医学部現役合格者の志望校の選び方…そもそも高3になって医学部を目指しても、まだ間に合う?
医学部合格は“狭き門”。できればスムーズに現役合格して、着々と夢への道を歩みたいですよね。じゅけラボ予備校は、医学部に現役合格した89名の男女を対象に、「志望校決定時期」や「受験勉強の開始時期」についてのアンケート調査をおこないました。医学部を目指すと決めたのが高3でも、まだ間に合うのでしょうか?
医学部受験、高3で勉強を始めても間に合う?
じゅけラボ予備校は2024年3月、第一志望大学の医学部に現役合格した19~25歳の男女89名に対して、「志望校決定時期」や「受験勉強の開始時期」についてのアンケート調査をおこないました。
まず「第一志望大学をいつ決めましたか?」という質問から。集計結果はこのようになりました。
およそ6割は高校3年になる前に第一志望の大学を決めているようですが、一方で、高3になって決めた方も約4割います。
高3のグラフで特筆すべきは、「高3の10月~12月」が極端に少ないこと。その期間の前後はかなり割合が増えているので、「高3になってすぐ」「夏休み中」「冬休み中」もしくは「駆け込みで決めた」という方が多いことがわかります。
駆け込みでも医学部現役合格の可能性があるなんて、なんだか希望が持てますね。
では、実際に医学部の受験勉強はいつから始めたのでしょうか?「大学受験勉強をいつから開始しましたか?」と質問すると、このような結果になりました。
高校2年生までに約7割の方が受験勉強をスタートしているようです。開始時期が早いほど学力の伸びが期待できますが、高3になってから本腰を入れる方も少なくないのですね。
先ほどのアンケートでは、第一志望大学を決めた時期について「高3の10月~12月」の回答はほとんどありませんでした。しかし受験勉強開始時期のアンケートでは「高3の10月~12月」に高い数値が出ています。
「高3の1月~3月」で第一志望大学を決める方が多いことを踏まえると、“受験勉強を本格的に開始したら予想以上に学力が上がったので、駆け込みで医学部受験を決めた”という方もいるのかもしれません。
医学部現役合格者が、志望校選びで重視したこと
このアンケートの回答者は、第一志望大学の医学部に現役合格した方です。では第一志望の大学(医学部)を決めるにあたり、先輩たちはどのような点を重視したのでしょうか?
「第一志望大学を決めるときに最も重視したことは何ですか?」と質問すると、このような結果になりました。
「学部・学科の特色」が群を抜いてトップでした。2位は「立地(通いやすい)」、3位には「就職実績」が続きます。
やはり自分の興味に合った学習ができるのは、受験生には大きな魅力ですよね。学校ごとに特色が異なるので、「どうしてもこの大学に入りたい!」という動機があれば受験勉強にも熱が入りそうです。
また、通いやすさも大切です。いくら魅力的な大学でも、往復何時間もかかると心身共に疲れてしまうでしょう。
医学部卒業後の進路にも、受験生は目を向けています。「医師になる」以外の選択肢もさまざまなので、先輩たちの就職実績や大学のサポートもチェックしておきたいですね。
医学部現役合格者の約3割は、高3になって大学受験勉強を開始したことが分かりました。高校3年生になって医学部を目指すのでも遅いとは断定できないようですが、まだ本気で「医学部を目指す!」と決めていなくても、できるだけ早くから勉強を始めて、ゆとりを持って志望校を比較検討できるといいかもしれませんね。
<参考資料>
・PR TIMES(じゅけラボ予備校)
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