「中1のリアルな塾費用」調査で判明……知らなきゃマズい、教育費増の“落とし穴”
子育てって、何かとお金がかかりますよね。特に塾は習い事の中でも費用が高額です。中1から塾に通っていればそれだけ学力アップが見込めますが、塾代が家計を圧迫することもあるでしょう。保護者に中1時の塾・予備校費用についてのアンケート調査を行ったところ、理想と現実のギャップが明らかになりました。
中1の塾代は「月額2万円以上3万円未満」が最多
じゅけラボ予備校は、中学1年生の子どもが塾または予備校に通っている保護者120名を対象に、中学1年生の塾・予備校の費用に関するアンケート調査をおこないました。
まず、「現在通っている塾の月額費用はいくらですか?」という質問から。
アンケート結果はこのようになりました。
「2万円以上3万円未満」が最多(36.7%)で、「1万円以上2万円未満」(30.8%)がそれに続きます。トータルすると、6割以上が「1万円以上3万円未満」の月謝を払っているようです。
塾は科目数や授業数などで月謝が上下します。週に何度も通う場合、それだけ費用も上がっていくでしょう。また、他にも習い事をしている場合、ひと月で5万以上の支出になることもありそうです。子育てはお金がかかりますね。
では保護者にとって、現在払っている塾代は「適正」な金額なのでしょうか?
「適正だと思う塾・予備校の月額費用はいくらですか?」と質問すると、「1万円以上2万円未満」の回答が最多でした。
実際に支払っている額は「2万円以上3万円未満」と答えた保護者が多かったものの、その額を適正と感じる方は20.0%と少ないようです。多少高いと感じていても、「子どものため」と塾代を払い続ける家庭が多いのですね。
中1の塾代は「年額20万円~30万円未満」が相場
塾代の月額について紹介しましたが、年額だとどれほどの支出になるのでしょうか。
「現在通っている塾の年間費用はいくらですか?」と質問すると、このような結果になりました。
「20万円以上30万円未満」が最多(22.5%)でした。続いて、「20万円未満」「30万円以上40万円未満」(17.5%)が同率2位です。
高額な回答も目立ちますが、注目すべきは「わからない」の回答。
「現在通っている塾の月額費用はいくらですか?」の質問では、6.7%の方が「わからない」と回答しました。しかし年額を質問すると、「わからない」が9.2%になっています。これは、月謝以外の支払いが原因と考えられるでしょう。
塾によってシステムは異なるものの、多くの塾では
- 入会金
- 夏期講習
- 冬期講習
- 特別講習
- 教材費
- 施設利用料
- 更新料
など細かな徴収があります。
入塾時に「夏期講習があります」「冬期講習があります」と概要を伝えられるかもしれませんが、具体的な金額までは開示されないことがほとんど。いろいろ支払っていると年額がうまく把握できず、「わからない」の回答につながるのかもしれません。
中1の塾代は、「2万円以上3万円未満」が相場のようです。しかし多くの保護者は「1万円以上2万円未満」が適正と感じているようで、理想と現実のギャップが明らかになりました。
一般的に学年が上がるごとに塾代も上がっていくため、中1で「月2万円」なら受験期はさらなる支出が必要でしょう。夏期講習や冬期講習などを合わせると、かなりの出費になりそうです。
お子さんが小学生のうちに、塾のリアルな金額を把握し、準備しておくといいかもしれませんね。
<参考資料>
・PR TIMES(じゅけラボ予備校)
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