパートナーを傷つけることのないジェントルマンになってほしい。今日がその出発地点となれば」ということも語られました。

「痛みが分からないなら、気持ちを分かってあげたい」

授業後、参加した生徒に「授業を受けてみて感じたこと、初めて知ったこと」「これからどうしていきたいか」ということについて意見を聞きました。

生徒からは「生理がどうして、どのように起こるかを知らなかった、それがわかっただけでもよかった」「生理中イライラするのは知っていたけど、生理前からイライラしているとは知らなかった」といった、生理そのものの仕組みや体の変化についてのほか、「ピルは避妊目的だけではないことに驚いた」という声も挙がりました。

真剣に授業の内容を聞く生徒たち(PR TIMES)

また、今後どう行動したいかと尋ねると、「いつか彼女ができたとき、気づいてあげられるようになりたい」「自分には起こらないことだから、相手の気持ちを考えて行動したい」と、パートナーがいる将来を想像した意見が数多く寄せられました。

なかには「女子は『今、生理中なんだ』とパートナーに伝えられていない。もっと頼っていいと思った」という意見も。こうした関係性を築けるように、男女が生理について同等の知識をもち、互いに助け合えるような社会にしたいですね。

「もっと話そう!Hello Femtech」に注目したい(PR TIMES)

生理期間の女性は、どうしても普段と同じ生活を送ることが困難になりがちです。そして、そのつらさを異性はもちろん、時には同性にも理解してもらいにくいことがあります。

そのような期間をやり過ごすためには、当事者と周りの「思いやり」が不可欠であり、彼らが今回の授業で学べたのは、まさにそういうことだったのかもしれません。

宝島社は今後もフェムテック・フェムケア啓発プロジェクト「もっと話そう!Hello Femtech」を展開し、男女に関係なくヒトが生きやすい社会を目指して様々なイベントや商品を企画し、同プロジェクトを進めていくそうです。今後の展開に注目したいですね!

<参考資料>
PR TIMES(株式会社 宝島社)

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