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2022.08.14

HSCの4つの強み。繊細で敏感な子どもの才能を伸ばす関わり方のヒントとは

お子さんが繊細で、刺激などに敏感すぎるとお悩みのお父さん・お母さん、もしかしたらお子さんはHSC(Highly Sensitive Child)かもしれません。でも、大丈夫。まわりの大人がその特性を理解して関わることで、その敏感さを素晴らしい強みに変えることができます。
今回は、HSCの強みについて、また、その特性を活かす関わり方のヒントについてお伝えします。

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HSCとは

HSC(Highly Sensitive Children)とは、日本語に訳すと「非常に敏感な子ども」という意味です。生まれつきとても敏感な感覚や感受性を持った子どもたちを指します。生まれ持った「性質」であって、治療すべき「病気」ではありません。

同じ性質を持った成人はHSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれますが、HSCはその子ども版で、おおむね15歳くらいまでがHSCと呼ばれます。5人に1人の割合で存在するとされ、小中学校ならクラスに数人はいる計算になります。

HSCの子どもは、刺激や人の気持ちに敏感で、人一倍傷つきやすいという特徴があります。他の子どもが平気なことでも、非常に怖がったり、すぐに泣いたり、かんしゃくをおこしたりしやすく、困った子、わがままな子などと誤解されてしまうこともあります。

しかし、こうしたHSCの性質は、実は大きな強みでもあるのです。

HSCの4つの強み

1.深く考える

HSCの子どもは、周囲の状況や他者の気持ちを深く考える傾向があります。ほかの子が単純に「Aだ!」と考えることでも、「Aだとは思うけど、Bという面もあるかもしれない…」などと慎重に考えているのです。

そのため、考えたことを行動に移すまでに時間がかかり、「行動が遅い」「引っ込み思案」などとマイナス評価をされがちです。しかし、それは物事を多角的にじっくり考える賢さ、思慮深さの表れなのです。

2.刺激に対して過剰に反応する

刺激への反応が強いのは、感覚・感性が鋭いことを意味します。この特性から芸術の分野で優れた力を発揮する子どももいます。また、直感力に優れ、子どもながらに物事の本質を見抜き、大人並みに鋭い着眼点で物事を見ることができる場合もあります。

3.共感力が高く、他人の感情に影響を受けやすい

HSCの子どもは、ほかの子どもが叱られているのに、まるで自分が叱られているような反応をすることがあります。これは、共感性が非常に高く、人の気持ちをわがことのように受けとめている表れです。他者の心の痛みや喜びに寄り添える力は、人として大切な能力と言えます。

4.周囲のささいなことにも気がつく

環境の変化に敏感なHSCの子どもは、他の子が見逃してしまうようなささいなことにも気づく力があります。いつもと違ってちょっと元気がない家族や友達の様子に気づき、気にして配慮しようとする優しさを見せることもあります。

HSCへの関わり方のポイントは?

HSCの子どもと接する際には、「自己肯定感を持てるよう配慮すること」を特に心がけましょう。自己肯定感はすべての人にとって大切なものですが、HSCの子どもは特に自己肯定感が低くなりがちなので、周囲の大人の配慮が重要です。

「刺激に反応しすぎる」「行動が遅い」などの表面的な部分だけを見て評価するのではなく、子どもが言葉にできない気持ちをくみ取って、わかっているよと伝えることです。

「急に大きな音がしたから、びっくりしたよね」「どうしたらいいかなって、しっかり考えていたんだね」などと、必要に応じてかわりに言語化してあげましょう。気持ちを代弁してもらえることで、お子さんは安心し、気持ちを落ち着けやすくなります。

また、上でご紹介したHSCの強みを頭に入れておき、お子さんの良さを積極的に見つけてほめましょう。「じっくりよく考えたね」「泣いているお友達に優しくしていたね」「よく気づいてくれたね、ありがとう」と、温かいことばをかけるよう心がけます。

その積み重ねがお子さんの自己肯定感を高め、HSCの性質の良い面を伸ばしていくことでしょう。

自分の特性とうまく付き合える子に

くり返しになりますが、HSCは生まれ持った性質であって病気ではありません。もちろん、親の育て方のせいで現れるものでもありません。

わが子がHSCかもと思ったら、大切なのはその診断を白黒つけることよりも、特性を理解して長所を伸ばし、才能に変えるような働きかけをすることです。そうすることで、お子さん自身が、成長するにつれて自分の特性を理解し、うまくセルフコントロールしながら、自己肯定感を持って周囲と関われるようになることでしょう。

接し方に迷ったら、専門家に相談しよう!

HSCの特性を理解したつもりでも、ときには、敏感すぎるわが子の反応にとまどってしまうこともあるかもしれません。そんなときは、抱え込まずに専門家に相談してみましょう。

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お子さんへの接し方に迷ったとき、お父さん・お母さんがつらくなったときは、ぜひ気軽に相談してみてください。お子さんを温かく導くために、まずは保護者が心にゆとりを持てるとよいですね。

<参考資料>
一般財団法人日本キッズコーチング協会「HSPの強みを活かす。才能を伸ばす最適な関わり方とは」(PR TIMES)

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