子ども同士のケンカやいじめ、順位で……中学受験でママ友トラブルを避けるための極意
正々堂々の中学受験。でも、ママ友との間で陰湿なトラブルが起こることもあるようです。お子さんが中学受験をした保護者73人にアンケート調査したところ、さまざまなトラブルが浮き彫りになりました。また自由回答では、ママ友トラブルを避けるための極意も寄せられています!
中学受験でママ友トラブルを経験した方は1割強
ひまわり教育研究センターは2023年10月、中学受験をした中高生の母親73人に対して「中学受験における子供同士、ママ友同士のトラブル」についてのアンケート調査をおこないました。
子ども同士のトラブルはよく耳にしますが、ママ友という“女の世界”にも嫉妬ややっかみが見え隠れ。
「あなたのお子さんが中学受験期、塾や学校でママ友同士のトラブルがありましたか」と質問すると、8割は「なかった」と回答していますが、1割強は「あった」と回答しています。
何がきっかけかというと、子ども同士のいさかいが親同士のいざこざまで発展するケースが多いようです。
ほかにも、「順位で」「感じが悪くなった」「インスタにあげた我が子が悪くないみたいな態度をとられた」など、あきらかな火種というよりも、相手の態度や雰囲気によって険悪になりやすいことがわかりました。
同調査では中学受験時の友達同士のトラブルについて具体的な内容も聞いていて、「ケンカ」や「いじめ」、「進学先が変わることでギクシャクした」といった回答が寄せられています。中には「盗難」「志望校をインスタであげられるなど、不愉快な思いをした」という深刻なものもありました。
ではそのトラブルは解決したかというと、「しなかった」が半数。
解決した方は、「周りに相談した」と教えてくれました。子どものことならどうにかして解決してあげたくなりますが、大人同士のいざこざは我慢する方が多いのでしょうか。
中学受験でママ友トラブルを避けるには、距離感が大切
自由回答式で「中学受験期を振り返って、どうすればママ友トラブルを避けられると思いますか?」と質問すると、保護者からはこのような声が寄せられました。
- 深入りしすぎない。
- 一定の距離を持つ。
- あまり仲良くしない。
- 無駄につるまない。
- 成績や志望校を言わない。
- 模試の判定や志望校など偏差値がらみの話をしないこと。
- プライベートなことは話さない。
- 子供のことを話さないで、上手に距離をとって生活する。
- 自分の子供の自慢話は絶対にしない。さぐりを入れるような質問には、適当に返事をする。
- 成績や志望校を伝えない。自慢しない。
“距離を取る”という旨の回答が特に目立ちました。また、子どもの情報(プライベートなこと・成績・志望校など)を話さず、もし聞かれてもはぐらかすのがベストのようです。
ママ友との距離感って独特ですよね。子ども同士が仲良しだと、気の合わない人とも関わらなくてはいけないこともあるでしょう。
しかしトラブルを避けるためには「言わず聞かざる」が基本。情報を与えると広まりかねませんし、SNSに投稿されたり、いじめの原因になったりするかもしれません。
過度にビクビクする必要はありませんが、「よそはよそ、うちはうち」と割り切って、親子で同じ目標を見ていればそれだけで十分。ママ友の探りやマウントをうまくかわしつつ、こちらも深く関わらず、当たらず障らずの適度な距離感をキープしたいものですね。
<参考資料>
・PR TIMES(イノベーションシステム株式会社)
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