年収1000万円以上のビジネスパーソンの7割以上が、自分の子どもに「やっている」こと
年収1000万円以上のビジネスパーソン。仕事がデキる人は、さまざまな経験を通して“キャリア教育”のノウハウが完成しているはず。株式会社ビズリーチは、キャリア教育に関するアンケートから、年収1000万円以上の方の回答を抽出・集計しました。“デキる人”が、自分の子どもに「やっている」こととは?
キャリア教育、いつからスタートして何を教える?
株式会社ビズリーチは、転職サイト「ビズリーチ」の会員男女に対して「キャリア教育」に関するアンケートを実施しました。その集計結果から、年収1000万円以上の方の回答だけを抽出(有効回答数:595)。すると、ビジネスパーソンならではのキャリア教育があきらかになりました。
まず、「子供へのキャリア教育を開始する時期」について。
年収1000万円以上のビジネスパーソンの回答はこのようになりました。
「中学生」が最多でした。中学生は進路について考え始める時期。難しい話も理解できるようになるため、確かにキャリア教育には最適な時期かもしれません。
しかし注目すべきは、「就学前」「小学校低学年(1、2、3年生)」の回答が少なくないこと。これは、「大学1、2年生」「大学3年生以降(就活の頃から)」よりも高い数値です。このことから、「キャリア教育を始めるなら、遅いよりも早いほうが良い」というビジネスパーソンの思考が読み取れそうです。
では、子供へのキャリア教育とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。
「子供へのキャリア教育には、どんなことが重要だと思いますか」と質問すると、このような結果になりました。
「仕事にはさまざまな選択肢があると教えること」が最多でした。「仕事にはさまざまな選択肢がある」というのは、つまり職業や職種について教えるということでしょうか。「こんな道もあるよ」と道を照らしてあげられるのは、人生経験が豊富な大人ならではですね。
また、「社会やビジネスの仕組みを教えること」も半数以上。学校ではなかなか教わる機会のない、実践的な内容といえそうです。お子さんが自分を取り巻く世界を知ることは、社会への興味につながるでしょう。
仕事がデキる人は、自分の物差しを子どもに押し付けない
アンケートには、ビジネスパーソンたちの“親心”がたくさん寄せられました。いくつかご紹介します。
いろんな職業に興味を持つきっかけ、機会をもっと多く与えたい。その後深掘りするツールは十分にある。(50代、管理)
子供たちが社会人になる頃には親世代とは全く違う職業や価値観があり、環境や社会情勢も変わっていると思う。そのため、感染症なども含めさまざまなことが起こっても稼いでいける原則を学んだり、生き抜くための思考力を育んだりするのが大事だと思う。(40代、経営)
うれしかったこと、つらかったことを含め、自分の経験からわかる仕事の大変さややりがいを押し付けないレベルで伝えること。(50代、化学)
「自分の物差しや今の時代の物差しを、子どもに押し付けないようにしている」という声が多くみられました。確かに、成功のためのキャリア教育を一生懸命におこなっても、お子さんが成長する頃にその教育が“時代遅れ”になっていたら本末転倒です。文部科学省が推進する「社会を生き抜く力の養成」ではないですが、根本的で根源的な、あるいは時代の変化にも対応できるような“軸”の強化が求められるでしょう。
年収1000万円以上のビジネスパーソンの7割以上は、自分の子どもに対して、仕事の選択肢を教えているようです。今までいろいろな世界を見てきたからこそ、提示できる選択肢。お子さんが何かヒントを得て、やりたいことを見つけられたら良いですね。
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