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2019.04.19

学童保育をやめるタイミングは? 退所後の遊びかたと留守番方法

学童保育は6年生まで対象ではありますが、実際に1年生〜6年生まで通して利用するケースは稀です。そこで気になるのが”学童保育のやめどき”。また、やめた場合子どもがどう過ごすのか、安全対策についても考えたいところです。今回は、元職員である筆者が学童保育をやめるタイミング、やめたあとの過ごしかたと注意点について解説します。

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学童保育は何年生でやめるのがベスト?

学童保育は子どもが放課後にも安心して生活できる環境を提供する施設です。6年生まで対象なので、稀ではありますが1年生〜6年生まで利用するケースはあります。そのため、基本的にはいつ入所して、いつ退所するのかは保護者や子ども次第です。

ただ、厚生労働省の発表する”放課後児童クラブ関連資料(2018年度版)”によると、放課後に学童保育を利用する子どもの割合は1年生が25.7%と最大で、2年生が19.2%、3年生が14.0%、4年生になると4.4%と学年が上がるごとに割合は減少。つまり、3年生から4年生に上がるタイミングで学童保育を退所する子どもが増えるということになります。

同じ施設に通っている友達がいなくなるのは子どもにとって寂しいことですが、同時に自身もやめるタイミングといえるかもしれません。

また、上の兄弟がいるのであれば学童保育から留守番に切り替えるのもひとつの手です。しっかりしている子どもであれば小学生同士でも留守番をさせる家庭は少なくありません。

子どもだけで留守番をするときの注意点

留守番するとなれば、これまで学童保育の職員(大人)が周りにいた環境から、保護者が帰ってくるまで子どもだけで自宅にいるという環境になり、心配事は尽きません。

だからといって“あれもダメ、これもダメ”とルールを厳しくしすぎて子どもがのびのび生活できないのも困りものです。また、いきなり沢山のことを覚えるのは難しいので、子どもが自宅でお留守番をするにあたっては3つだけルールを決めることをおすすめします。

<お留守番時の3つのルール>

1.訪問者が誰であっても出なくていいことにする
2.友達と遊ぶときは場所と帰宅時間を教える
3.外にいく前に宿題や手伝いを済ませておく

上記はあくまでこのルールは例なので、子どもの発達具合や家庭環境に合わせて少しずつルールを決めましょう。また、最初に決めたルールをずっと使用するのではなく、定期的に見直すことでその子に合った環境を整えることにもつながります。

さらに考えなければならないのは緊急時のルールです。突然の地震や洪水などいつ災害に巻き込まれても不思議ではない時代です。連絡先や避難場所を決め、余裕があれば緊急時のシミュレーションまでしておくのがいいでしょう。

子どもの外遊びのトラブルはどう対処する?

留守番中のトラブルは家庭内のことなので大きな問題に発展することは少ないと思いますが、友達と外で遊ぶときには注意が必要です。例えば、友達に怪我をさせてしまったり、友達宅のものを壊してしまったりなど大きな問題に発展することがあります。

子どもの外遊びでトラブルが起こったときの対処として、状況を把握することが第一です。これはわが子だけでなく友達にも事情を聞くのがポイントで、双方の意見を聞くことにより見えづらかった原因や解決策が見えやすくなります。

その後、できるだけ早い段階で相手の保護者とも連絡を取るようにします。子どもによっては上手に状況を説明できず、相手の保護者が勘違いをしてしまう可能性があるからです。

もし、わが子に原因があるのであれば、まずはきちんと謝罪をして問題になるのを回避しましょう。

ただし、子ども同士のトラブルに保護者が介入しすぎるのも問題です。保護者にとってまだ未熟に見えても、子どもたちは驚くほど物事を考えています。安易に保護者が介入すると子どもの成長を妨げることもあるので、場合によっては見守ることも必要です。

習い事に切り替えるのもひとつの選択肢

今回は学童保育をやめるタイミング、留守番や外で遊ぶときの注意点について書きましたが、留守番や外での遊びだけが過ごし方ではありません。例えば、学童保育をやめるタイミングで習い事に切り替えるのもひとつの選択肢です。

例えば、スイミングやピアノ、英会話や習字、学習塾など周りにはさまざまな習い事があります。習い事によっては自宅から送迎サービスを提供しているところもあり、スキルアップ目的だけでなく安全な生活環境の確保にもおすすめです。

学童保育をやめる場合は、同時にこれから子どもが放課後をどう過ごすのかも考えていただければと思います。

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堀本一徳

ライター、デザイナー、カメラマン。大学在学中に小中高の教員免許を取得。児童相談所、学童保育所での指導経験をもとに教育に関する情報を発信している。普段はライターのかたわら、ウェブデザイナーやカメラマンとしても活動。TRUNK.(http://studio-trunk.jp/)

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