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2021.01.04

英検とTOEICの違いとは?受けるならどちらか子どものタイプ別に解説

進学や就職に使える資格を子どもに取得させたいと考えたとき、真っ先に思い浮かぶのが語学系の資格、特に英語に関する資格ではないでしょうか。日本で有名な英語の資格といえば、英検とTOEICですよね。では、どちらを受けたらいいのでしょう。英検とTOEICの違いや特徴をふまえ、子どもにどちらが向いているのかを解説します。

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英検とTOEICの違いとは

まずは、日本でメジャーな2つの英語の資格の違いを見ていきましょう。

英検は2次試験まであり有効期限はなし

英検とは、「日本英語検定協会」が行う「実用英語技能検定」のことです。1963年に始まりました。5級~1級(間に、準2級、準1級も)まで全7レベルの級があります。試験を受けて合格すれば、その級を取得できます。

一度合格すれば、その級の保持者となり、有効期限はありません。一般的に、英検2級以上は履歴書に書ける資格とされており、進学だけでなく就職にまで使えます。

TOEICは2年の有効期限あり

TOEICとは、「Test of English for International Communication(国際コミュニケーション英語能力テスト)」の略で「ETS(=Educational Testing Service )」というアメリカの団体が運営、実施しています。

英検のような合否判定ではなくスコア(点数)で成績を表します。ただし、スコアには有効期限があり、2年で失効します。

英検とTOEICの試験内容、勉強法、費用は?

同じ英語の資格試験といっても、英検とTOEICでは、試験内容やそれに対する勉強法が異なります。さらに、年間の試験実施回数や受験費用も異なります。詳しく見ていきましょう。

英検の試験内容、勉強法、費用とは

英検の試験は年に3回行われています。3級以上の試験には、2次試験があり、1次試験に合格した人のみ進むことができます。

1次試験は、筆記試験(文法、語彙、読解力、リスニング)です。級によって多少の変動はありますが、合格ラインは6~7割程度とされています。試験内容は、高校、大学の入学試験と似ているといわれており、級が進むにつれ、要求される語彙力は膨大になります。

1次試験に合格すると2次試験となるマンツーマンの面接試験を行います。印刷された英文のリーディング、イラストを見ての質疑応答などで、合格ラインは6.5割程度です。

また、受験料は級によって異なります。

受験料

    1級 :10,300円
    準1級: 8,400円
    2級 : 7,400円
    準2級: 6,900円
    3級 : 5,900円
    4級 : 3,600円
    5級 : 3,000円

日本英語検定協会ホームページ

TOEICの試験内容、勉強法、費用とは

TOEICの試験は、1年に10回ほど開催されています。試験内容は、リスニング100問(45分)とリーディング100問(75分)の計200問が出題され、990点満点になります。

TOEICは、コミュニケーション能力を重視しているので、リスニングに重きが置かれ、リスニングとリーディングが同じ100問です。

TOEICの問題はオフィスシーンの日常会話が多い傾向にあります。これは、受験するのはビジネスパーソンが多いからですが、学生でも過去問を徹底的にやりこむことで、ある程度の点数を取れるようになっています。

受験料

6490円(税込)

※2020年4月実施回より値上げ

TOEICホームページ。詳しい試験日程などはこちらへ

英検とTOEIC、向いている子どものタイプは?

英検とTOEIC、どちらを受けようか迷っている場合、それぞれのテストの特徴をしっかり理解することはとても大切です。それと同時に、受験しようとするお子さんのタイプや目的に合ったテストを受けるのがベストです。

中・高受験に役立てたいなら英検

2015年の小学生の英検受験者数が24%アップするなど、小学生の英検受験者は増加しています。その理由のひとつとして考えられるのが英検が受験に有利に働くからです。一部の私立中学では、学校指定の級を取得していることで内申点に加点されたり、受験科目から英語が免除されたりします。

例えば、東京都の江戸川女子中学校では、英検4級以上の各級に応じて加点されます。また、聖徳学園中学校では、AO入試において、英検4級以上で英語の試験が免除されます。

また、英検は高校受験の際にも役立ち、受験校によって評価(加点)が上がることがあります。東京都の桜美林高校では一般入試の際、英検準2級を取得していることで加点をされます。

いずれの場合も、受験校による違いがありますから、個別の学校の入試要項をチェックしましょう。

また、英検の勉強と受験勉強は、重なっている部分があり、英検の合否が英語学習の進み具合の目安になります。受験、進学のために英語の資格取得を考えるのなら、文部科学省推奨の英検がおすすめです。

TOEICをおすすめするのは、このタイプ!

