【2024年】高校受験の動向|親子が志望校選びで「大学の進学実績」より重視するポイント
高校受験をする子は、志望校をどのようにして選んでいるのでしょうか。株式会社栄光が、この春、国立・公立・私立高校を受験した受験生と保護者に対して実施した「受験生アンケート」の結果を紹介します。
株式会社栄光は、栄光の教室に在籍していて、国立・公立・私立高校の2024年度入試を受験した受験生189人と保護者122人に対し、「受験生アンケート」を実施しました。
志望校・受験校が決まれば、勉強のモチベーションも上がります。しかしどの学校も特色があるので、何を重視すべきなのか迷ううちに、4か月5か月……と時間が過ぎていくこともあるかもしれません。
親子ともに「学校の教育方針・校風」を最も重視する
受験を終えた先輩たちが志望校選びで重視したポイントとは、いったい何だったのでしょうか。 「志望校・受験校を選ぶ上で、学習面について重視した点を教えてください」(複数解答方式・最大3つまで)と質問すると、このような結果になりました。
「学校の教育方針・校風」が受験生・保護者ともにトップ。その次に「自分の成績・学力に相応」が続きます。
学校は学びを得る場所なので、教育方針は確かに重要です。文化祭などに顔を出すと、校風を肌で感じられるので志望校決定のきっかけになることも多いでしょう。
将来のことを考えると「大学への進学実績」もチェックしたいところですが、保護者の熱意に対して受験生はそこまで重視してはいないようです。
「在校生の雰囲気」も大事!受験生は「制服」への憧れも……
続いて、「志望校・受験校を選ぶ上で、学習面以外について重視した点を教えてください」(複数解答方式・最大3つまで)という質問について。結果はこのようになりました。
受験生で回答が一番多かったのは「在校生の雰囲気」でした。保護者の回答も最多です。楽しく生き生き過ごしている生徒たちの姿は、やはり受験生の心をつかむようです。
全体的に見ると、受験生と保護者では重視するポイントが異なる様子。たとえば「文化祭などの学校行事が盛ん」という項目は、受験生の回答数は保護者の2倍以上。高校生活を楽しく過ごしたいという受験生の気持ちがうかがえます。
また、「制服」の受験生の回答数は、保護者の3倍。毎日着るものなのでデザインにもこだわりたいのでしょう。
一方、保護者の回答数が極端に高かったのは「通学が便利」。「遠くても本当に行きたい学校なら問題ない」という受験生の思考と、「毎日通うからこそ場所も重視したい」という親心がうかがえます。
志望校を決定した時期は「中3の夏休み以降」
さまざまな観点から、考えに考えた志望校。
では、受験生たちが志望校を決定した時期はいつだったのでしょうか?
「中3の夏休み以降」が半数以上でした。中3の夏休みといえば、受験勉強に本腰を入れ始める時期です。“以降”ということから考えても、かなり熟考してから答えを出した方が多いようです。
しかし、「中3の夏休みに入る前」「中2」の回答率も少なくありません。決めるのが早いほど勉強に力が入りそう。
学校・受験情報の入手先は?
では、学校・受験情報はどのような方法で収集していたのでしょうか。アンケート結果はこのようになりました。
「塾の先生」が最多ですが、ほぼ同じくらいの割合で「学校ホームページ」「学校のイベント」が続きます。志望校を「中3の夏休み以降」に決める方が多いことも踏まえると、夏期講習後の学力を元に、塾の先生がおすすめの高校を紹介してくれた……という感じでしょうか。
しかし、受験生が全員塾に通っているわけではないはず。学校のホームページを閲覧したり学校のイベントに足を運んだり、受験生や保護者が積極的に情報収集して志望校を決めるケースも多そうです。
志望校選びは、人生を左右する大きな選択。家族一丸となり、第一志望の高校への入学を目指したいですね。
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