30歳での目標年収は中学生805万円・高校生757万円。「将来なりたい職業」は中学生と高校生で大きな違い
お金はすべての基本です。昨今の物価高に対応しなければならなかったり、いずれマイホームを建てたかったりなど色々あると思いますが、ある程度お金に余裕がないと本来の“やりたいこと”は永遠にできないでしょう。まだまだ勉学が中心の中高生ですが、社会生活はすぐそこ。彼らがイメージする、将来的な目標年収や夢とは?
30歳時点での目標年収は、中学生805万円・高校生757万円
ソニー生命株式会社は、1000名(中学生200名、高校生800名)の中高生に対して「中高生が思い描く将来についての意識調査」を実施しました。
まずは目標年収について。「30歳時点での目標年収/45歳時点での目標年収」を聞いたところ、このような結果になりました。
- 30歳時点では、中学生805万円・高校生757万円(平均)
- 45歳時点では、中学生1199万円・高校生993万円(平均)
を目標にしているようです。
2021年度の同調査内容においては、
- 30歳時点では、中学生905万円・高校生685万円(平均)
- 45歳時点では、中学生1175万円・高校生953万円(平均)
という結果だったので、基本的には増加傾向にあるものの、中学生が目指す30歳時点の年収のみ100万円の減少となりました。
高校生だとアルバイトをしている方も少なくないでしょう。働いた経験がある方は、1時間働いて、あるいは1日働いてどのくらいの稼ぎになるのかを身をもって知っているため、年収も地に足のついた計算ができそうです。
それに対して中学生は、まだまだお小遣いが頼り。どれだけ働けばどれほどの収入になるのか、よく分からない方がほとんどではないでしょうか。そう考えると、年度によって目標年収が100万単位で変動するのもなんとなく頷ける気がします。
将来なりたい職業は、中学生は今どき・高校生は堅実的
続いて、将来の夢についても質問しました。
まずは中学生編。中学生が「将来なりたい職業」はこのようになりました。
YouTuberやボカロPなど、年配の方には「??」な職業が並んでいます。まさに今どきですね! 中学生は「好きなことを仕事にする」を目指す方が多いようなので、この結果には納得です。
続いて高校生編。高校生が「将来なりたい職業」はこのようになりました。
急に現実的になっていて驚きます! YouTuberもランクインしていますが、順位はわりと下のほう。
男子高校生人気No.1は「公務員」。進路に直接関わる時期だからか、定番ともいえる堅実な職業がランキング上位を独占しています。「公務員」は女子高校生でもNo.2を獲得しているものの、中学生編ではまったくランクインしていなかったのが興味深いです。
ちなみに、高校生は「安定した毎日を送る」ことを希望する方が多いようです。
しかし「好きなことを仕事にする」の回答率とは非常に僅差。好きなことを仕事にしながら安定した毎日を送れたら、それが一番ですね!
中学生の「30歳時点の目標年収」は平均805万円でした。2021年度の同じ調査から100万円減ったものの、一方で高校生の目標年収は72万円増加しています。
2023年度の日本企業の賃金上昇率は3.91%。もしかしたら、今の中高生が30歳や45歳になる頃には目標年収以上の金額を手にしているかも? 好きなことを仕事にしながら、安定した生活を送れると良いですね。
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