うそでしょ!?「短期講習で都度5万」「月謝以外で年50万」…500人に聞いた「中学受験にかかった費用」
首都圏における中学受験率は18.12%と、10年連続で増加中だそう。しかし受験をするには何かとお金がかかります。特に多いのは塾代でしょう。今回は中学受験の経験者500人に「中学受験にかかった費用」を聞いた結果をご紹介します。受験費用のリアルを、お子さんの進路選択の参考にしてくださいね。
中学受験の塾代は、平均178万4,000円
株式会社モデル百貨は、子どもが中学受験を経験した中学生の保護者500名に対し、「中学受験の費用」についてのアンケート調査をおこないました。
まず、中学受験にかかった総額から。塾代や受験料など、支払った金額をトータルするとこのようになりました。
中学受験の塾代は平均178万4,000円、出願時に支払う受験料(入学検定料)の平均は5万7,317円。トータルでは184万1,317円という結果になりました。準備段階でこれだけの費用がかかっているのですね。家族一丸となってお子さんを応援している姿が目に浮かびます。
塾代についてもう少し詳しく見てみましょう。
先ほどの184万1,317円は、平均2.5年という通塾期間から算出された金額です。しかし多くのお子さんは塾に3年間通っていて、その場合の塾代は224万以上。一方、4年間以上通うお子さんもちらほら見受けられるので、家庭によっては300万、400万などもあり得るかもしれません。
通塾期間が1~2年程度のお子さんも多いですが、中学受験の専門家である後藤和浩さん(声の教育社)によるとコロナ禍の影響だそうです。コロナ禍があけた現在、長期間腰を据えて塾に通うお子さんがまた増えるかもしれませんね。そして、通塾期間が長いほど塾代の総額もかさみます。
中学受験では、想定外の費用も多い
通塾において欠かせないのが月謝ですが、月謝以外に思わぬ出費があることも。お子さんが中学受験を経験した保護者へのアンケートでは、「想定外の費用」についてさまざまな声が寄せられました。
- 短期講習が何度もあり、その都度5万円ほどかかった(40代・男性)
- 月謝以外の講習費用が、6年生で50万くらいかかった(50代・女性)
- 前受け校に支払った入学金が多額だった(40代・女性)
- 入学金約20万円を滑り止め校に先に納めないといけなかったが、第一志望校が受かっていたため、入学を辞退した(30代・女性)
特に声が多かったのは、「特別講習」「入学金」に関する支払いです。夏期講習や冬期講習などは、月謝とは別に納めます。万単位のまとまった支出は苦しいですが、それでも「この子のために」とサポートしてあげるのでしょう。
また中学への入学金も多額です。本命に納入するならともかく、滑り止めにまで納めなければならないなんて、綿密なスケジュール管理が必須ですね。
中学受験対策に、7割以上が集団塾を選んでいる
中学受験では塾選びも大切です。「通った塾のタイプ」についてアンケート調査すると、7割以上が集団塾で学んだことがわかりました。
一般的に、費用は集団塾よりも個別塾のほうが高めですが、塾代の総額は個別塾のほうが低いようです。
集団塾では、ライバルたちと切磋琢磨し合えます。一方、個別塾では個別カリキュラムでの苦手撲滅が期待できます。それぞれメリットが異なるので、体験入塾などを活用しながら、お子さんに合った塾を選べると良いですね。
塾代や受験料など、中学受験のために支払った金額をトータルすると、平均で184万1,317円かかることが分かりました。想定外の費用がかかることもあるので、無理なく通えるかどうかをしっかり判断した上で、受験をするかどうかを検討したいですね。
<参考資料>PR TIMES(株式会社モデル百貨)
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