TOEICは、年に10回ある試験を毎回受けることができます。初心者のうちはなかなかスコアが伸びなくても、試験勉強を続けるうちに満点近いスコアが取れるようになっていく可能性があります。

そして、そのスコアは留学やグローバルな活躍につながります。

TOEICは海外、もしくは海外に向けた仕事で役立つような問題傾向があり、グローバルな企業ではある程度のスコアが必須です。留学したい、グローバルに活躍したいなどの夢がある人は、TOEIC受験をおすすめします。

ちなみに企業によって求める英語力のレベルは異なるため、「この点数なら履歴書に書くと有利!」というスコアを一概にいうことはできません。ただし、ここ数年の平均スコアは580点強ですから、それ以上は必要だと考えられます。

英検・TOEIC以外の英語の資格試験は?

日本における英語の資格試験は、英検とTOEICが圧倒的シェアを誇っていますが、他にも、日本で受けることができる英語の資格試験として、TOEFL、IELTS、国連英検などがあります。

TOEFLとは?

TOEFLとは、「Test of English as a Foreign Language(外国語としての英語テスト)」のことで、アメリカの「ETS(Education Testing Service)」が運営・実施しています。

名前の通り非英語圏の出身者を対象にしており、英語圏の高等教育機関が入学希望者の外国語としての英語力を判定する際に使われます。端的にいうと、海外留学のための試験で大学出願に必要な英語資格です。

試験は約4時間という長丁場。リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4部から構成されていて、アカデミックな専門用語が多く出題されます。

また、成績は合否ではなく120点満点のスコアで判定されます。ちなみに、2018年の全世界の平均スコアは82.6点、日本人の平均は71点でした。

さらに、スコアによって留学できる国は変わります。少なくとも61点以上は必要とされていますが、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドの大学を希望するなら80点以上は必要です。

IELTSとは?

IELTSとは、「International English Language Testing System」のことで、英語熟練度を測る英語検定のひとつです。ケンブリッジ英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Eucationなどによって運営されており、TOEFL同様、留学を目指すための英語試験です。

試験内容は筆記式のペーパーテスト(2時間半)で、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4部から構成されています。成績はスコアで出され、0.5点刻みの9点が満点になります。

留学に必要な最低スコア(大学で6.5点、大学院で6.5~7.0点)を取れば、イギリス、オーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、南アフリカ共和国、アメリカなどの教育機関で受け入れられます。

国連英検とは?

国連英検(国際連合公用語英語検定試験)とは、公益財団法人日本国際連合協会が主催する国際協力、国際理解をコンセプトにしており、真に役立つグローバル・コミュニケーション能力を育成を目指す試験です。

受験級は特A級からE級までの全部で6つの級があり、C級は高校修了、D級は高校1,2年生、E級は中学修了程度が各級のレベルの目安になります。

試験内容はコミュニケーション能力が重視されている点が特徴で、B級~E級で出題される問題の40%はリスニングで占められています。C級〜E級ではリスニングとリーディングのみですが、B級以上は作文試験、A級以上は面接試験が課されています。

将来、グローバルに活躍する企業人、国際公務員、外交官を目指すのであれば、国連英検も視野に入れておくといいでしょう。

英検とTOEICを中心に英語の資格試験について紹介してきましたが、子どもに何を受けさせようかイメージはできましたか?

英検もTOEICも長年にわたって培ってきたノウハウがあり、とてもよくできています。

「英検の語彙なんて、日常生活で使うことがない」などとまことしやかに語られますが、旅行先でショッピングを楽しむときには使わない単語かもしれませんが、”TIME”や英字新聞では、どんどん使われています。資格取得、スコアアップを英語学習のモチベーションにしてみてはいかがですか。

<参考資料>
小学生の英検受験者数の増加
公益財団法人 日本英語検定協会 

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