あまり大きな声では言えないけど……半数の親が子どもの部活動で「一番大変」と感じていることは
文武両道という言葉がある通り、お子さんには勉強もスポーツも打ち込んでほしいですよね。子どもが部活動に熱中している姿を見ると、親も本気でサポートしてあげたくなるものです。しかし、あまり大きな声では言えないものの、部活動のサポートで「大変」と感じることもチラホラあるようです。
部活動の費用の工面が大変
株式会社明光ネットワークジャパンは、保護者1000名(お子さんが中学1年生~高校3年生/部活動所属)を対象に「部活動に所属する子どものサポート実態調査」を行いました。
まず「お子さまの部活動をサポートする中で一番大変なのは何ですか?」と質問すると、このような結果になりました。
半数の親は、「費用」面を一番大変と感じているようです。
確かに、道具一式をそろえるのも大変ですし、遠征や合宿などもある程度まとまった費用がかかります。まして昨今は物価高。「この時期にこんな支出が!」と嘆くご家庭も多いのではないでしょうか。子どものためとはいえ、費用面の問題は切実ですよね。
「お弁当の準備」「遠征などへの送迎・同行」などにも、保護者は負担を感じているようです。どちらも早起きが必須なので、あまりに頻繁だとため息が出るのも仕方ないかもしれません。
ちなみに2018年度にも同様のアンケートを実施したそうですが、今年度No.1を獲得した「部活動に関連する費用的な問題」の回答率は、なんと当時の2倍以上!
物価高の影響でしょうか、多くのご家庭で家計が火の車になっていることがうかがえます。
部活動で得た経験は、受験の助けになる!?
何かに熱中するのは素晴らしいことですが、あまりに部活動ひと筋だと「勉強は?」と心配になることもあるでしょう。
「あなたは部活動が受験に対してどのような影響を及ぼすと考えますか?」と質問したところ、保護者の回答はこのようになりました。
「良い影響を及ぼすと思う」「どちらかというと良い影響を及ぼすと思う」が、約45%。直接学力に響くわけではなくても、“あきらめない心”や“忍耐力”といった精神面が期待されているのでしょう。
部活動引退後、受験勉強への切り替えは「不安」「不安ではない」が半々
放課後も休日も、青春のほとんどを費やした部活動。しかし受験期に突入すると、誰もが引退を余儀なくされます。
熱中していたものから離れなければならないという経験は、大人でもつらいものです。引退にともなって、生活サイクルがガラリと変わることもあるため、気持ちの切り替えがうまくいくかどうか不安な保護者も多いでしょう。
「あなたはお子さまが部活動を引退した後、受験勉強に切り替えることに対して不安を感じますか?」と質問すると、このような結果になりました。
「不安を感じている」「どちらかというと不安を感じている」が36.9%、「不安を感じていない」「どちらかというと不安を感じていない」が37.1%で、ほとんど半々の割合でした。
一朝一夕で気持ちを切り替えるのは難しいかもしれませんが、生活サイクルを一から組み立て直すようなイメージで、お子さんの受験をサポートしてあげられると良いですね。
半数の親が子どもの部活動で「一番大変」と感じていることは、「部活動に関連する費用的な問題」でした。物価高で生活が圧迫されていても、子どもには好きなことを精一杯楽しんでほしいもの。節約倹約を意識しつつ、引退まで変わらずサポートしてあげられると良いですね。
<参考資料>
・PR TIMES(株式会社明光ネットワークジャパン)
子育てのお悩みを
専門家にオンライン相談できます!
「記事を読んでも悩みが解決しない」「もっと詳しく知りたい」という方は、子育ての専門家に直接相談してみませんか?『ソクたま相談室』には実績豊富な専門家が約150名在籍。きっとあなたにぴったりの専門家が見つかるはずです。
子育てに役立つ情報をプレゼント♪
ソクたま公式LINEでは、専門家監修記事など役立つ最新情報を配信しています。今なら、友だち登録した方全員に『子どもの才能を伸ばす声掛け変換表』をプレゼント中!