自分が親になってつくづく思う。多くの大人が「親にしてもらってよかった」3つのこと【アンケート】
お子さんが大人になったとき、「パパママが〇〇してくれたことを感謝してる」と笑顔で思い出を語ってくれたらうれしいですよね。「ソクラテスのたまご」は今回、「親にしてもらって感謝していること」をアンケート調査しました。
当たり前のことですが、子育てに正解はありません。我が子への最適解を探し、試行錯誤しながら子育てをしている方も多いでしょう。そんな風に今、あなたがしていることを、お子さんが将来「してくれてよかったな」「感謝している」と思ってくれたらうれしいですよね。
「ソクラテスのたまご」が中高大学生の保護者120人に「親にしてもらって感謝していること」をアンケート調査したところ、多くの方が「感謝している」と答えた3つの回答がありました。大人になり、子どもを育てているからこそ改めて思う、「親がやってくれてよかった」こと。その3つを紹介します。
1.やりたいことをやらせてもらえたこと
やりたいことをやらせてもらえました。習い事や興味のあることなど、私の望むことは比較的やらせてもらいました。そうすることで私の好奇心は向上し、勉強もやる気になり、自分自身の成長というものを感じることができました。
全てに感謝しています。特に、うちの両親はしたいことは自由にすればいいという教育方針だった為、のびのびと育ててもらいました。また、可能な限りお金をかけてくれたので、習い事や旅行など、やりたいことはほとんど経験させてくれました。
この歳まで育ててもらっていること自体を感謝しなくてはいけない。今までレールを引かず、好きな事をやっていいといういい意味での放置。あれをやれこれをやれと決めつけられなかったことは感謝している。決められた道ではなく、自分がやりたいことが出来たので。
子どもの幸せを願うからこそあれこれ口を出したくなってしまいますが、そこをグッとこらえて自主性に任せると、将来ありがたかったなと思われるようです。
特に大人と子どもの間の微妙な時期に、決めた道をまっすぐ進むためには、親のサポートが欠かせません。でも、レールを敷くという意味ではなく、あくまで「程よい距離感で見守る」というスタンスがベター。良い意味での放置が、子どもにとって心地良いようです。
2.いつも味方でいてくれたこと
基本的に私がすること、考え(人として間違っていることは別として)などを否定されることがなかったのは、今自分が子育てをしてみて、そうしたいと思ってもつい先回りして反対したくなってしまうことなどもある中でとてもありがたかったなと思う。
いつも私自身のことを否定せずに受け止めてくれ味方でいてくれたこと。学生の時に出産しているので、その時に育児を全面的にサポートしてくれ、最終的に私立の短大まで出させてもらったこと。子どもが大きくなってからも大学に行く子の下宿先として大学卒業まで住まわせてもらったり、引っ越しの際も手伝ってもらったこと。
束縛なく自由に育ててくれたこと。自分の気持ちを大切に愛情深く育ててもらえたこと。決めたことを否定することなく味方でいてくたこと。学生の頃の金銭的な支援も十分なくらいしてくれたこと。あとはおいしいご飯を用意してくれたことです。
子どもを一人の人間として尊重してあげると、子どもの心にずっと残るようです。「味方でいるからあとはあなたの好きにしなさい、信じてるから」というスタンスでいると、子どもは自分の人生を存分に満喫できるでしょう。
子どもには失敗したり辛い思いをしてほしくないからこそ、つい先回りしてアドバイスをしたくなりますが、結局は「やりたいようにさせる」のがいいのかもしれません。
3.教育にお金をかけてくれたこと
特別裕福な家庭ではなかったのですが、本だけは比較的買ってもらうことが出来ました。おかげで、子どもの頃から色んな本に触れることができて、ある程度の知識を身に着けることが出来たと感謝しています。教育にお金をかけてもらえたのは、いまとなっては感謝しかありません。
親が知人や親戚に語っていたこととして「子どもに残してやれるのは教育しかない」という言葉を今でもよく覚えており、とても感謝している。本が読みたい、勉強に必要な文房具が欲しい、塾に行きたいといった希望には問答なしで全て応えてくれていたし、遠方の大学まで学費や生活費も全額負担してくれた。自分が親になってみて、こういった親の無償サポートがどれほど大変なことだったのか痛感し、大きなありがたみを覚えている。
あまり裕福な家庭ではなかったにも関わらず、欲しい本は惜しまず買ってくれたり、ピアノを習っていたのもあり、定期的に有名な演奏家のコンサートに行ったり観劇に行ったりする機会を与えてもらっていた。今となっては、余裕がない中でなかなかそういう機会を自分の子供に与えることの難しさを体感している。
「本を買ってくれたことに感謝している」「学びを深める体験や文化的な体験をさせてもらってよかった」という声も多く見られました。本も塾も大学もコンサートも、家計にとっては大きな出費。それでも「子どもの将来のために」と惜しまず与えてくれた親へのありがたみを、大人になって実感している方が多いようです。
その他にも、「産んでもらったこと」「衣食住を整えてもらったこと」「愛情をくれたこと」など、心のあたかかくなる回答も多数寄せられました。自分の子どもも将来そんなふうに思ってくれたら……と想像すると、胸が熱くなります。
親から子への愛情は、いつの時代も同じ。「親にしてもらって感謝していること」を、我が子にも積極的に受け継いでいきたいですね。
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