親子円満のために親がやってる3つのこと。「旅行にいく」「物を買ってあげる」より効果的な日々の習慣とは?
親子円満の家庭は、子どもの情緒にもいい影響を及ぼします。でも「叱ってばかり」「反抗が多い!」など、うまくいかないこともあるでしょう。「ソクラテスのたまご」編集部が小中高校生の保護者65人にアンケート調査をしたところ、多くの方が親子円満のためにやっていることがありました。
反抗期や思春期など、お子さんの成長の過程で衝突することもあると思いますが、せっかくならいつまでも親子円満に暮らしたいですよね。「ソクラテスのたまご」編集部が小・中・高校生の保護者65人に対して「親子円満のためにやっていること」を聞いたところ、参考になる回答がたくさん寄せられました。今回はなかでも多くの保護者が「やっている」と答えた3つのことをご紹介します。
1.コミュニケーションを大切にする
頻繁に面と向かって会話をしたり、休日に一緒に出かけたりしてコミュニケーションを取ることです。会話をする内容は特に決まっておらず、出かける場所も決まっていません。何を話してもどこでもいいと思います。大切な事は子供とコミュニケーションを小まめに取るということです。以上のことをして親子円満に暮らせています。
(男性・40代・高校2年生)
親子円満のためにやっていることは、話を聞くこと。親や大人は子どもに対して一方的に何かを言うことが多い。例えば、「片づけろ!」とか「風呂にはいれ!」とか促したり教えたり。だから、その倍くらいは子どもの言っていることを聞くようにしている。食事を作ったり片づけたり、独りでやらせてと思う時も一緒にやったり、話しかけられたら手を止め話を聞いている。
(女性・40代・小学校3年生)
子供が話しかけてきたら忙しくても手を止めて話を聞きます。例えば「今日友達にいじめられた」と言われたら、こちらからはアドバイスせずに全部聴きます。子供の気持ちにまずは全面的に共感して、最後に「何かして欲しいことがあるか」を尋ねます。
(女性・40代・中学2年生、小学5年生、小学1年生)
「子どもが話しかけてきたら手を止めてきちんと話を聞く」という回答が目立ちました。洗い物しているとき、料理しているとき、歯磨きしているときなど、子どもはタイミングに関係なく話しかけてくることがほとんど。しかし「ながら」で返事をしないで、きちんと向かい合って話を受け止めてあげることが親子円満の秘訣なのですね。
……とはいえ、忙しいと「手を止める」なんてなかなか難しいでしょう。そのような場合は「ちょっと待ってね」とひと段落してからしっかり向き合うのも良いかもしれません。
2.スキンシップをとる
小学生には「必ずハグをする」です。朝起き抜けでハグをして「おはよう顔を洗っておいで」とお話をしてから一日開始です。上の高校生の男の子には「頭を撫でる」です。もう大きいので座っているときに通りすがりにやります。
(女性・40代・高校1年生と小学5年生)
1日に1回は抱きしめている。一人っ子のため夫婦が大事な話をしていると、どうしてもその時間1人になってしまう。疎外された感じでさみしいみたいなので、話が終わったあとは子どもの話をじっくり聞くように心掛けている。
(女性・30代・小学1年生)
毎日のハグ。これは小さい頃から毎日欠かさずしています。ケンカしても反抗的な態度をとってもしています。ですが強制はしません。私はただ両手を広げてじっとしています(笑)。来ない時もありますが、それは成長したと思って受け入れています。
(女性・40代・中学2年生)
ハグは愛情を伝える大事な手段。お互いのぬくもりも感じられるので、恥ずかしいながらもなんだかホッとできる瞬間です。しかしアンケート回答にある通り「強制しない」というのもポイントのよう。思春期や反抗期などで素直になれないお子さんには、「両手を広げて待つ」だけでもしっかり愛情をアピールできるでしょう。
素直に飛び込めないお子さんには、「頭をなでる」だけでも十分でしょう。「いつでも気にかけているよ」ということがお子さんにしっかり伝われば、大人になっても仲良し親子でいられそうです。
3.同じ時間を共有する
夕飯はそろって食べるようにしています。共通のゲームで遊び、同じ話題で話せるよう努力します。土日のどちらかは時間を作り一緒に出かけるようにしています。くだらない話でも聞き、くだらない話でも聞いてもらいます。
(女性・30代・高校2年生、中学3年生、中学2年生)
同じ趣味を持ったことで、円満になりました。中学2年生の時に、すこし反抗期があり、私が言うことに言い返したりしてきたことがありましたが、同じKポップアイドルを好きになり、その話をしたり、一緒にライブに行ったり、することで話すことが増えて円満になりました。同じ趣味を持たなくても決して、子供の趣味を否定してはいけないと思います。
(女性・40代・高校1年生)
親子円満のためにやっていることは、自分はなるべく子供と一緒の目線で遊んだりすることです。子供が喜ぶことも大切ですが、自分も一緒に笑ってやれることを一緒にやるようにしています。なるべく寝る時はぎゅーっと抱きしめます。
(男性・30代・小学3年生)
「一緒に〇〇する」と親子円満になることが多いようです。共通のゲーム、共通の話題、共通の“推し”などがあれば、親子の垣根なくフラットな関係で楽しく過ごせるでしょう。共通の何かがなくても、一緒に夕飯を食べたりお風呂に入ったりなどでも代用可能。大事なのは、お互いの顔を見ながら過ごす時間。軽い世間話から、涙を流すような深い話まで、親子の時間をずっと大事にしたいですね。
親子円満の家庭になるには、頻繁に旅行に連れて行ったり、好きなものを好きなだけ買ってあげたり……ということは必要ないようです。大事なのは、日ごろからのちょっとした心がけ。親子円満のために、できることから始めてみましょう。
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